じじぃの「電気・はじめての電池・電気モーター・日本電産!はじめて大全」

日本電産の駆動モータ、中国・吉利の高級EVに採用 世界一の準備出来てます

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8ORLYLnpg3U


京都府 日本電産(6594)創成期編【ふるさと株式投資

2021/05/18 岡三オンライン
日本電産の代表的な製品といえば、やはりパソコンのハードディスク(HDD)用の精密小型モーターです。まだパソコンが普及していない1970年年代にパソコンの将来性を感じて製造を開始し、世界シェアは8割を占めています。
世界首位はこれだけではありません。ゲーム機用のファンモーターやスマートフォンのバイブレーションに使用されている振動用モーター、ATMカードリーダー、温水洗浄便座用ファンモーター、珍しいものでは陶芸用の電動ろくろ、そしてオルゴールなど約20製品で世界シェア首位を持っているのです!
https://www.okasan-online.co.jp/tradeinfo/furusato/articles/20210512-6594-1/

『なんでも「はじめて」大全』

スチュワート・ロス/著、西田美緒子/訳 東洋経済新報社 2020年発行

第5部 科学と工学――電気 より

初期の発見

稲妻――電気の力が最も鮮やかに浮かび上がる自然現象――が電気であるとはじめて気づいたかもしれない人々については、言葉の世界がヒントを与えてくれる。中世後期のアラブ世界では、シビレエイと稲妻を表す単語が同じだったのだ。1642年に、琥珀ラテン語でelectrum)を摩擦すると静電気が起きる現象から、電気を表す語(electricとelectricity)が生まれた後、ベンジャミン・フランクリン(1706-90年、米国)が稲妻の性質に関するアラブ世界の考えが正しかったことを確認するとともに、電気にはプラスとマイナスがあることを示唆した。1780年にイタリア人のルイージ・ガルバーニが動物の体内に電気があることを発見し、もうひとりのイタリア人アレッサンドロ・ボルタは、1800年にはじめての電池を発明した。そしてその20年後、ハンス・クリスティアン・エルステッドとアンドレ=マリ・アンペールデンマーク、フランス)は電磁気を発見している。電気回路はゲオルク・オームによって電流と抵抗の関係から定義され(1827年、ドイツ)、1831年にはマイケル・ファラデーが電磁発生の原理を導きだした(英国)。

発電

フランス人のヒポライト・ピクシーは1832年にはじめての交流発電機と整流子を発明し、1844年には工業用発電機が稼働した(英国)。イタリア人のアントニオ・パチノッティ教授が環状電機子を用いて安定した発電を可能にした一方で(1860年)、ハンガリーのイェドリク・アーニョシュがダイナモの自励作用(1856年)を提唱して、実用的なダイナモへの道を開き、それをサミュエル・バーリイ(英国)、チャールズ・ホイートストン卿(英国)、ベルナー・フォン・シーメンス(ドイツ)がそれぞれ独自に考案した。
水力発電がはじめて行なわれたのは、1870年で(クラッグサイト、英国)、一般の人々に電気を供給するはじめての発電所は1882年にゴダルミング(英国)で運転を開始している。同じ年に、石炭火力発電所(英国)と蒸気タービンを用いる汽力発電所(米国)も稼働した。交流がはじめて使用されたのは、実質的には1855年(フランス)で、交流発電所は1866年に英国に建設された。シリコン太陽電池による発電は1953年には研究室ではじまり、1956年に商業化された。潮力は何世紀にもわたって水車を動かしてきたが、大規模な潮力発電所が稼働したのは1966年のことだ(ランス川河口、フランス)。イタリアは他国に先駆けて1904年に地熱発電に注目し、1911年に地熱発電所が運転を開始した。

電力

はじめての(とても単純な)静電モーターは、ババリアに住んでいたスコットランド人修道士のアンドリュー・ゴードンが製作したものだった(1745年頃)。1820年アンドレ=マリ・アンペール(フランス)によって電流と磁場との間の作用から生まれる力の法則が導かれた後、翌年にそれがマイケル・ファラデー(英国)によって実証された。ハンガリーの物理学者イェドリク・アーニョシュが1828年にはじめて電気モーターを生み出し、ウィリアム・スタージャン(英国)は1832年にはじめて機械を回転させることができるモーターを完成させた。環状電機子の発明(1860年、イタリア)によって、電気モーターは静止した位置での、また移動のための動力源として、広く採用されるようになっていく。ソレノイドは1820年代(アンドレ=マリ・アンペール、フランス)、変圧器は1836年に(アイルランド)、それぞれ登場する。マイケル・ファラデー(英国)は1833年にはじめて半導体効果を記録し、ジャガディッシュ・チャンドラ・ボース(インド)は1901年にはじめて半導体装置を作り出した。

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どうでもいい、じじぃの日記。
日本電産はモーターの総合メーカーだ。
精密小型モーターや中型モーターの製造が得意でHDD用モーターの世界シェア80%で首位。そのほか、家電・AV用ファンモーターやCD・DVD用モーターなども世界シェアトップだ。
同社は2022年5月、中国浙江省に電気自動車(EV)向けの駆動モーターシステム「イーアクスル」の中核となる工場を建設すると発表した。
年間生産能力は100万台を見込み、2023年に稼働を予定している。