じじぃの「科学夜話・無気力・人と関わらない生活!人間を科学する事典」

2045 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=pfGpV-cJOmA

ロボットに仕事を奪われた人間は仮想現実の世界に住むことになると「サピエンス全史」のユヴェル・ノア・ハラリが指摘 2017年05月28日  GIGAZINE
人工知能(AI)技術の急激な発展によって、ロボットが人間の代わりに働いてくれるという期待が高まると共に、ロボットに仕事を奪われてしまうという不安の声も生まれてきています。世界的なベストセラー「Sapiens: A Brief History of Humankind(サピエンス全史)」の著者で知られる歴史学者ユヴェル・ノア・ハラリ氏が、仕事を失った未来の人間のあり方についてブラックユーモアを取り入れつつ鋭く考察しています。
◆究極の暇つぶし
仮に働くことが生きるために必要条件ではなくなった場合、人間には「自由な時間」が降ってわいてきます。ハラリ氏は、人間は何もしないではいられず、無為に暮らすことを強いられれば狂ってしまうので、ロボットの登場とともに「暇な一日をどうやって過ごしていくのか?」という問題が発生すると考えています。
https://gigazine.net/news/20170528-no-work-world-life/
『人間を科学する事典―心と身体のエンサイクロペディア』 佐藤方彦/著 東京堂出版 2005年発行
無気力はエネルギーの節約? より
かつて、モーレツ社員という言葉がありました。当時現役だった世代は今は引退されてのんびりと隠居されているかと思いきや、旅行に、ボランティアに、習い事と活動的に過ごされている方が多いようです。毎日が日曜日どころかまさに引退してなお「月月火水木金金」を実践されているようで、その気力みなぎる様子は、現代の若者もかくやと思われるほどです。
現代の若者の目に気力が感じられないということはよく耳にします。現代の火のンガ豊かになったことを反映しているのかもしれません。「坂の上の雲」を目指して登ってみた先には、このような豊かな時代そして巷にあふれる無気力な若者、さすがの明治の立役者でもそこまで想像をめぐらされた方はいらっしゃらなかったように思います。一面、無気力は豊かな時代の象徴ともいえる現象ではありますが、やはり、いまなお無気力=自堕落で、社会的悪であるというイメージがつきまとうようです。
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抗うつ薬という薬があります。シナプス前細胞へのセロトニンなどの再取り込みを阻害することにより神経伝達を活発にさせる作用があります。この薬剤の効果を測る方法としてマウスをプールで泳がせる実験があります。足が届かないほど深いプールにマウスを入れると、しばらくは必死にもがいて泳いでいますが、そのうち泳ぐのをやめてただ浮かんでいるだけで無駄なエネルギーを使わないよう学習します。ところがそうやって学習したマウスに抗うつ薬を投与しますと、せっかく覚えたはずのエネルギーを節約するという戦略を忘れて、また必死に泳ごうとします。
しばし身体を休めてのんびりしたいという要求は、石器時代には大いに価値があったことだと推測できますが、現代では、そういった余裕がなくなっているのもまた確かです。一人家にとじこもること、すなわち「ひきこもり」が問題になることは、やはり社会が無気力であることよりも気力あふれた状態でいることを推奨しているようです。むやみやたらとエネルギーを浪費することが可能となった豊かな現代ではありますが、病気でもないのに薬で踊らされるサルにだけはなりたくないものです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
毎日が日曜日のじじぃ。
今年も人と関わらない、無気力な生活を送りそうです。
すみません。