じじぃの「北朝鮮・潜水艦発射弾道ミサイル・金正恩の挑発に日米は?プライムニュース」

北が再びミサイル発射金正恩の挑発に日米は中国の台湾侵攻現実味 【前編】

動画 fnn.jp
https://www.fnn.jp/articles/-/256848

北朝鮮 ミサイル発射の写真公開 潜水艦から打ち上げ

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PUqM_3Y_68c

北が再びミサイル発射金正恩の挑発に日米は中国の台湾侵攻現実味 【前編】

プライムニュース 「北が再びミサイル発射 金正恩の挑発に日米は 中国の台湾侵攻現実味」

2021年10月20日 BSフジ
【キャスター】新美有加、反町理 【ゲスト】古森義久産経新聞ワシントン駐在客員特派員 麗澤大学特別教授)、渡部悦和(元陸将 元東部方面総監)、小原凡司(笹川平和財団上席研究員)
中国は10日、台湾上陸を想定したと見られる軍事訓練の様子を映像で公開し、台湾への軍事的な圧力を強めている。
一方、北朝鮮は11日から開催された兵器の展示会で、ICBM大陸間弾道ミサイルSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル、さらに、極超音速ミサイルなどを展示して軍事力を誇示した。
両国がこのような動きを見せる狙いや、その軍事的な脅威の現状と行方を分析し、米国の認識も検証しながら日米が採るべき対応を議論する。

北朝鮮 潜水艦発射弾道ミサイル 金正恩の挑発に日米は?

北朝鮮ミサイル再発射 台湾めぐる米中の攻防
北朝鮮メディアは20日日本海に向けて10月19日発射されたのはSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)で実験に成功したと発表。
先月も様々な種類のミサイルを発射しており、北朝鮮の脅威が高まっている。
一方、中国は10月に入ってから台湾の防空識別圏に数多くの軍機を進入させ、上陸訓練の映像を公開。
ロシア海軍と合同演習を行うなど軍事活動を活発化させている。
中国と北朝鮮の安全保障における脅威を分析し、日米の対応について議論する。
労働新聞は今朝、ミサイルが水しぶきとともに炎と煙をあげ上昇していく様子や潜水艦の写真5枚を掲載し、10月19日新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験が成功したと報じた。
労働新聞では「多くの進化した操縦誘導技術が導入された新型だ」とした上で、「国防技術の高度化と水中作戦能力の向上に大きく貢献する」としている。
韓国メディアによると、発射されたミサイルは10月11日に開かれた新兵器の展示会で公開された小型の新型SLBMとみられるとしている。
労働新聞では「今回実験で使われたのは5年前に初めてSLBMの打ち上げを成功させた潜水艦である」としていて、北朝鮮金正恩総書記は立ち会わなかったものとみられている。
日米韓3ヵ国は10月19日、北朝鮮担当の高官協議をワシントンで開催。
会談は外務省・船越健裕アジア大洋州局長、米国・ソンキム北朝鮮担当特別代表、韓国・魯圭悳朝鮮半島平和交渉本部長が出席。
外務省関係者によると、日本側は北朝鮮弾道ミサイル発射について「国連の安保理決議に違反し強く非難する」との考えを伝え、3ヵ国は外交努力や地域の抑止力を強化をしていく方針を確認。
また、日本側は拉致問題解決に向けた協力も要請。
3ヵ国の北朝鮮を担当する高官による対面での会談は岸田政権発足後初めてとなる。
●新型SLBM開発の狙い
北朝鮮の脅威について聞く。
20日北朝鮮朝鮮中央通信は新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験に成功したと報じ、その写真を公開。
ミサイルは北朝鮮の東部・咸鏡南道・新浦沖「8.24英雄艦」から発射された。
「多数の先進制御誘導技術」を搭載し、変速軌道で飛行したとみられる。
韓国軍によると、高度は約60km、飛行距離は約590km。
朝鮮中央通信は「国防技術の高度化と海軍の水中作戦能力向上に大きく貢献する」と意義を強調。
渡部悦和、「このニュースに接したのは昨日。今の段階で確たることは言えない。情報戦の最近の傾向は偽情報を流しながら多くの国々を自分の意図の方向に引っ張ってくる作戦を実施している。特に北朝鮮は偽情報を流しながら今まで我々は右往左往してきた。北朝鮮が今日公開した潜水艦発射弾道ミサイルの写真は合成されたもののようだ。飛行がふにゃふにゃしているというのは失敗の可能性がある」

