じじぃの「減少続く水産資源・早い者勝ち・サンマが高級魚に?地球の資源」

うな重】スーパーの鰻驚くほどふわふわにする方法 極限までお店に近づける作り方【土用の丑の日】【うな丼】una-juu

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vWtMTanIca0

ウナギの漁獲量減少

【食糧】持続可能な漁業と水産資源管理 ~日本の食卓から魚はなくなるのか~

2015/08/04 体系的に学ぶ
海外での寿司ブームや健康食志向などでマグロ・カツオの消費量は国際的に増加する中、日本で消費できるマグロ・カツオは今後徐々に制限されていくことが予想されます。
同様に深刻な状況にあるのがウナギです。国際自然保護連合は、2008年にヨーロッパウナギを絶滅危惧IA類(Critically Endangered)に、2014年にニホンウナギアメリカウナギを絶滅危惧IB類(Endangered)に指定しました。日本は世界の7割のウナギを消費している言われています。そして、日本はこれまでニホンウナギの漁獲量減少に際し、輸入によってウナギを確保してきましたが、すでにヨーロッパウナギは2007年にワシントン条約附属書入りが決定し、2009年から貿易規制が始まっています。
https://sustainablejapan.jp/2015/08/04/fishery-in-japan/17618

『データで検証 地球の資源―未来はほんとうに大丈夫なのか?』

井田徹治 ブルーバックス 2011年発行

減少続く水産資源 より

2010年3月、カタールの首都ドーハの高級ホテルで開かれたワシントン条約の締約国会議。150を超える参加国の政府関係者はもちろん、業界関係者や環境保護団体のメンバーたちの熱気を包まれていた。「高級トロの材料として日本人が大好きなクロマグロの国際商取引を禁止するべきかどうか」「フカヒレ目当ての乱獲で数が急減しているサメの国際取引をを条約で規制するべきかどうか」――
メディアの注目を集めた議題のほとんどは、多くの国で人間がずっと昔から獲ってきた水産資源として重要な種類ばかり、キロマグロの取引禁止提案を含め、水産物の規制に関する提案にことごとく反対し、否決することに大きな大きな役割を果たした日本政府に、多くの環境保護団体から「海洋生物の保護に後ろ向きだ」との批判が集まった。
海にたくさんいる魚に絶滅の恐れがあるというのは、信じられないことであるが、魚の中には乱獲で数が減り、厳しい状況に置かれているものが多い。世界人口の増加が予測される中、タンパク源としてさらに重要度を増しつつある水産資源の現状を見てみよう。

水産資源は危機的状況

スケトウダラは肉はすり身として、卵がタラコとして、一時はイワシと並んでもっとも漁獲量が多い魚だったのだが、世界的にも、日本近海でも乱獲が深刻化している。新潟県から北海道沖にかけての日本海の資源量は、1987年から1992年の間には71万2000~86万8000トンと非常に高い水準にあったが19990年代に入ってから一貫して減少傾向にあり、2007年には8万3000トンとピーク時の約1割程度にまで減少してしまった。スケトウダラの資源状況は、公海のベーリング海でも厳しい。ピーク時の1989年にまで145万トンちかくもの漁獲量があったのだが、その後短時間の間に激減し、1992年には1万トンにまで減ってしまった。国際的な協定で1995年以降、漁業が禁止されたのだが、それ以降、現在に至るまで漁業が可能になるほどに資源は回収していない。

早い者勝ち

資源管理のために漁獲量の上限を定めたところで、その枠の中での「早い者勝ち」の漁業が続いていたら、乱獲の防止は難しい。魚が卵を産めるように大きくなるまで待てば、資源面でも収入面でもいいとわかっていても、他人が早く取ってしまい明日は穫れなくまると思えば、今すぐ小さい魚を獲ってしまう。

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日本人にとっては、水産資源の消費のあり方を見直すことは非常に大切だ。国際的には地盤沈下が目立つとはいえ、日本は水産資源の大消費国だし、価格ベースで言えばまだ最大の水産資源の輸入国である。日本の市場や消費者、企業の動向が、水産資源の動向に大きな影響を与えることを認識し、責任感を持つことが必要だ。日本人は、絶滅が懸念されている高級マグロの7~8割、世界で漁獲されるウナギの7割を消費しているのである。
食物連鎖の上位にある魚ばかりを好んで大量に食べずに、食物連鎖のピラミッドを壊さない努力をすること、大量の二酸化炭素を輩出して海外から運ばれてくる水産資源への過度の依存を止め、日本近海の資源をきちんと管理し利用すること、そして何よりも国土の周囲の海を汚さないこと。これが水産資源の未来のために重要だ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
今年は絶滅が危惧されるニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」が好漁だそうです。
でも、ウナギの値段が安くなる話は出てきていません。
でもまだ、サンマには手が届きます?