じじぃの「日本発世界に発信・トヨタ水素燃料電池車(FCHV)!技術屋たちのブレークスルー」

「高い?安い?」水素1kg1100円 水素ステーション(15/04/13) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FEnTBut0IZk&feature=youtube_gdata
トヨタ自動車、セダンタイプの燃料電池自動車を、日本で2014年度内に700万円程度の価格で販売開始 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=L43ctUipjpc
トヨタ 燃料電池 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&gs_l=hp...0l2.0.0.6.286705...........0.tg4jFs6Vghg&sa=X&oi=image_result_group&q=%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%20%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E8%BB%8A&tbm=isch
週刊ニュース深読み 「水素社会元年 日本は世界に勝てるか?」 (追加) 2015年2月14日 NHK
【司会】小野文惠 【ゲスト】レッド吉田、大林素子 【専門家】佐々木一成(九州大学 教授)、町田尚(芝浦工業大学 教授)、片岡利文(NHK解説委員)
今回のテーマは「水素」。エネルギーの9割を輸入に頼る日本が"エネルギー大国"になれるかもしれない!? 燃料電池車やエネファームなど、水素の技術で日本はぶっちぎり。 しかも今年は「水素社会元年」と位置づけられ、新年度の水素関連予算は700億円にも...。 しかし、水素エネルギーの普及には、安全性やコスト、海外展開など課題が山積み。
日本は"水素社会"を実現し、世界をリードすることができるのか?
●技術立国から営業立国へ
片岡、「日本は技術はあるが、ガラパゴス化した製品も多い。アメリカはシェールガスOPEC原油、ロシアは天然ガス、ドイツは再生可能エネルギー、オーストラリアは褐炭。それぞれの国にエネルギー事情がある。褐炭から水素を採れるのは日本だけ。日本の売り込みポイントは相手の都合に合わせた提案ができるか。『技術立国から営業立国へ』と提案する」
佐々木、「北九州では水素社会を形にしている。九州大学も2030年くらいのモデル都市を想定したものを形にしている」
http://www1.nhk.or.jp/fukayomi/maru/2015/150214.html
岩谷産業燃料電池車(FCV)向け水素価格をハイブリッド車並みの燃料価格に決定 2014/11/18 Car Watch
岩谷産業は11月14日、イワタニ水素ステーションにおける水素の価格を1100円/kgに決定したと発表した。
岩谷産業は、この目標に向かって、同レベルの価格実現を目指して準備を進め、「2020年にはハイブリッド車の燃料代と同等以下を実現する」という目標を、5年前倒しして販売当初より実現したという。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20141118_676681.html
レクサス並み、燃料電池車700万円程度で発売 2014年6月25日 YOMIURI ONLINE
トヨタ自動車は、水素で走る燃料電池車を2014年度内に700万円程度で発売する、と25日発表した。
燃料電池車は、空気中の酸素と燃料の水素を反応させて電気を起こし、モーターを回して走る仕組み。二酸化炭素も排ガスも出さず、水だけを排出する「究極のエコカー」が、世界に先駆けて一般販売される。
車は4人乗りのセダンタイプ。水素を満タンにするのに必要な時間は3分程度で、約700キロ・メートル走行できる。一方、電気自動車(EV)は1回の充電に30分程度かかり、走行距離も約200キロ・メートルにとどまる。
トヨタは12月までに量産体制を整え、年内に前倒しして発売することも検討している。当面は水素ステーションが整備される首都圏や愛知県、大阪府など大都市圏で販売する。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140625-OYT1T50109.html
ホンダが2015年の燃料電池車を見せた――「ガソリン車と同じデザインが可能」 2013年11月22日 スマートジャパン
ホンダが燃料電池車の本命の姿を見せた。「Honda FCEV CONCEPT」(図1)である。ホンダの米国法人であるAmerican Honda Motorが「ロサンゼルスオートショー2013」(2013年11月19日〜12月1日」において、世界初公開したもの。
2008年にリース販売を開始した燃料電池車「FCXクラリティ」の後継モデルとなるコンセプトカーだ。Honda FCEV CONCEPTをベースとした燃料電池車を2015年に日本、米国、欧州で発売する予定である。今回展示したものはモックアップである。「寸法はFCXクラリティとほぼ同じ、わずかに大きい」
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1311/22/news089.html
プライムニュース 「ハイブリッドの先へ!次世代自動車徹底検証」 2009年10月12日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理、安倍宏行解説委員 【ゲスト】三菱総合研究所理事長 小宮山宏経済産業省副大臣 増子輝彦、モータージャーナリスト 清水和夫
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d091012_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d091012_1
おはよう日本 2013年3月19日 NHK
●水素燃料時代到来か 燃料電池車の普及は?