古森義久、「米国がどう見ているか。軍事的には大したことではない。米国が持っているSLBMの機能は北朝鮮がやっていることに比べたら何十段階も上だ。韓国と日本という米国にとって重要な同盟国への影響。バイデンは北朝鮮の潜水艦弾道ミサイルなど米国に対して影響がないと見ているが日本は大したことじゃないと済ますことはできない。金正恩はミサイルは日本を撃つためにやっていると堂々と言っている。日本なんかなくてもいいんだと言っている」

中国を念頭に置いた主な安全保障の枠組みは「自由で開かれたインド太平洋」「QUAD(日本、米国、オーストラリア、インド)」「ファイブアイズ(米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)」「AUKUS(米国、英国、オーストラリア)」。
米国インド太平洋軍司令部は声明で「米国はこうした行為を糾弾し、これ以上こうした不安定を作る行為をしてはならないと北朝鮮に促す」と発表(中央日報)。
古森義久、「非核化をやってくれと言うのに核弾頭が可能かもしれない水中発射のミサイルをやる。そのことに対しての個別な制裁行動をバイデン政権が取るかというとそんな気配はない」
渡部悦和、「バイデン大統領がやるべきことと軍がやるべきことはそれぞれ違う。インド太平洋軍は『米国や同盟国の人命や領土を今すぐに脅かすものではない』という声明を出している」
●米国は対応するのか
小原凡司、「性能は桁違い。北朝鮮が使っている潜水艦は中国から買った033型で、旧ソ連が使っていたロメオ型という非常に古い潜水艦。これをまだ改良して使っている。静粛性や潜航性能も低い、速力も上がらない、シュノーケリングにも問題がある潜水艦。出港した途端に探知することも可能だろう。北朝鮮の潜水艦に対応を求められるのは韓国か日本ということになるのではないか。米国や中国、ロシアが持っている潜水艦発射ミサイルを撃てる潜水艦は全部原子力潜水艦。英国、フランスも同じ。世界中どこかで展開していて、どこからでも撃てるようにしておかなければいけない。通常動力型の潜水艦にはできない」
渡部悦和、「この報告書をなぜ出したかというところだが、1981年9月に当時のキャスパー・ワインバーガー国防長官がDIAに命じてソビエトのミリタリーパワーの報告書を書きなさいということで出した。北朝鮮に関しては1991年と95年しか出していない」
中国、金日成主席、金正日総書記、金正恩総書記について言及。
古森義久、「背景にある国家の考え方、金王朝というか3代にわたり何を考え何を目指してきたのかDoctrineという言葉で書いているので私は割合興味を持って読んだ。毎年出すという風にはならないだろう、それほどまで北朝鮮の脅威は米国にとって大きくない。バイデン政権の北朝鮮政策はなんとなく融和」
小原凡司、「米国が日本にもっと防衛努力しろということにもつながる、米国が守るというわけでもない。なぜ北朝鮮が米軍の軍事力をそこまで敵視するのかというと、北朝鮮がしたいことを阻むのが米国の軍事力ということ。北朝鮮がしたいことが何なのかちゃんと見極めないと。米軍が退いたら憎まないけどそのまま軍事力を行使されるということ」
古森義久、「この国防総省の報告書が出た2、3日前に、ヘリテージ財団がブルースクリンナーという民間の研究者が北朝鮮の核の戦略について報告書を出した。その勧告の柱が、米国はもっと日本に防衛措置を強化するよう言うべきだと。これはバイデン政権もトランプ政権も本音ではある」

【提言】 「中朝の脅威に今後必要な日本の備え」

古森義久 「改憲し、普通の国防を!」
 北朝鮮の軍事脅威、中国の軍事脅威。軍事力で向かってくる。憲法を見直す。
渡部悦和 「木鶏(もっけい)」
 しゃも(軍鶏)の闘い。北朝鮮、中国には木鶏のように力と徳でもって抑止力を持つ。
小原凡司 「各種”統合”の推進を」
 防空とミサイル防衛サイバー攻撃に情報。非軍事的手段と軍事的手段。陸海空の統合、すべてを統合することが必要になってくる。
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9