じじぃの「中国のワクチン外交・一帯一路・セルビア・台湾の場合は?報道1930」

EU非加盟セルビアで仏・独上回るワクチン接種 背景に中国との関係【現場から】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Fo67Ra9m7os

セルビアで仏・独上回るワクチン接種 背景に中国との関係

Budapest-Belgrade railway

Budapest-Belgrade railway

From Wikipedia
The Budapest-Belgrade railway connects the capital cities of Hungary and Serbia - the Budapest Keleti railway station with the new Belgrade Centre railway station.
As a $2.89 billion, 350 km (220 mi) high-speed rail line project, the Budapest-Belgrade railway is also a part, and first stage, of the planned Budapest-Belgrade-Skopje-Athens railway international connection in Central and Southeast Europe, a Chinese-CEE "hallmark" project of Beijing's Belt and Road initiative, connecting the China-run Piraeus port in Greece with the "heart" of Europe.
【Modernization of the Serbian section】
In Serbia (some 200 km (120 mi)), one of the segments, the 34.5 km (21.4 mi)-long section Belgrade-Stara Pazova is currently being reconstructed by China Communications Construction Company (CCCC) together with China Railways International (CRI), with the investment of $350.1 million, funded with a loan from the Export-Import Bank of China. The section Stara Pazova-Novi Sad is being reconstructed by the Russian RZD International, financed with Russian credit.

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報道1930

2021年6月4日 BS-TBS
【キャスター】出水麻衣、松原耕 【コメンテーター】堤伸輔、パトリック・ハーラン 【ゲスト】佐藤正久自民党・外交部会長)、朱健栄(東洋学園大学・教授)、松本哲哉(国際医療福祉大学・主任教授)
中国“ワクチン外交“。「一帯一路」周辺へ懐柔と挑発。台湾は・・・。

中国のワクチン外交 一帯一路 セルビア 台湾の場合は?

●ウイルス“武漢研究所起源説”が再燃
米国のバイデン大統領は新型コロナウイルスの発生源について分析に必要な情報が十分ではないとして、情報機関に再調査を指示するとともに中国に情報公開を求める方針を明らかにした。
中国・武漢、ウイルス研究所からのコロナ流出説。
佐藤正久、「WHOの報告書は信用できない。間違っているのはWHOと中国との合同調査の報告書であること。いろんな可能性を並べているだけで確定できていない」
●G7前のウイルス起源“犯人捜し”
新型コロナウイルスの起源を探るため、WHO(世界保健機関)が中国・武漢で行った調査への評価が割れている。
5月26日、米国、“武漢研究所流出説”追加調査を指示。
5月30日、英国、情報機関も調査。
6月11日~、G7(主要7ヵ国)サミット。
デモクラティック10(民主主義10ヵ国サミット)として、韓国、オーストラリア、インド追加。
G7でも議論になりそうだ。
●欧州に広がる中国ワクチン外交
欧州の南東部バルカン半島に属する人口およそ700万人の国、旧ユーゴスラビアセルビア
5月初旬には、レストランの店内営業再開。
ワクチン接種が進み、接種を完了した人の割合はおよそ30%、ヨーロッパで3番目、フランス、ドイツを大きく上回っている。
それを支えているのが、中国・シノファーム製、ファイザー製、ロシア・スプートニクV製、アストラゼネカ製、4種類のワクチン。
そして多くの人に選ばれたのが、中国のシノファーム製。全体の67%を占めている。
セルビアはまだEUに加盟しておらず、ワクチンの割り当てを受けられていない。
その隙をたくみについたのが中国。
感染拡大当初から中国はマスクを提供し医師団を派遣したほか、これまでに約420万回のワクチンを提供。

中国にとってセルビアは、巨大経済圏構想「一帯一路」の実現に重要な国。

セルビアは、EUとアジアをつなぐ場所にあり、鉄道や道路など中国資本によるインフラ整備が次々と行われている。

町の中心部にも着々と中国企業が進出するなど、着実に影響力を増している。
セルビアの首都ベオグラードの大通り。クラシックな街並みに不釣り合いな、真っ赤な巨大看板が数ヵ所に掲げられている。
そこには中国の国旗とともに習近平国家主席が描かれ、現地語と中国語で「習兄さん、ありがとう」と記されている。
●台湾めぐり思惑も…
ファイザーと新型コロナワクチンを共同開発した独ビオンテック。
台湾は、これまで感染者を抑えてきたが、5月半ば感染者が急増し、多い日には700人台。
5月17日、中国政府は、「台湾同胞がワクチンを入手できるようにすることが不可欠だ。ワクチンの提供準備がある」と語った。
5月26日、台湾・蔡英文総統は、「中国の介入で、ビオンテックと契約できない」と語った。
ビオンテックと中国・上海復星医薬は、去年3月に契約。
中国本土、マカオ、香港、台湾でのワクチン“販売権”取得。
先月には、ワクチンの“製造権”も取得。
感染が拡大している台湾に対し、日本政府はアストラゼネカ製ワクチン124万回分を無償提供すると発表した。
無償提供されるのは、日本国内で製造され当面接種に使う見通しのない余剰分のアストラゼネカ製ワクチン。
6月4日、成田空港から発送され、午後台湾に到着した。

茂木外務大臣は「東日本大震災の際も台湾の方々からいち早く多くの義援金を送ってもらった。台湾との友情を踏まえた提供だ」と語った。

台湾の世論調査
英国・アストラゼネカ製ワクチン接種したくない・・・66%。
中国製ワクチン接種したくない・・・81%。
パトリック・ハーラン、「この世論調査が行われた当時はアストラゼネカ新型コロナウイルスワクチンを接種した成人で、血小板の減少を伴うまれな血栓が生じたといわれたが、今は不安が解消されている。今やれば調査結果は異なっているはずだ」
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/