じじぃの「中国の夢・習近平の3期目・権力がさらに強まる・台湾統一へ意欲!風をよむ」

「続く習近平体制」 異例の3期目で台湾統一への意欲 習氏の権力さらに強まる? 【風をよむ】サンデーモーニング|TBS NEWS DIG

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【専門家が解説】台湾問題で武力行使は? 中国・習近平国家主席の5年に1度の演説をどうみる 終身国家主席への布石か “21世紀の毛沢東”を目指す? 「2035年」を重視する習主席の目指すも…

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「続く習近平体制」 異例の3期目で台湾統一への意欲 習氏の権力さらに強まる?


サンデーモーニング

2022年10月23日 TBS
【司会】関口宏 【サブキャスター】橋谷能理子 【パネリスト】田中優子(法政大学前総長・名誉教授)、薮中三十二(元外務事務次官)、三輪記子(弁護士)、松原耕二(TBSキャスター)

風をよむ 「続く習近平体制」

男性は2017年、約5000万円の住宅を購入。また、20代男性も3年前に約4000万円の部屋を購入したという。中国の人口14億人にうち資産2000万円から1億円の人は約2100万人。また世界の富裕層上位10%に入る中国人が1億人に達し、アメリカを上回った。

きのう閉幕した中国共産党大会。習近平国家主席は中国の豊かさを誇示しさらなる発展を約束した。
習主席が党トップの総書記として異例の3期目に入ることが確実になった。一方で7人の最高指導部が発表され、No.2の李克強首相など4人が外れることになった。
閉幕式では習主席の地位や思想に忠誠を誓う「2つの確立」を党員に守るよう求めた。

中国では建国の父毛沢東への権力集中によって文化大革命の混乱を招いた反省から、鄧小平が主導して1982年国家主席の任期を2期10年までと定めた。しかし、習主席が2期目の2018年、憲法を改正して国家主席の任期を撤廃。無制限に主席に留まることが可能となった。
習主席の権力が強まった理由を富坂聰拓殖大学教授は、「習近平氏になって明らかに国民の生活が豊かになっている。もう1つ、より重要なのは反腐敗キャンペーンによって、一般庶民が、習近平が賄賂役人を叩くことでものすごく溜飲を下げた。そこで国民が熱狂して習近平を支えたというのがある」と語った。
さらに、経済成長が鈍化することも台湾問題に影響を及ぼすと言う。
富坂聰拓殖大学教授は、「経済発展を成し遂げられない政権になると、国民の不満が政権に向く。それを受けて、習近平政権は外国に対して妥協的な姿勢は取れなくなる。つまり台湾問題などで強硬的な姿勢が見えてくる」と語った。

中国がこれまで想定された2027年よりも早期に台湾に武力侵攻する可能性が高まっているとの指摘が米政府から相次いでいる。

また、前国家主席胡錦濤が関係者に連れられ退席する場面もあった。
1人に権力が長期間集中するのはプーチン大統領を見てても危ういと思われるが、中国国民は豊かで強くなるのであれば問題ないと考えているように見える。

田中優子、「ロシアと中国は古い形の帝国を目指しているように見える。デジタルも使いこなしているおり人気の維持のためにも台湾の統一に踏みこむと思われる。日本は戦争ではなく外交で安定させるのが課題」
薮中三十二、「中国は低成長の時代に入り、台湾問題など内外の問題で習近平一強態勢は危うくなってくるのでは。TPP加入申請など日本に秋波を送ってきているので、中国に平和攻勢をかけていく外交をするべき」

台湾問題や、成長に陰りの見える経済問題などを抱えながら異例の3期目に入る習近平体制は、今後、どこへ向かうのでしょうか。
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