じじぃの「コーヒー2050問題・世界からコーヒーがなくなるまえに!池上彰のニュース検定」

Half Of The World's Coffee Could Be Gone By 2050 (HBO)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=BbxAt1ldZ0c

コーヒーの2050年問題

コーヒーの国別消費量ランキング

2019年9月4日 カメヤマ珈琲ブログ
●国別の一人当たりの年間コーヒー消費量(2006年)
[単位:生豆キログラム]
1位 :フィンランド 12.04
2位 :ノルウェー   9.65
    ・
8位 :オーストリア 4.64
9位 :アメリカ   4.18
10位:日本     3.38
11位:イギリス   2.43
https://www.ginmame.com/blog/?p=102

コーヒーの2050年問題/温暖化でも平気にする?温暖化防止する?

“このまま地球温暖化が進んでいくと、2050年には世界のコーヒー栽培に適する土地が、現在の半分程度に減少する!”
ということ。30年後には、コーヒーは希少な高級品となるかもしれません。
https://trendripple.jp/35463.html

池上彰のニュース検定

2019年5月7日 テレビ朝日 【グッド!モーニング】
きょうのキーワード 「コーヒー2050問題」。

問題 「コーヒー豆の生産量2位はどこ?」

ベトナム
・コロンビア
タンザニア
正解 「ベトナム
 コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる一帯で生産されます。コーヒーの生産地としては温暖で雨季と乾季がはっきりしている気候が栽培に適しているのです。ベトナム産はロブスタ種、ブラジルのコーヒーはアラビカ種といわれるもので種類が違います。そして、アラビカ種の生産に適した土地が世界的な気候変動で半減する恐れがあります。気候変動によって気温の変化、害虫の増加が起こるとブラジルでは生産量の60%を失うおそれがあります。アラビカ種は世界のコーヒーの7割を占めており、それだけに世界中でコーヒー豆供給不足に陥りかねません。アラビカ種はロブスタ種に比べて気温の変化や害虫に弱いにです。世界の7割を占めるアラビカ種のコーヒーはそれによって激減する恐れがあります。コーヒー豆の供給不足、それがコーヒー2050問題です。コーヒー2050問題は世界のコーヒー勢力図を一変させる可能性があります。

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『世界からコーヒーがなくなるまえに』

ペトリ・レッパネン+ラリ・サロマー/著、セルボ貴子/訳 青土社 2019年発行

アラビカ VS. ロブスタ より

世の中にはおよそ60種もの様々なコーヒーの品種が流通しているが、もっとも知られているのはアラビカ種(Coffee Arabica)とロブスタ種(Coffee Robusta)であろう。またこの2種はそれぞれアラビア、そしてコンゴのコーヒーとも称されることがあるが、世界のコーヒー生産をも席巻しており、これまでのところ生産されているコーヒーのうち3分の2がアラビカ種、3分の1がロブスタ種という内訳になっているようだ。名前の通り、コンゴ・コーヒー、つまりロブスタ種は特に西アフリカで栽培される傾向があったのだが、栽培の容易さから東南アジア、インドそしてブラジルへと広がっている。上の2種に加え、取引量としては少ないが述べておきたい品種として、リベリカ種(Coffee Liberica)がある。
エチオピアの台地から見つかったアラビカ種は1000~2200mの温暖かつ夜間は涼しい気候である高地での栽培に適している。年間降水量も重要だ。一方ロブスタ種はより気温の高く湿気のある場所で生育するため、周囲の気候によって1年を通じて開花する。他方アラビカはよくても年2回しか開花、結実しない。ひょっとするとそのためにロブスタ種の丸いコーヒー豆が、楕円形で平べったく、熟すのに時間がかかるアラビカ種に味で劣る理由であるのかもしれない。
アラビカ種の豆が豊かで複雑な味わいを発達させていくために長い時間を要するのに比べ、ロブスタ種の利点は病害や害虫への強さ、気候の変化への耐性が挙げられる。気候変動により地球が痛めつけられていて異常気象も発生する中、ロブスタ種のコーヒーの木はしぶとく適応しているのであちこちで生活に困窮するコーヒー栽培農家がロブスタ種へ乗り換えるという事態へつながっている。天秤にかけられるのが農家の生活と、消費者の嗜好であればどちらが重みがあるかといえば答えはおのずと明らかだ。だからこそ、容易に栽培しやすいからという理由で作物の乗り換えをしないでもらえるよう、すでに今後数十年で絶滅の危機に陥ると言われているアラビカ種の保存のためにも必要な知識を生産者たちにあらゆる機会を通じて伝えることが大切だ。質が向上すれば、作物からあがる収入という形で生産者にとっても大きな利点となる。コーヒー好きの間では、やはりアラビカ豆の評判がすこぶる高いのは事実だが、そう簡単に白黒つけられるものでもない。アラビカの中でも質の悪いものがあり、ロブスタにもそこそこいいものがあるというのが正確だろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
インスタントコーヒーと、焙煎して豆を焦がして飲むコーヒーとでは味が異なるのだろうか。
五感(主に鼻、舌の感覚)が悪いじじぃ。「猫に小判」なんです。
ネットで「国別一人当たりのコーヒー消費量」をキーに検索してみると、圧倒的に北欧の国が多い。
彼らはどんなコーヒーをどんなふうに味わっているのだろうか。
「コーヒーの2050年問題」というのがある。
2050年、気候変動によりアラビカ種のコーヒー栽培適地が現在の50%にまで減少する、との警鐘が鳴らされている。
今後さらに地球温暖化による気候変動が進めば、コーヒー栽培に適した土地が大幅に減ることも予想されている。
温暖化の影響でコーヒー栽培を高地に移せば解決するとの説もあるが、平地で栽培しているコーヒーを高地に移すというのは大変なのだそうだ。
まだ、「コーヒーの2050年問題」は身近に感じません。
ということで、今日もインスタントコーヒー・ライフです。