じじぃの「科学・芸術_217_韓国の自殺率」

大学を出ても就職できない!! 〜韓国「七放世代」の絶望〜 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HNc3n4jc2QE

人生のベストはまだ来ていない

健康寿命1位は日本、韓国は9位=韓国ネット「長く生きればいいというものではない」「自殺率は1位だ」 2015年9月29日 レコードチャイナ
韓国・聯合ニュースによると、韓国人の平均寿命は上昇したものの、死亡するまで10年以上病を患っており、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間である健康寿命が平均寿命より10年ほど短いことが分かった。
健康寿命は9位でも、自殺率は1位だ」
「思ったより病気の人が多い。心の病もそうだ。みんな元気に生活を維持できるように願っている」
http://www.recordchina.co.jp/b119912-s0-c30.html
恋愛、結婚、そして就職も諦め 韓国「七放世代」の悲鳴 2017.06.25 NEWSポストセブン
「恋愛」「結婚」「出産」「人間関係」「マイホーム」「夢」「就職」の7つを放棄した「七放世代」今の韓国の若者を表す時によく使われる言葉だ。
実はこの数年で、彼らが諦めざるを得なくなった“将来”は徐々に増えてきた。はじめは2011年頃、「恋愛」「結婚」「出産」を放棄した「三放世代」という呼び名がまず登場した。
https://www.news-postseven.com/archives/20170625_562360.html
『現代韓国を知るための60章【第2版】』 石坂浩一、福島みのり/編著 赤石書店 2014年発行
自殺の増加を食い止める (一部抜粋しています)
2008年10月2日、韓国の国民的女優チュ・ジンシル(崔眞實)が自宅で自殺をはかり、亡くなった。大人気女優の死が韓国社会に衝撃を与えたのはいうまでもない。同い年ということもあり、若い頃からの活躍ぶりを知る私にとっても、彼女の自殺は感慨深く、40歳を目前にした死は本当に早すぎるとしか思えなかった。2010年6月30日にはドラマで人気を博した俳優のパク・ヨンハが自宅で自殺した。「冬のソナタ」に出演以来、日本人のファンは多く、彼の死を惜しむ追悼はいまも続いている。
近年、韓国芸能人の自殺はじつに多い、ニュースを伝え聞く日本人としては、なぜ韓国の芸能人の自殺はこんなに多いのかと考えてしまう。しかし、芸能人だけではない。韓国社会全体で、自殺者の数が増加しているのである。
1990年代の経済危機以降、韓国の自殺率は急速に増えている。人口10万人当たりの自殺率は33.5人で、OECD加盟国中で最も高い(OECD加盟国平均12.9人)。韓国に次ぐ第2位のハンガリー23.3人、第3位の日本21.2人に比べてもはるかに高い。
     ・
人口の高齢化が高齢者の自殺率を高めていることは確かであり、経済的な不安定さ、農漁村や非首都圏での孤立感、ひとり暮らしの孤独感、病気や離別・死別などが自殺の原因と推測される。壮年層の男性の自殺増加は、経済的問題と大きく関わっている。他の先進国に比べてかなり高い女性の自殺率の背景には、経済活動に参加する女性が増えた一方で生じている、社会生活や家庭生活での過度なストレスや葛藤があるといわれる。若者の自殺を促進する要因としては成績の問題、学習障害の問題、学内暴力の問題などが与えるストレスが考えられる。
韓国社会に特徴的な自殺もある。いくつか例を挙げてみよう。
日本では心中といわれるが、韓国では複数の人間が同時に行う自殺を同伴自殺という。夫婦の同伴自殺、親と子どもの同伴自殺、このような自殺は運命共同体としての役割を強調する韓国の家族文化と関連すると見られている。しかし、家族だけではない。自殺サイトで知り合った他人同士が同伴自殺する例も後を絶たない。
他者の自殺を摸倣しての自殺の連鎖もしばしば起きている。とくにマスコミによる微細な自殺報道の影響は大きい。先に見たチュ・ジンシルの死後、自殺時の状況や自殺の方法、遺族の様子について露骨なまでに詳しい映像や情報が報道された。この報道の影響は数値で確認できる。チュ・ジンシルの死亡の前月に約1000人だった自殺死亡者数が、死亡後には約1800人に増加したのである。
軍隊での自殺も徴兵制を持つ国ならではの問題である。軍全体での自殺者数は、2005年に64人であったのが持続的に増加し、2011年に97万人に達した。自殺率に換算すると2011年は15.2人となり、韓国全体の自殺率に比べれば低い。また、2012年には自殺者数は72人に減った。しかし、自殺の原因を改善する必要性は問われている。入隊する現在の若者の多くは一人っ子で豊かな環境下で育てられてきた。そのため、基本的には禁止されているが、未だに残る身体的・言語的暴力という軍隊文化をストレスに感じる将兵は多い。若い将兵の性質を勘案した兵営文化を作っていくことが自殺の防止につながるとされている。