じじぃの「出荷量が激減・ウナギの生態の謎!ニュースJAPAN」

池上彰緊急スペシャル 世界初のウナギ完全養殖 2014.3.8 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=B1KxOA71nWg
ウナギが食事中 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TF2nKCPKkpU&feature=related
ウナギの稚魚 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%82%A6%E3%83%8A%E3%82%AE%E3%81%AE%E7%A8%9A%E9%AD%9A&gs_upl=0l0l2l529149lllllllllll0&sa=X&oi=image_result_group
プライムニュース 「ニホンウナギ絶滅危機 捕獲量取り戻すには 魚食文化どう守る」 (追加) 2014年6月17日 BSフジ
【キャスター】島田彩夏、反町理 【ゲスト】横山信一(農水政務官)、勝川俊雄(三重大学生産資源学部准教授)、生田與克(NPO法人魚食文化の会理事長)
12日、国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギを絶滅の恐れがある絶滅危惧種に指定した。IUCNの判断には法的拘束力がないため、ウナギの捕獲がただちに禁止されることはないが、ワシントン条約で規制対象を決める際の根拠となることから、今後、輸出などの規制につながる可能性がある。
縄文時代の遺跡からもウナギの骨が発掘されるなど、古くから日本人が親しんでいたウナギ。伝統的な食文化を守るためには必要なこととは。
横山農水政務官らを迎え、ウナギ捕獲の現状から日本の食文化まで多角的に議論する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140617_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140617_1
サイエンスZERO 「ウナギはどこへ行った?」 2012年8月19日 NHK Eテレ
価格の高騰が止まらない「うなぎ」。いったいどうしてなんでしょう? 
実はウナギはつい最近まで、どこで卵を産むかさえわからない、謎に包まれた魚でした。ウナギの生まれ故郷は、太平洋の真ん中、マリアナ海溝付近。はるか2000キロも太平洋を泳いで産卵します。そして生まれた稚魚は、海流に乗ってはるばる日本へやってくる。そんなすごいことを繰り返している魚なんです。
ところが! 最近その旅路に、ある激変が起きました! なんと、産卵場所がわずかに南へずれた結果、稚魚たちが海流にうまく乗れず、太平洋で次々と死んでいるというショッキングな事実が分かったのです! ウナギを襲う様々な過酷な運命! ウナギ激減の本当の原因に迫ります。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp396.html
気になる”ウナギ”の値段 その影に知られざる生態 2012年7月16日 NHK 主任研究員 中村クンの解説
●卵からシラスウナギまでの難しさ
試行錯誤してエサになるものをさがした結果、サメの卵を食べることがわかりました。養殖の研究では、これを水槽の底に沈めて食べさせています。ただ、育つには育ちますが、何かが違うようです。平べったくならないのです。
育てることはできるようになりましたが、まだいくつも課題があります。
サメの卵をエサにすると、飼っている水槽の水が汚れやすいのです。ウナギは水質がきれいでないと育ちません。汚れるとすぐに死んでしまうのです。水質の管理が大変で、20リットルの水槽でもシラスウナギまで育つのは数10匹です。5倍の100リットルの水槽で育ててみてもやはり育つのは数10匹なのだそうです。大きな水槽だと水質管理が十分できず、結局、それくらいしか育てられないというのが現状です。
http://www.nhk.or.jp/laboradio/report/20120716_01.html
「夢の扉 〜NEXT DOOR〜」 2010年7月18日 TBS
【ドリームメーカー】田中秀樹 【ナビゲーター】小林恵美
夏場の日本人の楽しみと言えるうなぎ。そのうなぎが危機に瀕しているのです。
