じじぃの「未解決ファイル_313_最後のネアンデルタール人」

Gorham's Cave Gibraltar - A UNESCO World Heritage Site (5min)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cZkkY7TbQlk

Are We the Last Neanderthals?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0uRCVyJ7-0c

Gorham's Cave Gibraltar


ゴーラム洞窟

イベリア半島の南端、イギリス領ジブラルタルにある遺跡。ネアンデルタール人が、10万年以上に渡って居住し、絶滅前の最後の時期まで暮らしていた。当時は、海水面が低かったため、今よりも、海までの距離があった。人類学、考古学の貴重な価値を持つことが評価され、2016年にUNESCO世界遺産に登録された。
撮影日:2017年8月
撮影地:イギリス領ジブラルタル、ゴーラム洞窟
https://www.nhk.or.jp/special/jinrui/europa01/

【人類誕生CG】 5万5000年前 ホモ・サピエンスネアンデルタール人の出会い

NHKスペシャル×1.5ch】Homo sapiens encountering Neanderthals
2019年04月26日 NHK BS1
肉体的に屈強だったネアンデルタール人が絶滅して、弱かった人類の祖先(ホモ・サピエンス)が生き残ったのは、何故なのか?
ナビゲーターの高橋一生と共に、人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かす「人類誕生」より、ホモ・サピエンスネアンデルタール人の出会いを再現。

およそ20万年前に誕生した、私たちホモ・サピエンス。祖先たちがアフリカを出て、中東に進出したときに出会ったのが、別種の人類ネアンデルタール人でした。近年、ゲノム研究が進み、私たちの祖先とネアンデルタール人は交わりを持ち混血していたことが判明。さらに、受け継いだ遺伝子が、私たちの進化に貢献してきたことが分かってきました。かつては、両者は対立していたと考えられていましたが、実は共存していた可能性も浮かび上がっています。
https://www.nhk.or.jp/ten5/articles/17/003703.html

『科学の謎 研究者が悩む99の素朴な疑問』

ナショナル ジオグラフィック別冊 2019年発行

ネアンデルタール人に何が起きたのか? より

25万年前、我々の遠い祖先がアフリカを離れ、ネアンデルタール人という旧人類に進化した。彼らは現在の南ヨーロッパ中央アジアの全域に広がり、20万年という長きにわたってその地で植物連鎖の頂点に君臨した。
だが、最新の化石記録は、ホモ・ネアンデルターレンシスが4万5000~4万年前にかけて、ッ比較的短期間のうちに絶滅したことを示している。彼らはどこへ消えてしまったのだろうか?
どうやら、我々の直接の祖先であるホモ・サピエンスネアンデルタール人に取って代わったようだが、その理由や経緯は完全には解明されていない。最有力の説では、ホモ・サピエンスのほうが進化上優れていたために、気候や生物群系にうまく適応できたとされている。たとえば、ネアンデルタール人の脳は運動能力と暗視能力には秀でていたが、そのぶん高次の思考が犠牲になっていたことが、頭蓋の研究で示唆されている。そのため、集団での狩り、事前の計画、槍や弓矢などの革新技術の発達という点では、明らかに不利だったと考えられる。
だが、競争による排除は、ネアンデルタール人衰退の説明にはなるが、唐突な絶滅を説明することはできない。途方もなく、長い年月にわたって世界を支配してきたネアンデルタール人が、突如として競争力を失ってしまった理由は何だろうか? その答えは、気候変動にあるかもしれない。最後の氷河期のあいだに、ユーラシアでは動きの遅い大型哺乳類の数が減った。狩りの対象が動きの速い小型哺乳類に変化したことで、より敏捷なホモ・サピエンスが有利になったとも考えられる。
あるいは、その競争は暴力的なものだったのかもしれない。『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドは、ネアンデルタール人の末路はもっと悲惨なものだったとする仮説を立てている。技術の進んだ文明が別の文明の土地に侵入したら、何が起きるのか。我々はそれをよく知っている。新来者たちが最初は武器で、ついで病気を介して、既存の集団を殺戮するのだ。ネアンデルタール時代のユーラシアがコロンブス以前のアメリカ大陸のようなものだったとすれば、ネアンデルタール人の絶滅は、突然であると同時に暴力的なものであったはずだ。

                        • -

どうでもいい、じじぃの日記。
再放送だったが、NHK BS1ホモ・サピエンスネアンデルタール人の出会い」を観た。
ネアンデルタール人の終焉地は、ヨーロッパ南端のジブラルタルにあるゴーラム洞窟と言われている。
約3万年前、この洞窟の中に最後のネアンデルタール人が住んでいた。
彼らは、ここで「ハッシュタグラストメッセージ)」と呼ばれる謎の刻印を残した。
「あるいは、その競争は暴力的なものだったのかもしれない。『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドは、ネアンデルタール人の末路はもっと悲惨なものだったとする仮説を立てている。技術の進んだ文明が別の文明の土地に侵入したら、何が起きるのか」
ゴーラム洞窟の彼らは、ホモ・サピエンス(現人類)に殺された最後のネアンデルタール人だったのだろうか。