じじぃの「地球温暖化拡大でメタンガス放出・酸素欠乏の危機が?人類滅亡ハンドブック」

青山繁晴】2016年はメタンハイドレート採掘・生産・実用化へ近づく!経済産業省が生産技術公募へ! 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HY3o_0HfZ8E

NHKスペシャル MEGA CRISIS 「巨大危機3 ウイルス 大感染時代」 (追加) 2017年1月14日
【キャスター】有働由美子 【ゲスト】押谷仁(東北大学教授)
この冬、日本でH5型鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された。最も恐れられているのは、鳥のウイルスが変異して、ヒトからヒトへの強い感染力をもつ新型インフルエンザウイルスが出現すること。国の想定では感染爆発が起きた場合、国内で最悪64万人が死亡する。
数年前の鳥インフルエンザウイルスは42℃で増殖していたが、現在では36℃の人の体温で増殖するタイプに変化しており、人に感染するのは時間の問題と言われている。
怖いのは鳥インフルエンザだけではない。エボラ出血熱、MARS。さらには、地球温暖化のせいで永久凍土層の融解によるシベリアから繁殖力の強い新種のウィルス(モリウィルス)が発見されている。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586836/index.html
地球温暖化拡大で「酸欠」の危機も、英研究 2015年12月2日 AFPBB News
6度の気温上昇は大方の予測を超えているが、国際エネルギー機関(IEA)は、これまでにも、温室効果ガス排出量の上昇を反転させるための措置を何も講じなければ、それも起こり得ると警告を発していた。
もし気温上昇幅が6度に到達することがあれば、それは二酸化炭素(CO2)の排出が非常に長期間にわたって野放しの状態になっているか、もしくは、永久凍土層の融解によるメタンガス放出などの、温暖化を一挙に加速させる事象が原因となる可能性が高いと、多くの科学者らは口をそろえる。
http://www.afpbb.com/articles/-/3068775
『人類滅亡ハンドブック』 アローク・ジャー/著、長東竜二/訳 Discover21 2015年発行
酸素欠乏 (一部抜粋しています)
いまの海には、上層から海底まで、ほぼ等量の酸素が含まれている。大気のガスは海面で分解され、海洋循環がそれをさらに深いところに運んでいくからだ。ところが、たとえば黒海のような場所では、ある程度の深さになると「無酸素状態」があらわれる。酸素がなくても生息でき、硫化水素を利用する緑色硫黄細菌や紅色硫黄細菌にとっては、理想的な条件だろう。
海中の硫化水素は、泡となって上昇し、最終的には海面下に広がる酸素と出会う。この2つの「硫化水素領域」と「酸素領域」が出会う場所は、「化学的変水層」と呼ばれている。
海岸が酸素欠乏状態のときには、深海の硫化水素濃度が臨海地を超えた場合、化学的変水層が、突然、海面まで浮上することがあった。するとおそるべき結果が生じる。硫化水素の巨大な泡が破裂し、大気中に有毒なガスが噴出してしまうのだ。
計算によると、ペルム紀末期に「海のげっぷ」から生じた硫化水素は、陸上と海中の生物を、十分全滅させることができる量だった。
さらなる科学的モデルによって、硫化水素が、オゾン層を攻め立てていた可能性も示唆された、とワシントン大学の生物学教授、ピーター・D・ウォードは書いている。
「ぺルム記末期にそうしたオゾン層の崩壊が起こったことを示す証拠が、グリーンランドで採取された胞子の化石に存在する。そこにあらわれた変形は、高レベルの紫外線に長期にわたってさらされたものと同じなのだ。とくに北極では、オゾンの『穴』のせいで、植物性プランクトンが急速に減少することがわかっている。食物連鎖の基盤が破壊されたら、その上位にいる生物も、じきに窮地に陥ってしまうのだ」
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世界の水域には、すでに何百もの「デッド・ゾーン」、すなわち硫化水素が酸素と闘っているエリアが存在する。なかでも特筆に値するのが、チュサピーク湖の周辺部を含むアメリカの東海岸沖、日本および中国の南海岸、アドリア海の北部、そしてスカンジナビアカテガット海峡だろう。「サイエンス」誌に発表された2008年の研究によると、世界には405ヵ所のデッド・ゾーンが存在し、バルト海に位置する最大のデッド・ゾーンでは、酸素がほぼ1年を通じて水底に届かない。
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太古の絶滅の期間中、大気に入っていた二酸化炭素の割合は定かでないが、大量死が起こる極限値はわかっている」と、ウォードは書いている。暁新世の末期に起こった絶滅がはじまったのは、大気中の二酸化炭素濃度が1000ppm前後に達したときだった。
現在の二酸化炭素濃度は、390ppm前後なので、破局はまだまだ遠い話のように思えるかもしれない。だが、現在の化石燃料の消費量でも、われわれは毎年、その濃度を2ppmずつ押し上げている。発展途上国がさらに多くの石油や石炭を燃やすようになれば、この割合は3ppmに加速していくだろう。
しかも、われわれは二酸化炭素のほかにも、不安材料を抱えている。温暖化がある程度まで進むと、凍結して海底に沈んでいる巨大なメタンのかたまり(およそ1万ギガトン)が溶けはじめ、大気中に漏れ出すだろう。メタンの温室ガス効果は、二酸化炭素の25倍にもおよぶため、温暖化はますます加速されるはずだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「牛のげっぷ」は聞いたことがあるが、「海のげっぷ」というのがあるのだそうだ。
寒がり屋のじじぃは、地球温暖化で少し暖かくなり、いいのかなと思っていた。
ところが、温暖化である温度に達すると、海底に沈んでいるメタンの塊(メタンハイドレート)が一斉に溶け出すらしい。
日本の海にメタンハイドレートがたくさん存在している。
「メタンの温室ガス効果は、二酸化炭素の25倍にもおよぶため、温暖化はますます加速されるはずだ」
ヤバイみたいだ。