あなたの家に燃料電池車がやってくるかもしれません。
水素を使った燃料電池車は次世代のエコカーとして期待されていますが、コストなどが壁に。今、価格を抑えた車の開発など普及への動きが加速しています。企画では、最新の試作車にいち早く試乗。コストダウンにつながる最先端技術も紹介します。
燃料電池車に使われている触媒はプラチナです。群馬大学では高価なプラチナの替わりに安価なカーボンを代替に使うことに成功しました。燃料電池車の早期実現に寄与することが期待されます。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/03/0319.html
燃料電池 環境ビジネスオンライン
燃料電池車(Fuel Cell Vehicle)は、燃料電池を搭載した自動車で、水素と酸素の化学反応で得られる電気エネルギーを利用し、モーターを駆動させる。ガソリン駆動車に比べてエネルギー効率が高いのが特徴。排出されるのは水だけで、CO2やNOx、SOxなどの温室効果ガス・大気汚染物質が排出されないため、「究極のエコカー」とも言われている。
●メリット
・エネルギー効率が高い。
 (燃料の原料採取〜走行までの効率が、ガソリン車で15%程度、燃料電池車で30%程度とされている。)
・CO2などの温室効果ガス、NOx、SOxなどの大気汚染物質が排出されない。
・1回の水素充填で、ガソリン車と同等の距離を走行することができる。
 (例えば、トヨタの「FCHV-adv」で830km(10・15モード走行時))
●デメリット
・水素製造技術が確立されていない。
・水素の供給インフラが整っていない。
燃料電池の触媒に白金を使っていることなどから、製造コストが高い。
燃料電池車の参入メーカー
トヨタ FCHV-adv
・ホンダ FCXクラリティ
日産自動車 X-TRAIL FCV
・スズキ SX4-FCV
ヤマハ発動機
ダイムラークライスラー
GM
・フォード
http://www.kankyo-business.jp/dictionary/002572.php
『技術屋たちのブレークスルー』 永井隆/著 プレジデント社 2003年発行
トヨタ自動車燃料電池車 「日本発、世界に発信」をめざし、開発と生産が一体となる (一部抜粋しています)
2002年12月2日。このときのK首相は、すこぶる上機嫌だった。官邸で、ある納車式が行われたためだが、納車された車はいままでのような黒塗りの高級車とは異なる、まlったく違うタイプの”ビークル”だった。
式典では、奥田碩トヨタ会長(当時)、吉野浩行ホンダ社長(当時)がプロゴルフツアーの最終日に優勝者へ贈るような大きなカ―キ―の”看板”を、両サイドからK首相に手渡していた。
納車されたのは、燃料電池車、内燃機エンジンも排出ガス浄化装置も必要としない、未来に向けた究極のエコカーである。
ダイムラー・クライスラーやフォード、GMなど世界の大手メーカーが開発合戦を繰り広げているが、「世界初の市販車」に漕ぎつけたのは、この日のトヨタとホンダだった。日本企業がもつ技術力の強さ、先端性を世界にアピールする好機とあって、納車式で首相は自ら試乗までしてみせたほどだった。
華やかな式典の片隅には、トヨタ自動車第1開発センター製品企画チーフエンジニアである浜島清高の姿も見えた。車両開発の責任者を務める浜島は、国や会社の”お歴々”を前に笑顔を絶やさなかった。
マスコミも首相同様に、「世界初」を宣伝し、あるいは「トヨタとホンダのどちらがいちばん」などとも報じていた。
が、浜島の本心は別の次元にあった。
「『日本発、世界に発信』できる自動車を生みたい。自動車の歴史、そして文化においても、ヨーロッパやアメリカは先行している。だが、新しいパワーリソースと制御技術による燃料電池車は、自動車のあり方そのものを変える車だ」
「今日はあくまで、開発の一里塚にすぎない。これからが本当の勝負だ。いままでの自動車の概念を変え、本当に多くの人に喜んでもらうためには、トヨタ技術陣にとっても、何より自分自身にとっても、高い目標に対するチャレンジが必要なんだ」
ちなみに、トヨタ燃料電池車「トヨタFCHV」はこの日、内閣官房経済産業省国土交通省環境省に合計で4台納車された。
