じじぃの「温暖化・車の買い替え時にEVという選択肢を!暮らしのSDGs術」

脅威のEV普及率ノルウェー!現地より最新レポート

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tK1RcSgx2DE

世界の電動車(xEV)シェアは2030年に51%へ。日本では2030年に55%、ハイブリッド車が引き続きシェアを維持~BCG調査

●電動車のシェアは急速に拡大、2030年には世界新車販売台数の51%を占める
電動車は、2025年には世界新車販売台数の約30%を占め、2030年にはガソリン車とディーゼル車の合計を超えて51%のシェアを獲得すると推計されました。
特に、バッテリー駆動の電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)のシェアは急速に拡大すると見込んでいます。BEVのシェアは2019年の2%から、2025年に7%、2030年に18%、PHEVは2019年の1%から、2030年には6%と試算しています(図表1)。
https://www.bcg.com/ja-jp/press/10january2020-electric-car

『暮らしのSDGs術 : 地球を救う実践版』

ライフ・エキスパート/編 KAWADE夢文庫 2022年発行

8章 レジャー・通勤・買い物…クリーンな移動の方法とは より

車の買い替え時にEVという選択肢を

ガソリンで走る自動車は、近い将来、地球上から消えるかもしれません。EUは、2035年までにハイブリッド車を含むガソリン車の販売を事実上禁止にしました。これを追随するように日本も2035年までにガソリン車の新車販売を禁止する方針を打ち出しています。
ガソリンで走る自動車はCO2を排出します。
国土交通省の資料(2018年度)によれば、日本の部門別のCO2排出量は、産業部門3億9800万トン(35%)に次いで、運輸部門は2億1000万トン(18.5%)。その運輸部門の内訳を見ると、約半分に当たる46%が自家用自動車によるものとなっています。つまり日本のCO2総排出量の8.5%は、自家用自動車から出ていることになります。
もしこれから新車の購入を考えているのなら、EV(電気自動車)にするべきなのでしょうか。少し検証してみましょう。
EVは、電気によってモーターを回して走ります。よって、走行時に排出するCO2は、基本的にゼロです。
しかし、それだけを見て判断するのは早計です。使用する電力が何に由来するかが重要なポイントだからです。
日本の場合、2019年度の電源構成を見てみると、風力や太陽光などの再生可能エネルギーは世界平均より低く18%にとどまっています。原子力の6%と合わせても、CO2を排出しない電源は2割程度ということになります。逆に、天然ガスや石炭などの化石燃料が76%と大きな割合を占めています。
EVは、走行時にはCO2を排出しませんが、使用する電力を生産するときにCO2を排出しています。
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じつは、単純にEVのほうが環境によいとはいえない理由がもうひとつあります。EVのほうが製造時のCO2排出量が大きいのです。ある試算によれば、ほぼ2倍にもなるというのです。
こうしたさまざまな点を考慮して総合的に判断すると、ガソリン車がよいかEV車にするべきかという問いの答えは、走行距離による、ということになります。
出荷直後(走行距離ゼロ)では、EV車に比べてガソリン車のCO2排出量は2分の1程度。走行距離が多くなるほど、次第にEV車が有利になります。
ボルボの試算によれば、電源をすべて再生可能エネルギーで賄(まかな)った場合、4万9000キロメートルで逆転し、EVのほうがトータルのCO2排出量が少なくなります。電源比率をEU平均で計算すると、7万7000キロで逆転します。では日本の場合はどうかというと、別の試算で9万キロで逆転するという結果が出ています。
ここで一応の結論が出ました。日本では、9万キロ以上走るならEVにしたほうがいいということになります。
ただし、この数字は、あくまで現時点でのデータをもとにしたものです。今後の技術革新で、EV製造時のCO2の排出量をいま以上に削減することは可能でしょう。
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技術の未来に期待するなら、やはりEVを選ぶべきです。
捕捉すると、未来の自動車については、EVの他にもうひとつ可能性があります。FCV(燃料電池自動車)です。水素と酸素を反応させて電力をつくるFCVも、走行時にCO2を排出しません。その点では、EV同様地球環境にやさしいといえます。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2022年版の世界長者番付で1位になったのが、電気自動車(EV)テスラのCEOイーロン・マスクだ。
世界的に見た場合、EVは普及しているのだろうか。
EVが普及している国として有名なのが北欧ノルウェーだ。なんと新車販売の6割近くが、EVらしい。
EVでも高級車になると1000万円にもなるが、300~400万円台のものもよく売れているらしい。
EVの価格はなぜ高いのか?
その理由はバッテリー(リチウムイオン電池)が高いから。実はEV本体の価格のおよそ4割がバッテリーといわれている。
車とは関係ないが、100均「ダイソー」の扇風機は、100円から500円ぐらいでかわいいのが買える。
おもちゃのEVは、100均の扇風機の羽根をタイヤに取り換えただけで動き出す。
EVはガソリン車に比べて部品点数が半分以下となる。
ガソリン車の部品点数はエンジンだけでも約1万点、車全体では10万にのぼる。しかし、EVはそもそもエンジンがないのだ。
日本のキヤノンが2023年に全固体リチウムイオン電池(LIB)を量産すると発表した。
来年からEVは、日中韓の「全固体電池」競争激化の時代に突入するらしい。