じじぃの「火災時・濡れたハンカチで口を押えて避難は間違い?その習慣は間違い」

京アニ」放火に心痛める世界のアニメファン

2019年7月19日 BBCニュース
70人近い死傷者を出した「京都アニメーション」放火事件は、世界中の「京アニ」ファンに衝撃を与えるとともに、作品の質の高さを改めて評価する声を生んでいる。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-49041692

『その習慣、じつは大間違い!』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

「火災時は『濡れたハンカチで口を押えて』避難」は間違い! より

自分がどれだけ火の元に気をつけていても、いつ巻きこまれるかわからない「火災」。火災被害のなかでも、死因のナンバーワンになっているのが一酸化炭素中毒だ。
一酸化炭素は色もニオイもないので、吸引している自覚がない。にもかかわらず、毒性が強いため、意識的に避けて逃げるということができない。
では火災のさい、一酸化炭素中毒にならないためにはどのようにすればいいのか。
少し前までの常識なら、「濡れたハンカチを口元に当てて避難」がオーソドックスだった。しかし、濡れたハンカチでは、火災によって発生したススが肺に入るのを防ぐことはできても、肝心の一酸化炭素を防ぐ効果は期待できない。
そこで頼りになるのがビニール袋で、使い方はいたって簡単。頭からすっぽりかぶり、首元で締めるだけでいい。視界をさえぎらない透明なタイプの袋に空気をたっぷりと入れ、膨(ふく)らましたものをかぶるのが重要なポイントだ。
呼気(こき)には二酸化炭素だけでなく、吸収されなかった酸素も含まれている。そのため、ビニール袋のなかで呼吸をくり返すと、袋が酸素ボンベ代わりになるのだ。
ビニール袋をかぶることで、ススなどの飛来物から目を守りつつも、目を開けたまま逃げることができて一石二鳥。これで、安全に脱出することが可能になるというわけである。
大きめのビニール袋なら5分くらいはもち、手軽に買えるし、最近では耐熱400℃という、頼もしいスペックのものまである。
緊急時のために、手に取りやすいところに置いておくといいだろう。この方法は警視庁警備部災害対策課もツイッターで推奨しているし、非常用としてビニール袋を設置し、訓練に使用しているホテルや学校も多いという。
ただし、5分以上続けると、二酸化炭素が充満して窒息の危険がある。したがって、まずは退路をしっかりと確認するのが大問題だ。一酸化炭素は空気より軽く、上部に集まるので、逃げるときは身を低くして移動しよう。
そして、大きめのビニール袋を確保できているからといって、間違っても置き忘れたものを取りに行くために煙のなかに飛びこむなどといった無茶は禁物。ビニール袋の酸素はすぐに切れてしまうため、5分の救いを無駄にしないように気をつけよう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
東金市のゴミ袋は2種類あって、生ゴミは黄色で、その他ゴミ用は透明色です。
火事で部屋が煙で充満しているときは、透明色のビニール袋を頭にすっぽり被って逃げるのがいいのだそうです。
いざというとき、認知症まがいのじじぃはどんな行動をとるのでしょうか。