じじぃの「2022年大晦日・鉄道・蒸気機関・高速鉄道・米国の新幹線計画!はじめて大全」

Texas Central Railroad granted eminent domain by Texas Supreme Court

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6SHmWlRECzs

日本の新幹線方式採用のテキサス高速鉄道計画


日本の新幹線方式の米計画、困難続きの計画が、実現に向け一歩前進

2022年7月8日 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
日本の新幹線方式を採用する米テキサスの高速鉄道計画が、建設へ向けて大きく前進した。テキサス州最高裁判所は6月26日、事業主体であるテキサス・セントラル社の主張を支持し、新幹線方式の高速鉄道を予定している同社を「鉄道運営会社」として認めた。これにより、懸案だった土地問題について、強制的に有償で購入する権利(土地収用権)が認められた。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/07/post-99065.php

『なんでも「はじめて」大全』

スチュワート・ロス/著、西田美緒子/訳 東洋経済新報社 2020年発行

第4部 移動――鉄道 より

線路

古代アテナイ人は、石造りの溝に沿って荷物を走らせていた(紀元前500年頃)。オーストリアでは1515年に、木のレールに沿って貨物を引き上げることを思いつい、英国の人々は1760年代に鉄で覆ったレールを取り入れた。フランジつき車輪(縁に出っ張りがあって、レールからはずれない車輪)はフランス革命と同じ年に登場し(1789年)、その後すぐに鍛鉄製レールができた(英国)。さらに次の段階として、馬と人の力が蒸気機関に置きかわっていく。まず、リチャード・トレビシックが1804年にはじめての蒸気機関車を作った。つぎに、蒸気機関アプト式鉄道(歯車レールの追加によって急勾配の線路を上り下りできる鉄道)(1812年、リーズ、英国)、次に金属製のレールに沿ってはじめて滑らかに連続的に前進できる蒸気機関車「パッフィンビリー」が登場する。1825年にはストックトンダーリントンの間(英国)に公共の一部区間蒸気機関を利用した鉄道が開通すると、1830年に開業したリバプールマンチェスター(英国)が世界ではじめて定期運行する蒸気機関のみの鉄道になった。

電気機関車路面電車

1837年にスコットランド人のロバート・デビッドソンが完成させた、はじめての電池式電気機関車(英国)は、電気機関車に太刀打ちできるほどの力をもっていなかった。さらに40年以上の歳月を経て、ベルナー・フォン・シーメンスがようやく電池の問題を克服し、レールから電力を供給する電気機関車を完成させている(1879年、ドイツ)。1895年には米国ではじめて幹線の電化がはじまった。路面鉄道は、1807年にウェールズで路面軌道を利用したはじめての馬車鉄道の開業して以来(英国)、急激に広まっていき、ロシアが1880年にはじめて路面電車を実現された。ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンを用いた機関車の初期の実装は(1888年および1894年、英国)ほとんど成果を残せず、はじめてのディーゼル機関車が実際に稼働をはじめたのは1912年のことだった(スイス)。そののちのは電気式ディーゼル気動車がドイツを走り、商業的にははるかに成功を収めている。

1964年に開業した日本の有名な「新幹線」は、世界ではじめて営業運転を開始した高速鉄道(時速210キロメートル)だ。

1863年に開業したロンドンの地下鉄(「チューブ」の愛称をもつ、英国)は、世界ではじめての地下鉄、さらに1890年に開業したシティ・アンド・ロンドン鉄道(英国)は、はじめて(電気機関車を用いた)電気鉄道路線となった。はじめての高架鉄道はロンドン・アンド・グリニッジ鉄道(1836年、英国)で、878のレンガ造りのアーチの上を走り、リバプール高架鉄道1893年、英国)ははじめての完全電化高架鉄道だった。ロシアの発明家イワン・エルマノフが1820年に、はじめてのモノレールを設計したとされる。さまざまな方式があり、はじめての本格的な懸垂式(ランゲン式)モノレールは1901年にドイツで開通して現在も稼働しているほか、実用的なALWEG(アルベーグ)式モノレールは1959年に米国ではじめて開業した。

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2022年大晦日、じじぃの日記。
2月、ロシアがウクライナに侵攻した。
2023年、世界はどう動くのでしょうか。
日本にとって、世界にとって、よい年でありますように。