じじぃの「十戒・汝、殺すなかれ!雑学に強くなる本」

LRF Documentary on Public Executions in China 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pRa9SriWL6Y
世界の死刑制度

十戒

『「雑学」に強くなる本―読んでびっくり!知って得する!』 A・レオクム/著、竹内均/訳 三笠書房 1998年発行
ソクラテスは何の毒で死刑にされたの? より
犯罪に対する最高刑は死刑である。死刑のある国では、政府が刑法に従って執行している。
死刑は、同一人物が二度と犯罪を犯さないという意味では、最も効果的な刑罰だといえるし、死刑に対する恐怖心が犯罪防止につながる効果があるとも考えられる。
しかし、死刑に反対する人たちも大勢いる。彼らは人間が別の人間の生命を奪う権利はないと考え、死刑で犯罪を防止することはできないと主張している。彼らは死刑は最終的に、すべての文明国から姿を消してしまうだろうと信じている。
古代の人間がまだ社会秩序を守るという面で未熟だった時代には、死刑は当然必要だっただろう。古代エジプトバビロニアでは、支配者の気に入らない行為をすると、それがどんなことであっても、一様に死刑にされた。古代ヘブライ人は人間性に進歩が見られ、死刑は、殺人、神への不敬、安息日を守らなかったこと、そのほかいくつかの社会的犯罪だけに制限した。
古代ギリシャ人とローマ人は、よく整った刑法を持ち、国家への反逆罪に対して死刑を行なっていた。アテネでは、ソクラテスなどの死刑宣告を受けた人たちは、毒ニンジンから採った毒薬を飲まされた。ローマでは市民以外の犯罪者は磔(はりつけ)にされた。
中世には、羊を盗んだとか、他人の木を伐り倒したというような、ごく些細な犯罪に対して死刑が行なわれていた。
19世紀初期になってはじめて、死刑が殺人や反逆罪などの重罪だけに限られるまでに文明が進歩した。

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どうでもいい、じじぃの日記。
記録に残っているので、最初に死刑を禁じたのは古代ヘブライ人だったのだろうか。
政治犯とかいわれて、死刑になった人の中には、哲学者や作家などが含まれる。
何の罪かはわからないが、ソクラテスは毒殺されたのだそうだ。
ネットで、「世界の死刑制度」をキーにして検索してみた。
世界で最初に死刑を廃止したのは、リヒテンシュタイン公国で最後の執行は1785年だ。
アムネスティによると、世界で最も死刑執行が多い国は中国で、2015年には数千人が処刑された。中国と北朝鮮がやたらと多い。
やはり、民主主義国家はいい制度のように思える。