じじぃの「いかに生きるか・中年の危機をどう克服・協調性欠落症候群?倫風」

「超・ちゃぶ台返し!」プレイムービー

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_4_7goH48i4

『倫風』 2021年12月号

実践倫理宏正会

鎌田實の「人生を味わい尽くせ!」 あなたも「中年の危機」に襲われている? より

48歳でパニック障害になった僕

僕の本は、どちらかというと「高齢者」向けのものが多かったのですが、久しぶりに「中年」の人を激励する本を書きました。「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」をテーマにした本です。一説には現在、中年期に80パーセントほどの人が、心身の危機に襲われるといいます。実はこの危機は、人生につまずいた人だけでなく、順調そうに見える人でも陥る可能性が高いのです。
僕自身にも経験があります。48歳の時に激しい動悸に襲われ、不眠に悩まされるようになりました。頻脈発作の予防薬が手放せず、睡眠薬のお世話にもなりました。原因は院長として病院経営の雑務に忙殺されたこと。苦手な事務仕事に追われ、知らぬ間に自律神経のバランスを崩していたのです。
院長になって以来、僕は慢性的な赤字だった病院経営を黒字に転換させました。周囲からの評価が高く、一見”順風満帆”でしたが、でも僕の内部では、「不安定さ」が頭をもたげていたのです。
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「つまずき」の原因になる「クセ」を直そう

この「つまずき」の原因には、いろいろな要素があります。例えば「自分の人生の”山頂”が見えてくる」こと。人生が下り坂に差しかかり、限界が見えてきて失望感に襲われるのです。また、病気が発見され、闘病生活が始まるようなケースも増えてきます。
そして、遠く下り坂の向こうに漠然と死が見えてくることも影響します。死を意識するようになって「これまで何をしてきたのか」「これから何ができるのか」という焦りが生まれるのです。
女性の場合は、更年期障害という肉体的問題に加えて、「空(から)の巣症候群」にも陥りがち。子育てが一段落して、子どもが手元から巣立ったあと、生きがいをなくして、虚しさに襲われてしまうのです。
では、この「中年の危機」をどう克服したらいいのでしょうか。僕はまず「生き方のクセ」を直すことだと考えています。例えば、何でも根性で乗り切ろうとする「何でも根性症候群」、皆で議論して決まったことなのに”ちゃぶ台返し”をする「協調性欠落症候群」、マニュアル通りにしないと気が済まない「何でもマニュアル症候群」、視野が狭い「視野狭窄症候群」など、人にはそれぞれにクセがあります。
「過剰節約症候群」と「浪費症候群」も無視できません。節約志向は大切ですが、中年期を豊かに過ごすには、旅をしたり、趣味にお金をかけるなど、自分を楽しませることが大事。とはいえ「浪費」は慎むべきで、バランス感覚が大切です。
まず、自分に前述のような「クセ」がないか、一度、チェックしてみましょう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「ピンポーン!」
「また、雑誌持ってきました」
小太りのおばちゃんが、今年になっても毎月やってきた。
「あれ、今日はずいぶんスポーツスタイルですね」
白髪まじりのおばちゃんだが、軽装のランニングスタイルだと若くなって見える。
「ちょっと、そこら辺り運動しているの」
「今日は、ゆずとゆずヨウカンを持ってきました。ゆず(2個)はお風呂に入れてね」
『倫風』 12月号を読んでみた。

「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」をテーマにした本です。一説には現在、中年期に80パーセントほどの人が、心身の危機に襲われるといいます。実はこの危機は、人生につまずいた人だけでなく、順調そうに見える人でも陥る可能性が高いのです。

一見、”順風満帆”でも「不安定さ」を抱えて生きているのだそうだ。

皆で議論して決まったことなのに”ちゃぶ台返し”をする「協調性欠落症候群」。

実は、私はずっと”ちゃぶ台返し”をしてきました。
トホホのホ。