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操作性や走りは、一般公道を法定速度で走るかぎりでは、普通のガソリン車と遜色ない。
違うのはガソリン車のガソリンスタンドに当たる水素ステーションが、関東地区に6ヵ所とインフラが整備されていない点、それと、価格がまだ極端に高い点、リース期間30ヵ月で、月額リース料は120万円(消費税別)と高額である、などだろう。
もっとも、チーフエンジニアの浜島が「これからが勝負」と考えたのは、価格やインフラの問題ばかりが理由ではない。燃料電池をより高効率で使うなど、技術的にもクリアしなければならない問題は山積しているためだ。
このため、浜島は高いレベルの目標にチャレンジし続けていて、燃料電池車自体はこうしている間も進化をし続けているのである。
さらに付け加えるなら、熾烈な競争にもさらされている。競合相手は、ホンダをはじめ、GMや日産など世界の自動車メーカーだけではない……。カナダのバラード・パワー・システム社やアメリカのユナイテッド・テクノロジーズ傘化のUTFT社など燃料電池メーカーも、燃料電池を独自開発するトヨタにとっては強力なライバルである。
そもそも燃料電池とは、どういう仕組みなのか。やや技術的な説明となるが、簡潔にまとめるので、お付き合いいただきたい。
燃料電池は、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を発生させる発電装置だ。わかりやすく表現すれば、水素から電気をつくる”小さな発電所”といえよう。しかも、排出されるのは水だけという、クリーンな”発電所”である。
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浜島が燃料電池車の担当になったのは、2001年4月。
「ちゃんとした車にしてこい」
と、上司から指示されての着任だった。
それまで、ハイブリッド車プリウスの技術開発部隊にいて、カナダに赴任していたところを、豊田市にある車両開発センターに呼び戻された。
車両開発センターは、具体的な新型車を商品化する部門である。浜島が所属する第1センターはクラウンなど大型車両を、第2はカローラなどFF車を、第3はRV車を中心に開発している。
一方、基礎技術、要素技術を開発する部隊もある。浜島が異動となったちょうどそのころ、分散していたFC開発のセクションを1つにまとめ、FC(FUEL CELL=燃料電池)開発センターとして設置する動きがあった(実際の設置は02年1月)。
上司の言葉を浜島は、「組織を変えるのだから、迅速な意思決定により短期間で成果を出せ」という意味に受け取った。
浜島は1952年生まれ。愛知県岡崎市出身。金沢工業大学機械科を卒業して75年にトヨタに入社。新入社員時代には、「優秀な人が多い会社だ」と素直に感じた。
入社以来、「いろんなことをやってきたし、やらされました」と笑う。エンジンやボディー一筋に歩んできた技術者とは異なり、車両実験や試験方法、製品評価方法の開発、さらには車の試験場開設などを手がけてきた。マイナス40度の車両試験を担当したかと思うと、80年代後半にはオーストラリアに3年半駐在した経験もある。
車両開発で絶対的な力をもつチーフエンジニアになったのは、FCHVプロジェクトに異動した翌年の02年から、現在、チーフエンジニアは社内に約20人いて、その道のスペシャリストが揃っているなかにあって、浜島は特異な経歴の持ち主だ。
ポイントになったのは、97年発売のハイブリッド車プリウス」のプロジェクトに彼がいたことである。しかも、車両開発ではなく基礎開発部隊にいた。「燃料電池の開発部隊を遠巻きに見ていて、大変なことをしているな、と感じてましたよ」などと話すが、燃料電池車の実用化のキーテクノロジーは、実はハイブリッド技術にある。
トヨタとホンダが、世界で初めて燃料電池車の市販に踏み切ることができた理由は、ハイブリッド技術をともに有していたことが大きい。世界中で、ハイブリッド車を生産、販売しているのは両社だけなのだ。そして、両社が市販した燃料電池車はともに、ハイブリッド技術を採用している。
