じじぃの「科学・芸術_942_世界の陰謀論・技術をめぐる陰謀」

Who Killed The Electric Car?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nsJAlrYjGz8

誰が電気自動車を殺したのか? 近未来交通機関の現在1

October 17, 2006 Sendai Internet Magazine
音も静かだし、加速も時速100キロまで達するのに8秒と非常にいいが、エンジンのように乱暴な加速では無いそうだ。充電もがっちとプラグを差し込むだけなので、非常に簡単だ。なんと充電のコストは大体ガソリンの10分の1と非常に安い。
10年前にこれだけの車がすでに存在していた。排気ガスを出さないので環境にもいいし、性能も悪くもない、維持費も高くない、少し懐に余裕がある人で環境問題にも敏感な人にはなかなかうってつけで、実際に愛好家も多かった。
https://www.im-sendai.jp/archives/2006/10/_who_killed_the_electric_car.html

『ビジュアルストーリー 世界の陰謀論

マイケル・ロビンソン/著、安納令奈/訳 ナショナル・ジオグラフィック 2019年発行

技術をめぐる陰謀

現代はまさに「情報の時代」。あるいは「コンピューター」や「デジタル」の時代ともいわれる。日常のちょっとした意思決定は今後ますます、人の代わりにマシン(コンピューター、あるいはロボット)の仕事となるだろう。生活のパターン、たとえば買い物をする店、旅行先、余暇の過ごし方はデジタル情報化され、おおっぴらに、あるいはこっそりとデータベースに蓄積される。こうしたデータは快適な暮らしをサポートできるように役立てられる反面、人を陥れるために悪用される場合がある。交流電源を発明した二コラ・テスラ(1856~1943年)など、新しい技術の先駆者の多くはこれまで、「現代技術懐疑(ネオ・ラッダイト)派」の非難の的だった。テスラは太陽光エネルギーを活用するアイデアで誰よりも早く特許を取ったが、世間からは「マッド・サイエンティスト」と呼ばれるなど、何かと中傷された。

フリーエネルギーとピークオイル

ロックフェラー家のような石油王一家が、石油は「フリー(無料で無限)なエネルギー」であるという概念をもみ消そうとしてきたのは、意外でも何でもない。石油業界にいた地質学者マリオン・ハバート(1903~1989年)は、1956年に「ピークオイル(石油ピーク)というモデルを考案した。そのなかで彼は、石油産出量が最大になり、その後供給力が減っていくのはいつかを予測した。石油業界はこのデータを使い、産出量と価格を操作してきた。エネルギー業界では国家予算なみの資金が動く。ゆえに、何としてでも利権を独占し続けたいのだ。2006年にドキュメンタリー映画『誰が電気自動車を殺したのか?』が公開され、そのなかでブッシュ政権(その多くが石油業界関係者)と、自動車業界と一部のセレブリティとの間の癒着が取り上げられた。1990年代、ゼネラルモーターズのEVIモデルデビューは叩かれ、電気自動車開発資金は打ち切られたのである。

グローバル規模の大量監視

2013年、CIA、そして国家安全保障局NSA)の元職員エドワード・スノードン(1983年~)が香港に渡航した。その渡航先から」”ファイブ・アイズ”グループ、つまり米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの協定による世界規模の監視活動について、極秘情報を暴露した。スノードンは現在モスクワに住んでおり、亡命先を探している。
グローバルな大量監視プログラムは、9・11テロ攻撃(2001年)をきっかけに始まった。しかし、政府がこれをようやく正式に承認したのは2007年になってからのこと。それまでは米国保護法のなかで「プリズム」というコード名で呼ばれていた。このプログラムはアップル、マイクロソフト、グーグル、フェイスブックの支援を得て運用され、インターネット上のデータを収集してテロや凶悪犯罪を発見し、未然に防ぐために使われる。そのため言論の自由の侵害だという批判が巻き起こった。そこに邪悪なたくらみがあると信じる人々は、これぞまさしくジョージ・オーウェルの小説『1984』年に登場する”ビッグブラザー”だと考えている。