じじぃの「科学夜話・超新星爆発・輪廻転生・ブラックホールってなんだ!理系の疑問」

【ゆっくりPV】輪廻転生

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OpxyGLD6etw

“輪廻転生”する宇宙塵


“輪廻転生”する宇宙塵

日経サイエンス 2001年3月号
星間を漂う宇宙塵は太陽系の起源を探る手掛かりになる。宇宙塵には“生涯”があり,それを何度も繰り返すことがわかってきた。
地球に落下した宇宙塵が生命の起源になった可能性もある。
https://www.nikkei-science.com/page/magazine/0103/stardust.html

『理系の素朴な大疑問』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

死んだ星を「超新星」と呼ぶ理由 より

超新星」というと、新しく誕生した星のようなイメージがあるが、けっしてそうではない。
これは、寿命のつきた星が、「超新星爆発」と呼ばれる大爆発を起こしたものである。

超新星爆発は、観測によると、Ⅰ型とⅡ型の2種類のタイプがある。
Ⅰ型は、最大光度(天体の明るさ)が平均して太陽の23億倍にもなり、すぐ暗くなりはじめる。
Ⅱ型は、最大光度が平均して太陽の1.2億倍で、はじめは穏やかに減光し、80日ほどで急に減光する。

一般的な超新星はⅡ型。太陽質量の8倍以上の重い星の中心部が、重力収縮に耐えきれずに収縮し、ついに超新星爆発を起こすのだ。爆発のあとには、中性子星ブラックホールが残る。

こうして爆発した超新星は、そのまま消えるわけではない。星は爆発すると、やがて泡となり、ふたたび次世代に誕生する星の材料となる。

そういう意味では、星の爆発を超新星と呼ぶのも、あながち間違いではないかもしれない。星はこうして輪廻転生(りんねてんしょう)をくり返していくわけだ。

暗くて見えなかった星が突然明るく輝いたので、むかしの人が新しい星が誕生したと勘違いして、「新」という言葉をつけて呼ぶようになっただけなのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。

私はもうすぐ77歳になる後期高齢者だ。
人はあるときに、言われた言葉や、本に書かれていたことをふと、思い出すのではないだろうか。

約15年前、頼藤和寛著『わたし、ガンです ある精神科医の耐病記』を読んだ。

「さらば友よ、むすびに代えて Adieu,l'ami 少々若死にするであろうことは、なんとか諦められる。なにしろ古往今来、洋の東西を問わず、わたしより若く死んだ人々はいくらでもいる。つい数十年前まで、今のわたしの年齢が平均寿命だった。(省略)いや、まったく半死半生の者の繰り言には際限がないのでこのあたりで筆をおくことにする。名残は惜しいが、また出会える日が未来永劫やってこないと決まったわけでもなかろう。人間にとって3分間待つのは容易である。3年、5年だと長くて待ち切れない。これが100億年ということになると逆に存外短いものなのかもしれない。少なくとも宇宙の太初から個人的に物心つくまでは一瞬だった。してみると、死んでから次になにかを体験するまでだとて一瞬だろう」

著者の頼藤和寛さんは52歳で直腸がんになり、入院、手術後翌年平成12年(2000年)に亡くなった。

「また出会える日が未来永劫やってこないと決まったわけでもなかろう」

「さらば友よ!」
(もう少し生きています (^^;;)
前にもこんなことを書いたなあ。

「一般的な超新星はⅡ型。太陽質量の8倍以上の重い星の中心部が、重力収縮に耐えきれずに収縮し、ついに超新星爆発を起こすのだ。爆発のあとには、中性子星ブラックホールが残る」

ブラックホールってよく分かりません。 (^^;;