じじぃの「科学・芸術_471_血液の検査・C反応性たんぱく(CRP)」

The Significance of C-Reactive Protein 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=aPQSfZQykIg
 CRP (ameblo.jp HPより)

CRPとは〜血液検査比較〜 2017-06-13 choconuts-bagel脂肪吸引体験記
感染症を判断するのにCRPの数値をみますが初めて聞いたので調べてみました。
https://ameblo.jp/choconuts-bagel/entry-12283284391.html
『病院で受ける検査と数値がわかる事典』 祝田靖/著 成美堂出版 2013年発行
血液の検査 C反応性たんぱく(CRP より
わかる病気 感染症、炎症性疾患、関節リウマチ、皮膚筋炎、心筋梗塞、急性肝炎など
基準値 定性・ 陰性(ー)  定量・ 0.3mg / dl以下
判定のしかた
重症度  定性        定量      疑いのレベル

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軽度   弱陽性(+1)   0.4〜0.9   軽い炎症などが起きている
中等度  陽性(+2)    1.0〜1.9   中程度の炎症などが起きている
               2.0〜14.9   やや重い病気が起きている
高度   強陽性(+3以上) 15.0以上    重い病気が起きている可能性がある
検査の目的・内容
C反応性たんぱくは、組織破壊や炎症が起こると血液中に現れてくる物質です。もともと肺炎球菌(細胞壁にC多糖体をもつ)が感染した際に血液中に現れるタンパク質の一種だったため、こう呼ばれてきましたが、実際は、さまざまな組織破壊や炎症が生じると血液中に出てくる物質です。
組織破壊や炎症の有無を調べる検査はいくつもありますが、C反応性たんぱくは組織破壊などが生じると数時間で血液中に現れ、障害の進行とともに増えていくという特徴があります。そして、症状が収まるにつれて減少していきます。そのため、検査数値の上昇・下降のしかたをみることで、障害の進行の様子を推測することが可能になります。このような性質をもつ物質を、「急性相反応物質」と呼びます。
検査数値の高さは、病気の重症度や活動性とある程度相関関係にあるため、病態の把握や治療中の経過観察に役立ちます。
ちなみに、赤血球沈降速度検査も組織破壊や炎症の有無・状態を調べる検査ですが、C反応性たんぱくのほうが病気の進行に対する反応が2〜3日早く出るため、とくに発病初期の診断にC反応性たんぱく検査は役立っています。
C反応性たんぱく検査には、定型検査と定量検査の2種類があります。
定型検査では、陰性(ー)と、陽性6段階(+1 〜 +6)の7段階で判定されます。
定量検査は、1dl中の含有量(濃度)で示されます。
現在は、定量法のほうが主流になってきています。