じじぃの「アマゾン・クラウド業界のトップ企業はどこの傘下?池上彰のニュース検定」

AWS」とは?「Amazon Web Services」(アマゾンウェブサービス)のメリットと主要サービスをわかりやすく解説

2019年06月17日 ferret
クラウドコンピューティングという言葉を耳にしたことがある人は多いでしょうが、まだよく分からなくて使ったことがないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
クラウドコンピューティングの中でも、現在人気があるもののひとつが、Amazon Web Services(AWS)です。
https://ferret-plus.com/8310

池上彰のニュース検定

2020年7月15日 テレビ朝日 【グッド!モーニング】
きょうのキーワード 「クラウドの巨人」。

問題 「クラウド業界のトップ企業はどこの傘下?」

・アマゾン
フェイスブック
マイクロソフト
正解 アマゾン
池上彰さん解説】
 「クラウドとは、インターネットなどのネットワーク経由でユーザーにサービスを提供する形態のことです。 クラウド(cloud)は「雲」を意味します。マイクロソフトクラウド事業で躍進。それを上回ったのがAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)です。シンガポールの調査会社によると、去年1年間の世界シェアはAWSが32.3%、マイクロソフトは16.9%でマイクロソフトの2倍です。日本政府は10月以降に各省庁共通の基盤システムをクラウドに切り替える予定です。アマゾン・ドット・コム傘下のアマゾン・ウェブ・サービスを採用する方針を決めました。データを集中管理してインターネット経由で使えばコスト削減になります。AWSの受注で日本のIT企業は衝撃を受けるでしょう。これまで政府は「機密情報もあり、海外への発注は問題がある」としていました。しかしAWSは高品質、低価格。政府はセキュリティも問題ないとしてAWSを採用。今後、地方自治体や企業など日本中に普及してくことは確実です」

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『世界の覇権企業 最新地図』

現代ビジネス研究班/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

アマゾン・ドット・コム Amazon.com ネット小売りを独占できた理由とは より

アメリカ・シアトルに本拠を置くアマゾン・ドット・コムは、世界最大のネット小売り企業として名高い。日本でもその存在は巨大化しつつあるが、本拠であるアメリカでのシェアでも急成長が止まらない。2012年、アメリカのネット販売におけるアマゾンのシェアは、25%であった。それから4年後、2016年にはシェアを43%にまで伸ばしている。
アメリカでの調査によると、インターネットで買い物をする人の52%がアマゾンで検索するという。検索といえば最大手はグーグルなのだが、買い物に関してグーグルで検索する人は39%であり、アマゾンの支配力の大きさがわかろうというものだ。
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アマゾンは、もともとオンライン書店として創業している。書店として大成功を収めたのち、家電、ゲーム、アパレル、食品、日用品など取り扱い品目を増大させていった。
現在、アマゾンはたんなるネット小売り企業ではない。

アマゾンが近年、あらたにAWSというクラウド・サービスにも乗り出している。これは、アマゾンのすぐれた電子システムを他の企業に開放しようというものだ。

AWSは、クラウド・サービスのシェアの3割を獲得している。オンライン配信の最大手に成長したネットフリックスも、AWSの顧客となっている。こうして、アマゾンがAWSによって多くの企業の電子プラットフォームとなれば、アマゾンの支配性はさらに増大していくことになる。