トヨタ燃料電池車(FCHV)は”燃料電池ハイブリッド車”の英語の頭文字をそのままとったもの。ホンダはハイブリッドとは呼んでいないが、やはりハイブリッドシステムを採用している。
プリウスシビックハイブリッドなど従来のハイブリッド車は、二次電池などの蓄電装置(バッテリー)とエンジンの組み合わせだった。これに対して、ハイブリッド燃料電池車は、エンジンの部分が燃料電池に変わったということである。
「ハイブリッド技術が、燃料電池車の基礎になっています。プリウス実用化は、燃料電池車開発と捉えても、大きなブレークスルーだった」と浜島。
ハイブリッドの利点は、2つの駆動源を最適な効率で使い分けられる点にある。さらに減速時には回生エネルギーが、二次電池に蓄えられていく。一方、加速時には燃料電池の出力を二次電池がアシストする。燃料電池車の安定走行に、大きく寄与するのである。
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エンジニアが「こんなものだ」と、技術的な発想を限定してしまえば、それなりの作品になるかもしれないが、進化はそこで止まってしまう。ユーザーの目線にも合致しない。
車両開発・製品化のボスである浜島のもとには、「できませんでした」と報告に上がる技術者が次々にやってくる。たいていの場合、失敗のポイントだけを説明する。優秀な人によくあるがちな、効率を優先した説明手法である。ポイントを理路整然と語る背景には、自分の知らない領域に入っていくことや、経験のない失敗に対する恐怖がある。
浜島はこんなとき、よく若いエンジニアに、「止まった原因は、ほかにもあるのではないか、止まったという現象だけを問題にしてはいけない。真因を突き止めなさい」といって、新しい改善を命じる。
そのうえで、「化石燃料がなくなる時代、俺たちの技術をみんな待っている。これまでの車の概念を、俺たちが変えるんだ」と、ロマンを語ることもあるそうだ。
ガソリンエンジンの新型車両ならば、効率を優先してもいいだろう。トヨタには、巨大な蓄積がある。
しかし、燃料電池はそうはいかない。製品化を急ぐ一方で、実証を積み重ねていく必要があるのだから。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『技術屋たちのブレークスルー』という本を見ていたら、「トヨタ自動車燃料電池車 『日本発、世界に発信』をめざし、開発と生産が一体となる」というのがあった。
燃料電池は、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を発生させる発電装置だ。わかりやすく表現すれば、水素から電気をつくる”小さな発電所”といえよう。しかも、排出されるのは水だけという、クリーンな”発電所”である」
太陽のエネルギー源は、水素の原子核がヘリウムの原子核になる反応である。水素は地球上に水として無限に存在する。
一昔前なら「石油」を征する者は世界を征するだったのかもしれないが、これからは「水素」の時代だ。「水素」を征する者は世界を征するのかもしれない。
ネットで「世界の次世代自動車」をキーに検索してみた。
2010年に73%だったガソリン車は2020年に44%に、2010年に20%だったディーゼル車は2020年に18%に、2010年に3%だったHEVは2020年に17%に移行している。
2020年までには、ほとんど燃料電池車は登場していない。しかし、まちがいなく、ガソリン車から電気自動車(EV)に移っている。
EVの燃費効率で世界一なのがホンダの「フィットEV」だ。フィットEVの燃費は1リットル当たり約50キロだ。
今のEVの航続走行距離は大体200kmだが、燃料電池車の場合は航続走行距離800kmを実現している。
燃料電池の最大の弱点は触媒に白金を使っていることから、製造コストが高いことだ。
しかし、世界一の最先端施設「SACLA(サクラ)」がこの触媒の問題をクリアしてくれるかもしれない。
燃料電池車は究極のエコカーなのだ。
ところで、プロパンガスと混ぜて自動車を動かすというオオマサガス(OHMASA-GAS)はどうなったんだろう。