じじぃの「人間中心の進化論・進化には目的があるのか?人類の未来」

Super humans who are sexier, stronger and smarter will arrive by 2029 as brains begin to 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=DsP9jlURtpE
進化には目的があるのかなぁ

AIが人類を超える意味――カーツワイルの予言 2017.4.3 Yahoo!ニュース
――人類は、進化の樹の「一つの枝」の上に乗っているに過ぎません。何らかの環境変化でホモ・サピエンスが滅び、他の種が生き延びることも十分考えられます。「人間には進化のコースをデザインする力がある」というのは、一種の不遜ではないでしょうか。
確かに進化は、人類に向かって起こっているわけではなく、多方向に向かって起こってきています。多方向ですが、その一つが「知能を高める」という方向だと思います。その上人類は、自分の知能を自分が創った「外部機器に移す」という飛躍を成し遂げた。
他の動物、例えばビーバーはダムを作ることができる。しかし、高知能のテクノロジーを生み出し、それがさらに次世代のテクノロジーを生み出すようなことはできません。
人類は自然の創造物ですが、テクノロジーを生み出し、そのテクノロジーが次世代の音楽、アート、サイエンス、新たなテクノロジーなどを生み出し、それらがさらにその次の創造物につながっている。このことを指摘するのは「不遜」ではなく、人類が進化上の一つの臨界点を超えたという事実を「観察」して、述べているに過ぎません。
進化の過程でこれは避けて通れないことです。「シンギュラリティ」の究極の本質はここにあります。つまり、自らを改良していけるような、十分に知能の高いテクノロジーを生み出すことです。
https://news.yahoo.co.jp/feature/571
『人類の未来―AI、経済、民主主義』 ノーム・チョムスキーレイ・カーツワイル、マーティン・ウルフ、ビャルケ・インゲルス、フリーマン・ダイソン/著, 吉成真由美/編 NHK出版新書 2017年発行
シンギュラリティは本当に近いのか? レイ・カーツワイル より
カーツワイル コンピュータは、非常に広い意味での言語能力ということでは、まだ人間のレベルまで行っていません。しっかりした小説を書いたり、シンフォニーを作曲したりすることもできません。そもそも小説を読んで理解し、その内容を要約したり、意味ある批評を書いたりということもできない。ですからまだ、人間のほうが優れているタスクもあります。
 そこで私が提唱する最初のメルクマールです。すなわち、コンピュータがすべての分野において人間がすることを超えるようになるのはいつか、ということですが、それを私は2029年だと提言してきました。近年のテクノロジーの進展を鑑(かんが)みるに、この提言にますます自信を持っています。包括的な分析データによると、人間の脳機能をシミュレートするのは、毎秒1014の計算能力が必要になります。それに伴ってソフトウェアのほうも、非常に複雑精巧なものになっていく。
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――あなたは、「進化は指数関数的に進む」とおっしゃっています。しかし、ご存知の通り、進化の樹は一方向に成長するのではなく、何百万という方向に枝を伸ばしてきました。そしてこの生物の多様性が、この惑星の耐性を高め、平衡を保つようにしてきたわけです。
カーツワイル テクノロジーの世界にも、著しい多様性があります。1つじゃない。いろいろなスマートフォンがありますが、アプリケーションも何百万とある。クラウドに行けば、さらに何百万ものアプリケーションが手に入ります。しかもその多様性は増え続けています。
 しかし、生物の進化のほうは、だいたい1つの進化形態ですね。われわれは次第に無機的な種に変化していきます。われわれはまったく異なる種に変化していくのだと言う人たちもいます。しかし、種というコンセプトそのものはバイオロジカルなものですね。将来われわれはバイオロジーを超越(transcend)することになります。
――それで思い出しましたが、ピエール・テイヤール・ド・シャルダンはその著書『現象としての人間』(1955年)の中で、人類の集合的良心である「ヌースフィア(Noosphere:叡智圏)という概念を提唱しました。宇宙は「オメガ点」と呼ばれる最大の複雑さと良心に向って進化していくと言ったのです。このヌースフィアというのは、インターネットでつながった世界のようにも見えます。ド・シャルダンは哲学者にして、古生物学者であり、イエズス会の牧師でもあったので、彼の哲学は、キリスト教の精神を反映したものになっていました。
 シンギュラリティ(技術的特異点)の概念には、人類は生物進化ヒエラルキーの頂点に位置し、進化には目的があるというような、ユダヤキリスト教的なアイデアが入っているようにも感じられるのですが、
カーツワイル 進化には目的があると考えています。つまり、超越性(transcendence)を高めて情報の中から何か超越的なものを生み出す、昇華するということです。音は音楽に昇華しますし。そのためにはある程度の知能が必要です。動物には、そこまでできる知能はなかった。われわれ人間の前頭葉が発達するまでは。クジラも音楽を作る、と言う人もいますが、クジラの前頭葉は、人間のそれと同じくらいの大きさになっているんですね。
 「超越」というのが、進化の一部だと考えています。進化には様々なステージがあるわけで、われわれは情報を符号化(データ化)できる宇宙にいます。情報を符号化できることが、進化にとって必須条件となります。符号化できれば進化の過程が可能になる。符号化するというのはすなわち、操作したりコピーを作ったりしてそれを伝えていくことができるようになる、ということです。
 まず分子が構造を作るのが第1ステージで、分子の構造は次第に複雑になっていき、分子は自己複製するようになり、原始的な生物ができるようになると、それがさらに複雑な生物に変化していき、脳を作り出して発達させ、情報処理ができるようになり、脳自体がさらに複雑になっていく。その脳が今度はマシーンを作るようになり、情報を記録するコンピュータのようなものを作り出すわけです。
――しかし、人間は進化の樹の1つの枝に乗っていますが、他にもバクテリアやオウムガイ、カブトガニ、昆虫、魚、鳥類、哺乳類など、進化の過程で誕生してきた生物が、共生しています。非常に多様な枝を伸ばしてきたわけです。
 しかも、どの種がより成功した種なのか、なかなか決めにくいところがあります。もし大きな環境変化が起こった場合、たとえホモ・サピエンスが滅びてしまっても、他の種が生き延びていって、地球が太陽の終焉まだあと50億年生存し続けることは十分考えられるからです。
 人間が宇宙の中心にあり、われわれには進化のコースを変えられる力があると考えるのは、一種の不遜ではないのでしょうか。
カーツワイル われわれには地球規模でエンジニアリングを行う力が備わってきています。同時に、自分たちが作り出したテクノロジーによって自滅する可能性も、確かにあります。核兵器など人類を滅亡させる力がありましからね。でも、われわれには、他の生物種にはとてもできないようなことができます。
 私自身は、人類はおそらく危機を乗り越えてサバイブしていけるだろうと、楽観的に見ています。太陽系のエンジニアリング、そして、銀河系のエンジニアリング、さらに宇宙全体を相手にするエンジニアリングができるようになっていくでしょう。それが進化のゴールであると思います(「カルダシェフ・スケール…旧ソ連天文学者ニコライ・カルダシェフが考案した、宇宙文明の発展度を示す3段階のスケール」を意識した発言)。

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どうでもいい、じじぃの日記。
人は何か目的を持って生まれてきたのだろうか?
ある本に、50代でがんになり余命宣告を受けたという人で、「人生は死ぬまでの暇つぶし」、のようなことが書かれていた。
進化には目的があり、人生には目的がある。ユダヤキリスト教社会の人が考えることなのか。
人生も終わりに近づいた今、子供でも出来ていたら考えが変わっていたのだろうか。