じじぃの「謎だらけのチューブワーム・深海・熱水噴出孔生物!極限世界のいきものたち」

This Tubeworm May Be The Longest Living Animal On Earth 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=O7He7lCh1To
熱水噴出孔とチューブワーム

土星の衛星に「生命が生息できる環境」見つかる 東大とJAMSTECなど、熱水環境の存在明らかに 2015年03月12日  ITmedia ニュース
土星の衛星エンケラドスの地下に広がる海に、地球生命が誕生した環境として有力視される「熱水噴出孔」と同様の熱水環境が存在することが分かった。「「“生きた地球外生命の発見”という自然科学における究極のゴールに迫る大きな飛躍」だ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/12/news139.html
『極限世界のいきものたち』 横山雅司/著 彩図社 2013年発行
チューブワーム 〜奇想天外な海底の住人〜 より
ハオリムシの仲間、通称チューブワームが発見された時、世界中の生物学者が驚きの声を上げた。彼らの生息環境とその生態が想像を絶する驚くべきものだったからだ。
チューブワームが生息するのは主に海底の熱水噴出口である。
ここは海底温泉とも呼べる場所であるが、吹き出す熱水には猛毒の火山性ガスである高濃度の硫化水素が含まれている。硫化水素といえば、一時期、自殺に多用されて社会問題にもなった毒ガスである。体内に入ると酸素を取り込むのを邪魔する働きがあるため、普通の生き物であれば、まず生息できるような環境ではない。ところが、このチューブワームは硫化水素が噴き出すような場所でも平気で生きている。いや、硫化水素がないと生きていけないのだ。
実はチューブワームには、口も消化器官も肛門もない。その代わり、体内に硫化水素をエネルギー源とする細菌を住まわせており、その細菌が作り出す栄養素を糧に生きている。チューブワームの血液は、非常に特殊な構造をしており、硫化水素に邪魔されることなく酸素を結合できる。そのため、硫化水素が噴き出す場所でも酸欠になることがないのだ。
おもしろいことに、硫化水素が発生した場所なら、すぐにチューブワームの幼生がやってきて成長を始める。自分を変えることで猛毒地獄を温泉天国に変えてしまったチューブワームは、極限世界に生きる達人だと言えるだろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『極限世界のいきものたち』を見ていたら、「チューブワーム」のことが書かれていた。
生命の源は「水」と言われてきた。
だから、地球外生命体を探すのに、1番はその惑星に水があるかどうかがポイントになっている。
ところが、海底の「熱水噴出孔」に硫化水素をもとに生きている「チューブワーム」が発見された。
「体内に硫化水素をエネルギー源とする細菌を住まわせており、その細菌が作り出す栄養素を糧に生きている」
進化論から言えば、「共生・合体」生物らしい。
これでもって、宇宙に生命を探す条件が一気に広がったのだとか。
こんな生物はチューブワームの他に、「ミトコンドリア」なんかもそうらしい。