じじぃの「老人ホーム・健康で幸福な老人への道!事実はなぜ人を変えられないのか」

What a Japanese Nursing Home is Like

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Lf-OBn8Nwko

介護施設でより幸せに暮らすには

池上彰のニュース検定

2019年12月3日 テレビ朝日 【グッド!モーニング】
シリーズ・先進的介護施設の現場。
きょうのキーワード「独自通貨」。

問題 デイサービスの別名は?

通所介護
・在宅介護
・施設介護
正解 通所介護
宮崎・都城市・ほほえみの園のデイサービスに通う利用者は小物作り、洗濯、食事の配膳などの仕事を自発的に行い、その対価として独自通貨“笑”を受け取る。
介護を受けるだけでなく、活躍できる場になっている。
受け取った通貨を使ってプロのマッサージを受けたり、カラオケ、映画を楽しんだり、利用者が作った小物を購入したりすることができる。

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『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』

ターリ・シャーロット/著、上原直子/訳 白揚社 2019年発行

健康で幸福な老人 より

自分の人生をコントロールしていると感じられる人は、より健康で幸せだ。それを念頭に置いて考えると、私たちの実験の参加者はマンシュー(金融関係のブログを書いている男性)やテオ(バーテンバーをしている男性)同様、「合理的」にふるまっているのかもしれない――コントロールを維持することによって、幸福感を高めていたのだから、たとえば、その他の条件が同じなら、自分がコントロールしていると思っている癌患者の方が長生きするし、心疾患のリスクの低さもコントロール感の高さと関係している。恐れ、不安、ストレスなど、身体に有害なすべてのものがコントロール感によって減少することを考えれば、意外ではないかもしれない。
それでは、人々のコントロール感を増大させることができたら、その人の幸福感は高まるだろうか? イェール大学のジュディス・ロディンとハーバード大学のエレン・ランガーは、1970年代に行われた古典的研究のなかでそれを解明しようとした。ロディンとランガーは、コントロール感の深刻な低減を経験した人たちの集団に関心をもった。運が良ければ私たちもいっか仲間入りできるかもしれないその興味深い集団とは、高齢者である。歳をとるにつれて、自分の生活や環境をコントロールする能力は着実に減っていく。ある人にとってその低減は、定年退職して通常は働くことで得られる主体性を失ったときから始まる。それは身体の衰えとともに減り続け、最も顕著になるのは介護施設に入ったときだ。毎日のスケジュール、いつ何を食べるか、自由時間には何をするか、大人になってからずっと自分で決めてきたことを、突如誰かが決めてくれるようになる。運転、買い物、料理など、それまでは自分で行っていたかもしれないすべてのことを、誰かが代行してくれる。これではまるで、残りの人生をずっと飛行機に乗って過ごすようなものだ。パイロットは善意にあふれているが、いかんせんあなた自身が操縦しているわけではない。
ロディンとランガーが足を踏み入れたのは、そのような場所だった。2人は高齢者を操縦席へ戻してはどうかと考えていた。介護施設の入居者に、もっとたくさんの選択肢や責任、強い主体性をもたらせたらどうなるだろうか? より健康で幸せになれるだろうか? 言い換えるなら、高齢者のコントロール感を高めることで、その人生に影響を与えられるだろうか? その答えを探るため、2人の研究者はコネチカット州介護施設に連絡を取り、管理者たちに実験への参加を打診した。施設側は賛意を示した。
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この種の実験について私が目を見張るのは、介入のシンプルさである。少しばかりの責任を与え、選択肢があることを思い出させるだけで、人の幸福度は高まるのだ。

この知識は家庭でも職場でも非常に役に立つ。あなたが親ならば、子供たちにもっと責任を与えればいい。職場では、従業員を意思決定のプロセスにどんどん関わらせることで、意欲や満足感を促進することができる。恋人がいるのなら、2人がこの先どんな人生を歩んでいきたいか。いつでも言い合える環境を作るのもいいだろう。興味深いことに、コントロール感に必要なのは「感じること」なのだ。命令をするのではなく、「主体性」を大切にしながら相手を最終的なゴールへ導く方がうまくいく。

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どうでもいい、じじぃの日記。
私は今年で73歳になった。
この頃、オナラをすると、パンツが黄ばんだりする。
便もれだあ。
特に、勢いよくオナラをする時は要注意だあ。
トホホのホ。