今、食べられているうちの実に99%が養殖といううなぎ。その養殖方法は「天然うなぎの稚魚(シラスウナギ)」を川で捉え、大きくしてから出荷するというものなのですが、乱獲や環境の変化によりシラスウナギの漁獲が年々減少してしまい、昭和32年には207トンもあった稚魚の漁獲は、平成20年にはわずか9トンにまで落ち込み、更に日本が輸入しているヨーロッパうなぎはここ20年でなんと99%も減少。ついに昨年3月、国際取引が規制されてしまいました。このままでは、日本の食卓にうなぎが消えてしまう恐れが出て来ました。そこに救世主が現れました。三重県にある「独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所」が、天然うなぎの稚魚を親に成長させ産卵。その卵から生まれた稚魚を世界で初めて親うなぎにまで成長させることに成功したのです。その立役者がチーム長の田中秀樹さんです。未だ、生態もはっきりと分かっていないうなぎの養殖に力を注ぐ田中さんを追いかけます。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20100718.html
ウナギ ウィキペディアWikipedia)より
ウナギ(鰻、うなぎ)は、ウナギ目ウナギ科に属する魚の総称。その内の一種 Anguilla japonica (英名:Japanese eel)を指し、これをウナギ属 Anguilla に属する他の魚と区別してニホンウナギと呼ぶこともある。
蒲焼や鰻丼などの調理方法が考案され、古くから日本の食文化に深い関わりを持つ魚である。しかし川と海を行き来(回遊)し、ある程度地上を這って移動するなど、その生態は意外と知られていない。また研究者の間でも、近年まで産卵場すら正確には把握されていなかった。詳しい生態に関しては、まだ謎の部分が多い。
【完全養殖】
ウナギの人工孵化は1973年に北海道大学において初めて成功し、2002年には三重県水産総合研究センター養殖研究所(現「増養殖研究所」)が仔魚をシラスウナギに変態させることに世界で初めて成功した。
しかし人工孵化と孵化直後養殖技術はいまだ莫大な費用が掛かり、成功率も低いため研究中で、養殖種苗となるシラスウナギを海岸で捕獲し、成魚になるまで養殖する方法しか商業的には実現していない。自然界における個体数の減少、稚魚の減少にも直接繋がっており、養殖産業自身も打撃を受けつつある。そうした中での2010年、水産総合研究センターが人工孵化したウナギを親ウナギに成長させ、さらに次の世代の稚魚を誕生させるという完全養殖に世界で初めて成功したと発表。25万個余りの卵が生まれ、このうち75%が孵化したと報じており、先に述べた稚魚の漁獲高減少もあって、期待を集めている。だが、孵化直後の稚魚の餌の原料にサメの卵が必要で、毎日水を入れ替えなければならず、人工環境ではほとんどオスしか生まれないため産卵のためにホルモンによるメス化が必要など、コスト面で課題が多く残されている。2013年には、プランクトンの糞や死骸が餌となることが突き止められた。また、鶏卵やヤマメの精巣も餌になることが判明し、幼生は約9割が育つまでになった。

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ニュースJAPAN 成長"次世代ウナギ"で食卓は? 2011年7月12日 フジテレビ
【キャスター】秋元優里
ウナギの出荷量が激減し、値段が高騰している。去年、世界で初めて完全養殖で誕生した、ウナギの稚魚は今どうしているかを取材。
東京・中央区の「はし本」では、先月からうな重を100〜300円値上げした。店としては3割程度(約700円)上げたいが、上げるわけにはいかないと店員が話した。
浜名湖のウナギの養殖場では、ここ数年、出荷量が減少している。その原因は、マリアナ諸島から日本近海に流れ着くシラスウナギの漁獲量が、最盛期の25分の1にまで減少している為。
こうした中、ウナギの完全養殖が期待を集めている。去年3月、世界で初めて完全養殖に成功したウナギは今、水産総合研究センターで20cmほどの大きさに育っている。しかし、水中に浮いた餌を稚魚が食べず、シラスウナギまで育つのは約1%となっている。
こうした中、東京大学などの研究グループが天然のニホンウナギの卵の採集に世界で初めて成功。新月の2〜4日前の日没〜午後11時の間に、水深150〜180mのほぼ同じ海域で産卵する事などが明らかになった。今後の研究次第ではウナギの漁獲量が増えるかもしれない。
http://kakaku.com/tv/channel=8/programID=24844/episodeID=498572/
どうでもいい、じじぃの日記。
7/12、フジテレビ 『ニュースJAPAN』の特集「成長"次世代ウナギ"で食卓は?」を観た。
こんなことを言っていた。
連日の猛暑、そしてもうすぐ土用の丑の日。ウナギの売り上げが伸びている一方、お値段のほうも高騰とのこと。出荷量の激減が理由だというので思い出しました。去年世界で初めて完全養殖によって誕生したウナギの稚魚。今どうしているのでしょうか?
