じじぃの「東京だョおっ母さん・ミラーニューロンの効果とは?カラダの知恵」

島倉千代子東京だよおっ母さん 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=U3aXHNElyKw
火垂るの墓

人生で一番泣いた映画なんですか? 2014/12/25 Girls Channel
私は、なんと言っても【チャンプ】ですね。高校生の頃(年齢が分かりますね)
デートで見に行って泣きすぎて頭が痛くなりすぐに帰宅しました。
http://girlschannel.net/topics/251446/
動物って笑うの? 2015.06.17 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
最新の研究で、チンパンジーが声を出さずに「微笑む」ことが新たにわかった。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/b/061600012/
『カラダの知恵 - 細胞たちのコミュニケーション』 三村芳和/著 中公新書 2017年発行
あなたの痛みがわかる (一部抜粋しています)
さまざまな表情をもった顔――満面の笑みを浮かべた顔、ちょっと影のある哀愁を帯びた面影、眉間と視線とに張りつめた緊張感をみなぎらせた表情、気品を漂わせどこか声をかけにくい澄まし顔、エキゾチックで明るくて、つい誘いたくなる顔――を見ると、大脳の運動野のミラーニューロンが反応しておなじ表情をつくらせる! そして興奮したミラーニューロンから大脳返縁系へシグナルがとどき、相手の表情に呼応する感情、すなわち相手が感じていることをわたしたちに感じさせる(共感のミラーニューロン仮説)。相手の感情を読みとることに雑作はいらない。相手の表情の真似をすればよいだけだから。それも自動的にミラーニューロンがやってくれる。
実は運動野のミラーニューロン大脳辺縁系とは「島」を介してリンクしている。以下はM・イアコボーニらの実験だ。いたって健康な人たちに、赤ちゃんの七変化ではないが、悲しい、怖い、怒り、ビックリ、そして不快なキモチが満載された顔の写真を見せ、そのときの、さらに被験者がそれらの表情を真似しているときの脳活動を機能的核磁気共鳴装置(fMRI)で調べた。脳スキャンの結果、顔の写真をみているあいだ、運動野のミラーニューロン領域、島、そして大脳辺縁系扁桃体がいっせいに活性化し、さらに顔の表情を真似た被験者ではそれらの活動レベルが高くなっていた。
感情を顔にそのまま素直に出すとその感情はさらに高まる(サッカースタジアムで足を運べばすぐわかる)。反対に感情を抑えようと顔の表情を変えないでいると、喜びや悲しみや怒りも恐怖もすべて和(やわら)いでしまう(多分、みんなも経験があると思う)。骨格筋運動が精神面に影響することを物語るよい例だが、顔の筋肉活動が感情を左右するという「顔面フィードバック仮設」をミラーニューロンはよく説明する。だれか怖そうな人に会うとき、「口笛を吹いて」いこう! ニコッと、口笛で楽しい音楽を吹けば、恐れが自信に変わる。強面を前に緊張すると、それだけで気分は萎縮してしまう。自分もかたい怖い表情になってしまう。でも、こっちが笑顔で接すれば相手も軟化する。怖いと思う人ばかりでなく、自分までもだましてしまう!
だれでも、大切な人を失ったとき、涙が心臓の鼓動のようにあとからあとから湧いてくる。拭いても吹いてもあふれ、せき止めるすべもない。でも、そうした悲しみの実体験や、心のなかで悲しい場面をイメージしなくても人は悲しい感情を湧きおこすことができる。エーッ、そんなことできるのォ、と誰だって思う。それだと悲しいから泣くのではなく、嬉しいから小躍りするのではないということ? そのとおり。悲しい表情、沈んだ面持ち、小さくなって落とした肩、そしてうつむいて歩くから悲しくなるのだ。頬っぺたが落ちそうな満面の笑み、雀がピョンチョン跳ねるように手も足も全身で表す喜びよう、だから嬉しくなる。背筋をのばし、前を向いて堂々とするから自信をもって文字どおり前向きになれる。顔やカラダの骨格筋の活動が感情をコントロールしてくれる。
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顔やカラダの骨格筋におきる変化が人を悲しく、あるいは喜ばせる。なにも悲しいとか嬉しいとかいった出来事がないのに、あるいはそうしたイメージを心で再現しないのに、役者が「演じる」悲しみや喜びの「表現」とおなじ類いの感情と思考を骨格筋は引きだす。役者はあくまでもその登場人物の心に置き換わり喜怒哀楽の場面を頭で描き情動を心で誘発する。そうしたのちに芸術とも言えるほどの演技でそれらの情動を感情として表現する。それに対して骨格筋は心の過程を経ずに喜怒哀楽を操るところが役者以上なのだ。
こどものころ、みんなでご飯を食べているときテレビで「東京だョおっ母さん」を歌う島倉千代子がはらはらと落涙し絶唱するのを見てたまげた。と思ったらそれを見ていた親父も泣いていたのでさらにビックリした。島倉千代子はプロの役者で、父親はミラーニューロンによる物まねだった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ずいぶん前だが、チップ・ウォルター著『この6つのおかげでヒトは進化した―つま先、親指、のど、笑い、涙、キス』という本を読んだ。
人間を人間たるものにしているのにつま先、親指、のど、笑い、涙、キスがあるという。
実は「笑い」については最近の研究で、チンパンジーは声を出さずに「微笑む」ことが分かった。
涙のついては、私は2012年10月、一晩中泣いた。
「東京だョおっ母さん」
昔はこんなことで泣いたっけ?