じじぃの「天然の鎮痛剤・チョコレートは大麻のような味がする?ドラッグ大全」

1.KIVA CONFECTIONS

カリフォルニア発。ドライブルーベリーをチョコレートでコーティングした甘酸っぱい味。

驚き!こんなにユニークな大麻プロダクトが世界には溢れている!|特集「カナダ・マリファナ合法化」

11月 8, 2018 TORJA
現在もCBD商品を中心に入手可能だが、合法化を機に美容系・食品系など今後カナダでもカンナビス関連商品が開発され、同時にお隣アメリカからも続々とマリファナ関連商品が流通することが予想される。
https://torja.ca/pot-product/

『危険ドラッグ大全』

阿部和穂/著 武蔵野大学出版会 2021年発行

ウンパ・ルンパとアナンダミド より

私が好きな映画の一つに、「チャーリーとチョコレート工場」(2005年米国、テイム・バートン監督、原作はロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」)がある。娘や息子も大好きで、一緒に映画やDVDでもう何十回と見たが、何度見ても飽きない。
ところで、この映画中にウンパ・ルンパという小人のようなキャラクターが登場する。ルンパランド(もちろん架空の国)のジャングルに暮らす彼らは、カカオ豆が大好きだが、厳しい環境の中でカカオ豆がとれるのは年に3~4個。欲しくてたまらず、いつも頭の中はカカオ豆のことばかり。
そんな彼らに、チョコレート工場を営むウィリー・ウオンカは、カカオ豆の報酬と引き換えに自分の工場で働くことをもちかけ、交渉に成功する。
ウンパ・ルンパにとってのカカオ豆は、ドラッグのような存在だったかもしれない。しかし、これは単なる架空の物語ではない。
2002年に米国サンディエゴ・精神科学研究所のダニエル・ピオメリ(Daniele Piomelli)らが、カカオ豆にアナンダミドが含まれていることを『Nature』誌で報告したからだ。
アナンダミドといえば、私たちの脳内で働く内在性カンナビノイドの一つであるから、「カカオ豆には、大麻のような効果があるかもしれない」と話題になり、テレビや雑誌でも取り上げられた。
果たして本当だろうか?
カカオ豆や、それを原料に作られるチョコレートにアナンダミドが含まれるのは事実である。報告によると、「1gのチョコレートに0.05~57gくらいのアナンダミドが含まれている」そうなので、板チョコ1枚(だいたい50g)で2.5~3800μgになる。
体重50kgの成人男性の血液量は、4リットルくらいだから、板チョコ1枚分のアナンダミドが100%体内に吸収されて、血液中に均一に広がったとすると、血中濃度は0.6~700μg/リットルと計算される。
最高濃度がそのまま脳に移行したとすれば、わずかにCB1受容体(カンナビノイド受容体。CB1は中枢神経系に、CB2は免疫系に多く発現)を刺激できるかもしれないという、ギリギリのレベルである。
しかし、実際のところ、アナンダミドは体内で速やかに分解されやすい。脳内の神経シナプスで生成されたアナンダミドでも、寿命は短く、極めて狭い官位にしか作用できないことがわかっている。
食べたアナンダミドが脳に届くまでは長い道のりだから、そのまま脳に作用できるわけがない。実にナンセンスだ。
どうも栄養学の分野では、食品に含まれる成分を取り上げ、「食べるとxxによい」などと過大評価する傾向がある。また食品メーカーはそうした説を販売促進に利用しがちだが、もっと人体のしくみや化合物の体内動態を勉強してほしい。
「チョコレートを食べると楽しくなるのは、アナンダミドが含まれるから」などと軽々しくいわないでほしいのだ。
カカオ豆は、アナンダミド以外にも、本書でドラッグに関係すると紹介した体内物質のGABA、セロトニン、フェネチルアミンなども含む。
GABAは、私たちの脳内で抑制性の神経伝達物質として働いているが、動物だけでなく植物や細菌にも広く存在する。カカオ豆も例外ではない。
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「GABA」という商品名のチョコレートまで発売され、GABAが抑制性の神経伝達物質であることを根拠に、「リラックスできる」と説明しているようだが、本当に食べたGABAが脳に到達して神経を抑制するほど効果を示すとは考えにくい。

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どうでもいい、じじぃの日記。
このひと月前に、足のしびれが突然襲ってきて、しばらく家の中で足を引きずって歩いた。
今まで経験したことがなかったが、「痛風」という病気があるらしい。
何気なしに、テレビを見ていたら、「歯周病と全身疾患」というのをやっていた。
歯周菌が血液に入ると、「敗血症」を起こすことがあるらしい。
痛風も歯周菌が原因かもしれないとか。
まあ、ずっと習慣で歯磨きは寝る前にしかやっていない。
朝も磨くようにすると、かなり違ってくるのだとか。
「カカオ豆や、それを原料に作られるチョコレートにアナンダミドが含まれるのは事実である。報告によると、1gのチョコレートに0.05~57gくらいのアナンダミドが含まれている」
なんとなく、チョコレートは歯周病のもとのような感じだ。