単独世帯率の推移と65歳以上の単独世帯数の推移(2020年以降は予測)
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<終活>おひとり様。65歳以上単身世帯742万!準備が必要なこと。安心の3つの契約とはなに?
2023年10月03日 ameblo.jp
2021年には、高齢者単独世帯742万とか、、
https://ameblo.jp/fp-sora/entry-12822461592.html
中公新書 死ぬということ――医学的に、実務的に、文学的に
黒木登志夫【著】
【目次】
はじめに
第1章 人はみな、老いて死んでいく
第2章 世界最長寿国、日本
第3章 ピンピンと長生きする
第4章 半数以上の人が罹るがん
第5章 突然死が恐ろしい循環器疾患
第6章 合併症が怖い糖尿病
第7章 受け入れざるを得ない認知症
第8章 老衰死、自然な死
『死ぬということ――医学的に、実務的に、文学的に』
黒木登志夫/著 中央公論新社 2024年発行
「死ぬということ」は、いくら考えても分からない。自分がいなくなるということが分からないのだ。生死という大テーマを哲学や宗教の立場から解説した本は多いが、本書は医学者が記した、初めての医学的生死論である。といっても、内容は分かりやすい。事実に基づきつつ、数多くの短歌や映画を紹介しながら、ユーモアを交えてやさしく語る。加えて、介護施設や遺品整理など、実務的な情報も豊富な、必読の書である。
3 孤独死
最初に、孤独死の定義を決めておこう。「ひとり住まいの人が、誰かに看取られることなく、疾病あるいは自然死(老衰死)による死亡」としよう。
症例9-1 孤独死
第7章で紹介した松沢病院院長の斉藤正彦は、「ピンピンコロリの後始末」で苦労した経験を発表している。亡くなったのは、84歳の男性。並外れたスポーツマンであった。大学生のときアジア大会の陸上五種競技で入賞し、ゴルフはシングルプレーヤー。定年後もゴルフ、ジョギング、水泳で身体を鍛えていたという。ひとり暮らしで一軒家に住んでいた。隣の家の主婦が風呂場の電気がつきっぱなしになっているのに気づき、民生委員に連絡した。民生委員は、新聞が10日分溜まっているを確認し、警察に連絡し、腐乱した遺体が発見された。風呂に入っているときに、何らかの理由で死亡、あるいは気を失い溺死したのであろう。まさに「ピンピンコロリ」であった。
しかし、そのあとが大変だったと斉藤は書いている。死亡届とその後の膨大な行政手続き、その説明パンフレットだけで40ページに及ぶ。遺品の整理、遺体の腐乱によってダメージを受けた家の清掃などに2ヵ月かかったという。
孤独死は後始末が大変
死ぬときはみんな孤独だ、と言われるかもしれない。しかし、「孤独死」となると、死んだあとは「孤独」どころではなく、周りの人を巻き込む大騒ぎになるのだ。まず、医師による死亡診断書がなければ、それから先は何も進まない。それ以外の場合は、「異状死」として警察の管轄となり、解剖、死後CT検査などによって死亡原因が特定される(東京23区の場合は東京都監察医務院に送られる)。そのあとに煩雑な行政手続きが待っている。
「コラム9-1」 孤独死数をめぐる混乱
孤独死を調べはじめたとき、2種類のデータ(下記①と②)しかなく、その2つの数字が大きく離れていることの混乱した。
①国による「立会者のいない死亡者数」(ICD-10の18章R98に記載されている人数、第8章)。2021年の全国死亡者数は3529人。
②東京都監察医務院のデータ。2021年度の東京23区の「孤独死」のうち、病死+自然死(老衰)は4744人。
②さらに、警察庁のデータが加わった。2024年5月、警察庁は国会質問に答える形で、65歳以上の孤独者数を発表した。2024年1~3月期を基に関心すると、1人暮らしの自宅でなくなった人は全国で年間8万7000人、うち65歳以上は6万8000人という。
この3つの数字のうち、どれが正しいのであろうか。①の「立会者のいない死亡者」は、老衰と同じ「ごみ箱いり」の分類なので、全部を反映していないことは確かだ。③の警察庁の数は、警察に異状死として届出のあった数であるので、自殺他殺も含まれているであろう(生データを入手できないので、詳細は不明)。
ひとり暮らし世帯が40%
内閣府の調査によると、65歳以上のひとり暮らしの人は、40年間増加を続け、2020年には、全世帯の37%がひとり暮らしである(図、画像参照)。
上野千鶴子の『在宅ひとり死のススメ』を読んでみたが、エビデンスなしに、主観的な印象だけで書いている「困った本」である。
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「在宅ひとり死」が内包する様々な問題を深く考えることなく、自信満々に「おひとりさま」に「在宅ひとり死」をススメるのは無責任である。社会学者であるなら、調査データに基づき、もっときちんとした本を書いてほしい。
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じじぃの日記。