じじぃの「人間らしさ・AIM・腎臓は長寿のカギを握っている?面白い雑学」

猫が30歳まで生きる日が来る!?話題のAIM研究とは? 成毛眞のラジオ5月23日

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EaWGLTc2QVo

腎臓


健康アドバイス51 「あなたの腎臓はお元気ですか?」

公益社団法人 松阪地区医師会
●あなたの腎臓はお元気ですか?
https://matsusaka.or.jp/advice/no93.html

猫が30歳まで生きる日 治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見

著者 宮崎徹 honto本の通販ストア
日本では1000万頭近い猫が飼われているといわれますが、その多くが腎臓病で亡くなっています。
猫に塩分を控えた食事をさせて日々気をつけていても、加齢とともに腎機能は必ず低下してしまいます。そんな猫の腎臓病の原因は、これまでまったく不明でした。
そんななか、宮崎徹先生が血液中のタンパク質「AIM(apoptosis inhibitor of macrophage)」が急性腎不全を治癒させる機能を持つことを解明しました。猫は、このAIMが正常に機能しないために腎臓病にかかることもわかったのです。
この AIM を利用して猫に処方すれば、腎臓病の予防になり、猫の寿命が大幅に延び、現在の猫の平均寿命である15歳の2倍である、30歳まで生きることも可能であるとされています。
──これは、愛猫家にとっては、とてつもない朗報です。さらに、AIMは、猫だけでなく人間にも効き、また腎臓病だけでなくアルツハイマー認知症や自己免疫疾患など、これまで〈治せない〉と言われていた病気にも活用が期待されます。

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『面白くて眠れなくなる解剖学』

坂井建雄/著 PHP研究所 2022年発行

PartⅢ 解剖学から見た人間のカタチ――腎臓は左右の高さが違う より

濃い尿をつくるのは意外と大変

腎臓の中心部には、血管や脂肪が詰まっている場所があります。ここは洞穴のようになっているので「腎洞(じんどう)」と呼ばれています。断面をよく見ると、外がわの被膜に面した部分と、腎洞に突き出した内がわの部分では色が違います。外がわを「皮質」、内がわを「髄質」といって、皮質のほうが赤みを帯びています。
髄質は、十数個の塊に分かれていて、それぞれの塊がピラミッドのような円錐(えんすい)形をしています。その形から1つひとつの髄質を「髄錐体」といいます。また、腎洞に突き出した髄錐体の先端は乳首のように見えることから「腎乳頭」といわれ、ここから腎臓でつくられた尿のすべてが出ていきます。
そして、流れ出たすべての尿を受け取るのが、「腎杯」という小さなコップ状の袋です。腎杯が集まって広がってところを「腎盂(じんう)」といい、ここから尿管を通って腎臓の外に尿が出ていきます。こうして尿をつくることが腎臓の役目ですが、これが意外と大変な仕事なのです。1日にどれだけの尿をつくるという目標が、あらかじめ決まっているわけではないからです。
皆さんは、毎日の食事内容が同じというわけではありませんから、水分や塩分の接種量も日によって違います。また、運動してたくさん汗をかいたり、息からも失われる水分量は一定ではありません。
こうした不規則な水分と塩分の出入りの帳尻を合わせているのが腎臓なのです。もしも腎臓が仕事をサボったら、どうなるのでしょうか? 体内の塩分濃度は厳密に調節されていますので、腎臓の働きが悪いときにカリウムの多い野菜や果物などをたくさん摂(と)ると、血液中のカリウムが増えても心臓が止まってしまうこともあるのです。
また、体液の塩分濃度は一定なので、塩分も摂りすぎると濃度を下げるために体液を増やします。そうなると、血液量も増えますから血圧も上がってしまいます。
腎臓は、薄い尿をつくることは簡単ですが、濃い尿をつくるのは大変なのです。そこで、髄質の中にはナトリウムと尿素が溜められており、奥に行くほど濃度が高くなっています。髄質を貫くように走っている集合管が、髄質を通り抜けるときに周囲の高い浸透圧によって水分を引き抜いて、濃い尿をつくっています。そして、腎乳頭の先端から出ていく仕組みです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、宮崎徹著『猫が30歳まで生きる日 治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見』という本を読んだ。
高齢の猫には慢性腎臓病の発生が多く、身近な病気のひとつだそうです。
高齢の猫によくみられ、5歳以上の猫の死因第1位なのだとか。
本の著者宮崎徹さんは最近まで、東京大学大学院医学系研究科生命工学センターに在籍していた。
宮崎さんは数年前、猫の腎臓病を治して寿命を2倍に延ばす可能性もあるという、「AIM」による画期的な治療法を開発したと大きな話題となった。
AIMは、猫だけでなく人間にも効き、アルツハイマー認知症や自己免疫疾患などにも活用が期待されているそうです。
私ごとですが、糖尿病がひどくなると、腎臓が影響を受けて人工透析にいくのだとか。
私に、まだその兆候がないのが幸いです。