じじぃの「国力低下の現実・止まらぬ円安・経常収支は黒字?報道1930」

【為替介入まもなく?】歴史的円安 日銀利上げの行方は 真田幸光×木内登英×加谷珪一 2024/4/24放送<後編>

BSフジ プライムニュース
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0QgqaAe6C6U

34年ぶり円安で後進国に転落か…「円弱」ニッポン “国力低下”の現実【4月25日(木)#報道1930】|TBS NEWS DIG

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dLkTABuxJuM


   

プライムニュース

2024年4月24日 BSフジ
【キャスター】竹俣紅、反町理 【ゲスト】真田幸光(愛知淑徳大学教授)、木内登英野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト)、加谷珪一(経済評論家)

●円安で家計負担10万増 賃上げムードに冷や水 悪いインフレ不況懸念
円安の影響は、民間の試算では年間10万円超の家計負担増になるという。経済好循環の実現に向けて労働者の7割を占める中小企業の春闘が焦点となる中、さらなるコスト増は賃上げの効果を相殺してしまうのか。そして利上げの動向が注目される日銀政策の行方は?
https://www.bsfuji.tv/primenews/

2024/4/24 BSフジ 【プライムニュース】 より

安いニッポン”の活路とは・忍び寄る悪いインフレ不況

【私の提言】 「日本経済に好循環を生むために」

真田幸光 「自力再生」
 日本にいながらにして外貨を稼ぐ企業をつくりなおす。
木内登英 「成長戦略」
 企業が成長することに舵をとる。結果として設備投資を行うようになる。
加谷珪一 「企業投資」
 設備投資を行う。

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報道1930

2024年4月25日 BS-TBS
【キャスター】篠原梨菜、松原耕二 【ゲスト】早川英男(元日銀理事)、軽部謙介(ジャーナリスト・帝京大教授)、加谷珪一(経済評論家)

●止まらぬ円安 実は「円弱」 ニッポンの“国力低下”の現実

緩和頼みで改革後回し アベノミクスの果てに。
「円弱」どこまで 1ドル=155円突破、円の“実力”は過去最低水準に。
介入は?利上げは?財務省と日銀は「円弱」にどう手を打つのか?
留学生が行き先変更、“激安”のGWハワイ行き航空券。裏に「円弱」。
なぜ円はここまで弱くなったのか 買い材料無きニッポンの悲劇とは。
https://bs.tbs.co.jp/houdou1930/
   

2024/4/25 BS-TBS 【報道1930】 より

「円弱」ニッポン“国力低下”の現実とは

東日本大震災に見舞われ日本が打ちひしがれていた2011年。為替レートは1ドル=75円の史上最高値をつけた。
あれから13年後の今年、円は半分以下に下落し、今週ついに155円台後半まで円安は進んだ。となるとゴールデンウイーク、ハワイにでも行こうとすればかなり高いんだろうと思って旅行サイトを見たところ、何と羽田・ホノルル往復\102,000~という文字が踊る。通常なら25~30万円となるはずだが、円が安過ぎてハワイ旅行を諦めた人が続出。逆に値引き合戦になったという顛末だ。旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「日本はもはや後進国」だという。一体なぜ、こんなふうになってしまったのか。

●日本の経常収支 21兆3810億円の黒字?

2023年の日本の経常収支を見てみると21兆3810億円の黒字だ。

しかし、内訳を見ると原油価格の高騰などにより貿易収支は6.5兆円の赤字で、デジタル関連も5.5兆円の赤字を計上。これはグーグルやアマゾンなど海外のIT企業のデジタルサービスへの支払いが膨らんでいるためで、このところ赤字額が大きくなっている。そして、こうした赤字が円安要因になる。その一方で、株式の配当や債券の利子などの受け取りなどで12.1兆円の黒字。海外の内部留保も10.6兆円ある。これらは円高要因になるのではと思われていたが、実は、そうでもないらしい。

早川英男、「日本企業の海外現地法人で儲かった分は日本に送ってくるわけじゃなくって、向こうで貯めている。帳簿上日本の黒字になっているだけで日本にお金が返ってくるわけじゃない。実はデジタル関連のサービスの赤字に驚いている。インバウンドが再開するのでサービス収支は、かなり良くなるだろうとみんな思っていたら、実はあんまりよくならず、デジタル関連の赤字の拡大が猛烈な勢いで進んでいる。クラウドの使用料とか、AIの使用料など」

   
堤伸輔、「長いこと“円弱”政策を続けたことが日本を後進国にしてしまっていると思わなければいけない。今、日本は半導体で世界の最先端に戻っていきたい、日の丸の半導体を作りたい、でもそのためにはアメリカの大学に行って最先端の研究をしなければいけないわけですけど、その人たちが例えばカリフォルニア大学は1年間授業料だけで680万円かかります。外国人の理系の学生が、例えば修士課程に入ろうとしても行けないですよね。よほど家庭が裕福であるとかでないと。将来の研究者も育てられなくなっている。それはこの先の国力を今の“円弱”が損なっているということになります」