3分でわかる「IPCC1.5度特別報告書」
IPCC特別報告書「1.5℃の地球温暖化」の図を読み解く (1)
2019年1月号 地球環境研究センターニュース
気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change: IPCC)は、地球温暖化が現在の度合いで続けば、2030年から2052年の間に1.5℃に達する可能性が高いとする1.5℃特別報告書を2018年10月8日に公表しました。
最初の図は我々の今後とる対策の内容によって将来の気温上昇がどう変わりそうかを示したものです。やや複雑なので、グラフを分解しながら、解説します。
https://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201901/337003.html
第4章 未来への提言――世界の英知からのメッセージ より
ニューヨーク・タイムズのコラムニスト トーマス・フリードマン氏に訊く
Q 化石燃料や地下資源に依存する20世紀型のビジネスでは、地球は限界を迎えてしまうということかと思いますが、世界の動きをどう見ていらっしゃいますか。
トーマス・フリードマン
中国のことは、大変高く評価しないといけません。1つには、中国は独自の規則と膨大なエネルギー消費とも相まって、ソーラーパネルの価格をテニスシューズと同じくらいまで下げました。おかげで太陽光発電が普及しましたね。中国は炭素税も導入しようとしています。いま、中国は、巨大なエネルギー消費国であり石炭利用国です。でも結局のところ、中国は、市場を再形成して次の大きなグローバル産業のリーダーになろうと真剣に考えています。ですから、アメリカより高く評価しています。私はアメリカとして、私の国がサウジアラビアからの石油輸入の代わりに中国がソーラーパネルを輸入し始めて、アメリカでは何も製造しなくなるのを非常に心配しています。
インドはこれまで進歩がゆっくりでしたが、いまではモディ首相が状況を把握したと思います。首相は、インドが新しいグリーンビジネスの分野で再び強力なリーダーになれることを理解したのです。そしてたくさんのインド企業が、いまでは特に風力や太陽光発電、そして省エネの分野に進出しています。中国よりずっと貧しいので先は遠いですが、でも間もなく追いつくと思います。
中東は巨大で、大きな悲惨な地域です。多くの政府が、直接的にしろ、基本的には石油に頼っていて、石油後の時代に必要な人の才能や能力を養成してきませんでした。いまは、この方向に向かい始めた国もありますがね。サウジアラビア、エジプトは少しばかり動いています。ヨルダンには大きな太陽光発電会社がありますが、もっとずっと速いペースで転換するする必要があります。そうでないと、この新しい時代に、石油や化石燃料が急速に無価値になっていくのを目にして、驚くことになると思います。
ちなみに世界には2種類の国があります。石油採掘で発展する国と、人を発掘して発展する国です。後者の代表は日本です。
資源はほとんどありません。でもあなたたちは、本当にラッキーですよ。日本は人材以外、ほとんど資源がないでしょう。だからあなた方は人材を発掘してそのエネルギーと創造性と才能を活かし、優秀な国際企業を発展させてきた。アラブ世界もそうしなければなりません。人を発掘するのです。ただ油田やガスを掘るだけじゃなくね。国民こそが枯れることのない油田なのです。日本は、本当にラッキーなんですよ。
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じじぃの日記。
日本時間1月21日午前2時テレビで、首都ワシントンの連邦議会議事堂前で行ったジョー・バイデンさん(78)の大統領の就任演説を観た。
バイデンさんは米国が新型コロナ、経済、気候変動、人種問題の「4つの危機」に見舞われているとし、対策として就任初日に17本の大統領令に署名する方針を明らかにしている。
選挙中にトランプさんがバイデンさんのことを認知症だと言っていたが、就任演説はそんな感じはなかった。
しかし、演説はトランプ演説ほどの力強さが感じられなかった。
トランプさんは「気候変動」に無関心だったが、バイデンさんはパリ協定復帰するという。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、地球温暖化が現在の度合いで続けば、2030年から2052年の間に1.5℃に達する可能性が高いとする1.5℃特別報告書を2018年10月8日に公表した。
実はIPCCによれば、2020年が気候変動の分水嶺なのだという。
今後数年内に温度が1.5℃以上 上昇するか、1.5℃以内ですむかで地球の生態ががらりと変わるらしい。