「はし本 うなぎ」というノレンが掛かっている店の前で数人が並んでいる映像が出てきた。
夏本番を迎えた日本列島。節電と熱中症対策に人々が汗を流す中、スタミナ源としておなじみのメニューにも異変が。都内にあるこの店では先月からうな重の値段が100〜300円値上げ。客からは悲鳴にも似た声が上がる。
男の客、(おしながきを見て)「びっくりしちゃたよ。値段見て。高いからさ」
男の客、「今、東京でどこで食べても何千円、5000円、1万円ぐらいしちゃいますよ。高いやつは」
しかし、悲鳴を挙げたいのは店側も同じ。客離れを防ぐため、値上げ幅を抑えざるをえないという。
店主、「本来は3割5分から3割(約700円)程度上げたいんですけど、どうしても3割5分上げるわけにはいかない」
なぜ、ウナギの値段が高騰しているか? 謎を解くカギは名産地浜名湖にあった。出荷の最盛期を迎えたウナギの養殖業。だがここ数年出荷量は減少傾向だという。
漁業組合の人、「今年も大不漁で過去5〜6年くらい、徐々に減っています」
出荷量が減っている原因、それはウナギの稚魚、シラスウナギの漁獲量の減少だ。
太平洋のマリアナ諸島と日本の地図が出てきた。
国産ウナギはマリアナ沖で産卵・ふ化し、黒潮に乗って日本近海に流れ着いた5センチほどのシラスウナギを国内で養殖したもの。しかしその漁獲量は最盛期の25分の1(最盛期1963年、232トンあった)にまで落ち込んでおり、今後の安定供給に懸念が持たれているのだ。
三重県にある「独立行政法人 水産総合研究センター 養殖研究所」の建物が映像に出てきた。
こうした中、期待を集めているのがウナギの完全養殖。去年3月、世界で初めて完全養殖に成功した「バイオウナギ」。1年4ヵ月経った今、どうなってるか訪ねてみると、
取材スタッフ、「ここは三重県にある研究所ですが、去年生まれたという完全養殖ウナギはご覧のように20センチを超えるような大きさまで育っています」
水槽の中で着実に成長を成し遂げていたバイオウナギ。ウナギ市場の未来はバラ色か? と思いきや、
研究員の田中秀樹さん、「大きな水槽で非常に手間をかけないと育たないという状況ですので、あと何年でできるかっていうのは全くメドが立ちません」
研究が進まない原因として今、水中に浮遊しているエサを稚魚が食べないなど、はっきりしたウナギの生態が分からないため。
田中さん、「どう頑張っても水槽の中間層ではエサを食べなくて、水槽の底でしかエサを食べない。その辺の差は何なのか。どういう条件でやれば、浮遊しているエサをウナギが自らついばんで食べてくれるのか、その条件さえ分かれば大量に大きな水槽で飼育するためのヒントになる」
今の段階でシラスウナギから育つのは1%。完全養殖ウナギの大量生産にはほど遠い数字だ。
真っ暗な海で、船上で海からウナギの卵を採集している映像が出てきた。
こうした中、東京大学など研究グループが天然のニホンウナギの卵の採集に世界で初めて成功。新月の2〜4日前の日没〜午後11時の間に、水深150〜180mのほぼ同じ海域で産卵する事などが明らかになった。今後の研究次第ではウナギの漁獲量が増えるかもしれない。
じじぃの感想
「どう頑張っても水槽の中間層ではエサを食べなくて、水槽の底でしかエサを食べない。その辺の差は何なのか。どういう条件でやれば、浮遊しているエサをウナギが自らついばんで食べてくれるのか、その条件さえ分かれば大量に大きな水槽で飼育するためのヒントになる」
ウナギって、不思議だなあ。
ウナギの祖先は深海魚なのだそうだ。テレビで「深海」をみると、プランクトンのようなものが多く浮遊している。こんなところでウナギの稚魚「レプトケファルス」が育っているのだから、ウナギの稚魚が棲んでいる環境を研究所で再現してみたらどうなんだろう。日本の技術ならできそうな気がするんだが。
もう、3年ぐらいウナギを食べていない。
また、食べてみたいなあ。中国産養殖ウナギでないやつを・・・。