じじぃの「コロナ後の世界・エネルギー価格急騰・日本の財政は大丈夫か?報道1930」

【熱論】森永卓郎「あと3000兆円は借りても大丈夫」藤巻健史ハイパーインフレは目の前」経済学者が真逆の持論を主張!日本の借金を考える|#アベプラ《アベマで放送中》

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【熱論】森永卓郎「あと3000兆円は借りても大丈夫」

報道1930

2021年10月22日 BS-TBS
【キャスター】篠原梨菜、松原耕二 【コメンテーター】堤伸輔、パトリック・ハーラン 【ゲスト】藤巻健史(経済評論家)、森永卓郎獨協大学経済学部教授)
ガソリン価格、電気料金、原油天然ガス等の値上げラッシュ。
想定される最悪の事態とは。

コロナ後の世界 エネルギー価格急騰 日本の財政は大丈夫か

●円安とインフレ 日本はどうなる?
円安がさらに進むと、輸入するエネルギー価格がさらに上昇。
そうすると、企業が圧迫されて景気悪化。
同時に物価上昇(インフレ)。
景気悪化と物価上昇が起きると、スタグフレーション
日本の信用が減ると、スタグフレーションのあとにハイパーインフレか。
森永卓郎、「新型コロナで世界中の景気が停滞した。今は一応ワクチンが行き渡ったことで景気が回復してきた。需要が供給を上回ったことによる一時的な現象。原価価格がずっと高くなり続けることはあり得ない。仮に高くなり続けたとしても円安が進んでいれば、日本は輸出も増えるし、海外に出ていった生産拠点をどんどん日本に戻す動きが進む。スタグフレーションになるのは輸出産業を持っていない国だったら可能性はあるが日本の場合は全くあり得ない、日本にとって怖いのは円高の方だ」
●日本は“借金”を返せるのか?
「国の借金」1200兆円超。
仮に国債を発行せず、毎年10兆円返済しても120年かかる。
税収など歳入約60兆円、国債など約40兆円 → 予算約100兆円。
ここから国債費として、約23.5兆円が償還と利払いに出ていく。
この状況で金利が仮に3%上昇したら、国債費が約45兆円となり、税収のほとんどを国債の支払いに充てるという計算になる。
森永卓郎、「日本国債のほとんどは日本人が買っており、国債は国民の借金ではなく国民の貸し付け。ギリシャとは違う。自国通貨建てで借りてる分にはどうにでもコントロールができる」
藤巻健史、「みんな財政が危なくなったらば、日銀が紙幣を刷って賄えばいいと、いつまでも紙幣は刷れますよ、日銀は刷れる。ただいつまでも刷れることと信用のある紙幣をいつまでも刷れることは全く別の話。バラマキは国の信用がなくなり、最悪のシナリオは日本売りの円安・株安・債券安のトリプル安だ」
パトリック・ハーラン、「バラマキをして借金できる国が財政破綻することはないという理論。米国では日本は実験をしていると思われている」
●“債務”控える世界 日本は?
債務ブレーキを導入している国。
EUでは、加盟国に債務上限を設けている。
財政赤字GDP比3%以内。
債務残高はGDP比60%以内。
ドイツは、憲法で「債務ブレーキ」を定めている。
新規借り入れ名目GDP比0.35%まで。
スイスでは、憲法で「債務ブレーキ」を定め、支出が税収など歳入を超えない範囲で予算を組む義務。
米国では、「債務上限制度」があり、債務が法定上限に達すると、議会の承認を得て上限を引き上げる。
日本は、国債の発行は国会の議決を経た金額の範囲内。
財政法第4条、国の歳出は国債や借入金以外を財源に → 赤字国債の発行には特例法の制定が必要。
森永卓郎、「米国と同じ、40年前の経済学に固執している人が世界にたくさんいる。でも時代は変わった」
●借金まみれ 日本の将来は?
財政健全化を巡る各党の選挙公約を紹介(各党政策集より)。
藤巻健史、「この前財務省の矢野財務次官が雑誌で財政このままいくと危ないと発言をされた、財務次官が雑誌でああいうコメントをするとか、前代未聞であるし職を投じている。これだけの発言はきちんと真摯に受け止めなければいけない」
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/