じじぃの「科学夜話・第1講・太陽系外惑星・地球に似た惑星が見つかった?宇宙の雑学」

【地球候補 第1位】もう1つの地球!? 最も地球に似た太陽系外惑星ティーガーデン星b」

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ゴールデンウィーク(GW)配信企画の続き。地球に組成が似ている数値である地球類似性指標 (ESI)において『第1位』の惑星。
ハビタブルゾーン内(生命居住可能区域)にある、ほぼ地球ともいえる岩石惑星。その星系と惑星をご紹介します。
果たして人類の居住可能となる惑星なのか?生命はいるのか?はたまた、生命が存在していた可能性はあるのか?基礎となる情報と特徴を簡素にまとめました。今後の予習に是非ご活用ください!
https://www.youtube.com/watch?v=8hjQn-RjITU

ティーガーデン星の2つのうち1つ「ティーガーデン星b」


ティーガーデン星は、おそらく蒸し暑い

地球からおよそ12.5光年の距離に、ティーガーデン星と呼ばれる星がある。
2019年に、このティーガーデン星に惑星が2つあることが発見された。それぞれ「ティーガーデンb」「ティーガーデンc」といい、この惑星が、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)にあると言われている。
https://blucloud.web.fc2.com/teegarden.html

『宇宙とは何か』

松原隆彦/著 SB新書 2024年発行

第1講 宇宙像の広がり

地球に似た惑星もあるのか? より

夜空を見上げると、数えきれないほどの恒星が輝いています。太陽のような星が、太陽系の外に数多くあるのです。それでは、太陽系の外に地球に似た惑星(系外惑星)は存在するのでしょうか。つまり、夜空に見える恒星も太陽と同じように惑星を持つのでしょうか。次に気になるのはそこです。

大型望遠鏡が作られるようになった20世紀から、多くの天文学者たちが、惑星を探すようになります。でも、惑星は恒星と違って光らないし、小さい。直接観測するのは相当難しいので、さまざまな手法を開発しながら探しました。

はじめて系外惑星が見つかったのは1990年代、スイスの天文学者ミシュル・マイヨール
ディディエ・ケローが、ペガサス座51番星bの発見をイギリスの「ネイチャー」で発表しました。彼らはこの功績で2019年にノーベル物理学賞を受賞しています。意外と最近のことなんです。

その後もいくつか系外惑星が見つかりましたが、研究をするのはもっと数がなければなりません。系外惑星の飛躍的に増えたのは、NASAが2009年に打ち上げたケプラー探査機によってです。

燃料がなくなってミッションが終了する2018年までの9年半で、ケプラー探査機は膨大や量の観測データを残しています。現在確認されている系外惑星は5000個以上です。ほとんどの恒星は惑星を持っているようだとということがわかってきました。
   
地球に似た惑星も見つかったんですか?
ハビタブルゾーンに存在する、地球サイズの惑星は20個ほど見つかっています。ハビタブルゾーンとは、生存可能な領域です。生命が存在するためには、液体の水が安定的にあること、温度が適度であることなどの条件を満たす必要があります。恒星に近すぎても遠すぎてもダメです。大きさも地中と大きく異なると、重力が強すぎたり弱すぎたりして活動ができません。

2018年に見つかった、ティーガーデン星の2つのうち1つ「ティーガーデン星b」は、地球にかなり似ていると評価されています。水が存在できるハビタブルゾーンにあり、地球より少しだけ重い惑星です。

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じじぃの日記。

松原隆彦著『宇宙とは何か』という本に、「地球に似た惑星もあるのか?」というのがあった。

2005年、NHKサイエンスZERO』「惑星発見 第2の地球を探せ」を観た。
恒星と惑星はハンマー投げにたとえる事ができる。(恒星=選手、惑星=ハンマー)重力による選手=恒星のふらつきを見つけることで惑星を発見する。と易しく解説していた。

それでは、ある恒星のまわりを回っている惑星が、地球に似た星であるのか、どうやって知ることができるのだろう。

2016年、太陽系から一番近い恒星ケンタウリの惑星「プロキシマb」が発見された。
地球から4.2光年の距離だ。光の速度で4.2年かかる。
実現可能な計算では、光速の10%の速度で恒星間飛行が可能らしい。光速の10%のロケットで42年かかる。
それには、地上で核融合実験が成功していること。人体が数十年単位の飛行に耐えられること。

地球からおよそ12.5光年の距離に、ティーガーデン星と呼ばれる星がある。
2019年に、このティーガーデン星に惑星が2つあることが発見された。それぞれ「ティーガーデンb」「ティーガーデンc」といい、この惑星が、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)にあると言われている。

2つの惑星は濃い大気を維持し続けると予想されており、少なくとも1つは液体の水を保持する可能性が高いとされている。

アメリカのオバマ大統領は「2030年代中頃までに火星の有人探査をおこなう」と表明した。

まあ、火星までなら有人飛行は可能だろうなあ。