The Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Take 9 And Speech) 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=gLlWIfKO0sU
Abbey Road Medley／The Beatles (first half／cover) The Magic7 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=nRWQYjVlifs
The Beatles Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
ビートルズ、『サージェント・ペパーズ』が全米3位を獲得。TOP3は約16年ぶり 2017.6.8 NME Japan
5月26日に世界同時発売されたザ・ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年記念エディションが全米アルバム・チャートの3位を獲得したことが明らかになっている。
http://nme-jp.com/news/39101/
ニューズウィーク日本版 特集：得する中国、損する日米 2017年6月6日号
ビートルズ名鑑、50年目の再評価 より
アメリカ中のピッピ―がサンフランシスコに集結した社会現象「サマー・オブ・ラブ」が始まったのは67年6月1日。
今から50年前のちょうどその日、興奮とロックのリズムに包まれたロンドンでは、2枚のLPレコードがレコード店の店頭に降臨した。どちらもブリティッシュ・ロックの歴史に燦然と輝く作品だ。
１枚は、デビッド・ボウイのデビューアルバム『デビッド・ボウイ』。ただしこの作品、本人も認めた失敗作で、もし発売日にこのアルバムを買いに行ったら、店員に困惑されただろう。そして、もう１枚を買いに来た客にもみくちゃにされたはずだ。
そのもう１枚のアルバムが、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。熱狂的な期待を生み、その全てに応えた作品だ。50年たった今も、この作品は単なるレコード以上の存在であり続けている。ピッピ―文化の最高到達点であり、音楽史に残る一大事件だ。
『サージェント・ペパーズ』は、ロックで初めてグラミー賞最優秀アルバム賞を獲得した。最も売れたバンドの最も売れたスタジオアルバムで、売り上げ枚数は全世界で3200万枚以上。イギリスにおける売り上げでは今なお、他のスタジオアルバムを許さない。
ボブ・ディラン、ビーチ・ボーイズ、ローリング・ストーンズ、サイモン＆ガーフィアンケル……他のアーティストの誰も、これほど長く愛されるレコードを生み出せなかった。
初めてずくめの作品でもあった。初のコンセプトアルバムであり、8トラック録音もLPレコードとしては初めて、裏ジャケットに歌詞が印刷されたのも、このアルバムが最初だ。
ジョージ・ハリソンはかつてこう語った。「シャドウズがいなければビートルズはいなかった」。『サージェント・ペパーズ』が完成したとき、視聴のためアビイ・ロード・スタジオに最初に招待されたのはザ・フーのビート・タウンゼントだった。ザ・フーはその後、初のロックオペラ・アルバム『トミー』を制作。『サージェント・ペパーズ』がなければ、『トミー』は今れなかったのかもしれない。
レコーディングを見学したミュージシャン予備軍の中には、ピンク・フロイドのメンバーもいた。『サージェント・ペパーズ』がなければ、『狂気』も誕生しなかったかもしれない。
今年は「ペパー軍曹の生誕50周年」を祝うさまざまな記念行事が企画されている。
ビートルズのメンバーが育った英リバプールでは、アルバムに収められた13曲にちなむイベントが繰り広げられ、ドキュメンタリー映画の公開も予定されている。世界一有名なビートルズのコピーバンド「ブートレッグ・ビートルズ」はロンドンのりおやる・アルバート・ホールで本家もやらなかった『サージェント・ペパーズ』全曲のライブ演奏する。
アルバムそのものも先週、装いを新たにした「50周年記念エディション」が世界同時発売された。CD4枚どDVD＆ブルーレイディスクが入った14ポンド（日本版は1万8000円）のスーパー・デラックス・ボックスセットを買えば、リミックス盤に加えて33曲の未発表音源を聴くことができる。
