じじぃの「ビッグマックでわかる円の実力・日本経済は本当に縮小しているのか?ニューズウィーク日本版」

What is The Big Mac index?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=INPw1v6YOhI

ビッグマック指数”って聞いたことありますか?

保険のライフアシスト
https://www.life-assist.jp/column/5177/

羽鳥慎一モーニングショー

2021年11月25日 テレビ朝日
【レギュラー出演】斎藤ちはる羽鳥慎一、玉川徹、石山アンジュ 【ゲスト】加谷珪一(経済評論家)
円安1ドル115円台に4年8ヵ月ぶりの水準。悪い円安と原油高が生活を直撃。
ビッグマックでわかる円の実力低下、対策は。
円安が進み一時115円台まで下落した円相場。
輸入食品を扱うスーパー。オリーブオイルは輸入品のため値段が上がると懸念している。円安にくわえてガソリン価格高騰の影響も。こうしたなか岸田総理は原油価格上昇をおさえるため備蓄石油の売却を発表。
円安、原油高が家計に与える影響とは。

日本の経済力 ビッグマックでわかる円の実力

●1ドル115円 “悪い円安”輸入品値上げも
円安のメリットは輸出企業のプラス効果があること。
デメリットは輸入品が割高になること。
原油高騰、原材料高も加わり、円安のメリットよりデメリットの方が大きくなり日本経済にとって“悪い円安”となっている。
加谷珪一、「景気が良ければ賃金も上がり物価が上がっても大きな影響はない。しかし今は一方的に価格が上がり買える量が減ってしまう」。
ビッグマックでわかる円の実力 低下原因は
ビックマックの価格は米国では1個5.65ドル(約650円)で2000年から2倍以上値上がり、日本では1個390円で2000年から90円の値上がりとなっている。
ビックマックは世界100ヵ国以上で販売されておりほぼ同一品質、価格は原材料費、店舗の光熱費、店員の労働賃金など様々な要因で決定されるため“ビックマック指数”と呼ばれ、ビックマックの価格から各国の通貨の強さがわかるという。
最新のビックマック指数では米国を基準にして日本はマイナス37.21%で韓国やタイより安く、通貨が弱い。
加谷珪一、「同じ物は同じ価値があるので、その国の経済力や通貨の力がわかりやすい」
実質実効為替レートによると現在の円の強さは50年前(1970年代)と同水準。
円が弱くなった要因として考えられるのは、日本国内からの輸出が活発でなくなり円買いの需要がなくなったこと、日本の経済力低下に伴いドルからの逃避資産として円の魅力がなくなったことが考えられる。
加谷珪一、「日本の企業や経済が弱くなったので、円の実力も下がったということ」
石山アンジュ、「スタバ指数もありインドネシアや韓国、台湾も日本より高いと感じる」
玉川徹、「むかしは海外の方が安かった。日本に外国人の観光客が来るのは日本が安いからという部分も大きかったと思う。米国は価格も上がっているが賃金も上がっている」
https://www.tv-asahi.co.jp/m-show/

ニューズウィーク日本版 』2021年12・7月号

日本経済は本当に縮小しているのか 【執筆者】河東哲夫 より

この頃よく知人から、「日本は貧しくなりました」というグチを聞く。どうしてかと聞くと、アメリカやヨーロッパのホテル代は日本の3倍くらいするからだと言う。確かに近年、日本はGDPアメリカや中国にどんどん差をつけられ、今やドイツに追い抜かれそうだ。
だが、それはどうも実感に合わない。2年前アメリカに行って地下鉄の荒れ方に仰天した。「中の上」以上の人の暮らしは日本の上流並みでも、中流以下の暮らしはとても豊かとは言えない。以前は「ウサギ小屋」とさげすまれていた日本の住宅も、欧米に比べて小ぶりではあるがインテリアは欧米の平均を確実に上回っている。敢えて知人の逆をいけば、欧米の平均より快適なホテルに3分の1の値段で泊まれるのだから、日本人は豊かなのではないか?
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日本では現状で十分、成長など要らないという声もあるが、経済が成長して歳入が増えないと社会保障や医療の質が落ちるし、自衛隊の装備はそのうち韓国にも抜かれるだろう。今はバブル崩壊後のトラウマが深く残っていて消費者は財布の口を締めることばかりを気にする。企業は給料のベースアップを抑え投資も控える。すると経済は伸びないから、消費者も企業もますますケチになる。こうして自縄自縛、デフレ・サイクルにはまっているというわけだ。これでは本当に貧乏になってしまう。
ビッグマック指数」という指標がある。万国共通のビッグマックを現地の通貨建てにするといくらで買えるかを比べ、そこから実際の購買力に基づくレートを産出するものだ。アメリカでは5.65ドル、日本では390円なので、1ドルは現在の約115円あたりではなく約70円となる。115÷70=1.64となることからドル建てのGDPは公表される数字より64%も大きくなる。
無理に背伸びする必要はない。しかし老朽化していくインフラを毎年計画的に改修するとともに、増える一方の激甚災害への備えを固め再生エネルギーへの投資を増やす。企業の増収分は、ベアは無理でもボーナスで確実に一部還元することを決めておくだけでもデフレの悪循環は断てると思う。
縮む縮むと思えば、必ず縮む。世界の中でも日本は、経済成長を実現できる歴史的・社会的な要因が豊富なのだから、もっと伸びやかにやったらどうだろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日テレビを見ていたら、ニューヨークの寿司店の値段についてやっていた。
寿司チェーンの「くら寿司」は、日本では1皿110円の商品が、アメリカで展開する「くら寿司USA」は、1皿3.15ドル(約359円)と約3倍の値段だ。
アメリカで食事をすると、ほとんど日本の3倍ぐらいになるらしい。

ビッグマック指数」という指標がある。万国共通のビッグマックを現地の通貨建てにするといくらで買えるかを比べ、そこから実際の購買力に基づくレートを産出するものだ。

実はビッグマックも、日本とアメリカの為替レートで比較すると、アメリカのビッグマックの値段は1.6倍ぐらいになるのだとか。
何となく、アメリカのビッグマックは日本のビッグマックと比べボリュームがありそうなイメージがある。
いま日本は「モノが安くて過ごしやすい」状態であるらしい。