じじぃの「カタールとの最終決戦・ミラー・ニューロン・リーダーが生み出す共感力!こころを動かす物質」

羽鳥慎一モーニングショー 「サッカー カタールと最終決戦」

2019年2月1日 テレビ朝日
【司会】羽鳥慎一宇賀なつみ 【コメンテーター】玉川徹、長嶋一茂吉永みち子 【解説】水内猛(元プロサッカー選手)
●森保ジャパン 「勝利の法則」
今夜11時、AFCアジアカップ2019決勝戦 日本VSカタール
カタールは2022年にカタールで開催されるワールドカップに向け育成されている若い選手が出場し結果を出している。
カタールは韓国にも勝利し、決勝に進出。
サッカー日本代表森保一監督について解説。
2018年にサッカー日本代表の監督に就任。
去年9月から11戦10勝1分けと負けなし。
水内猛、「主力選手ばかりに偏らず、選手全員を見た上で起用するしないを判断する。苦しい時こそ必要なことを示し言葉で伝えられる。選手からはこの監督のために勝ちたいと思わせる監督です」
https://www.tv-asahi.co.jp/m-show/#/topics?pageType=list&number=1&category=news

『「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」』

櫻井武/著 ブルーバックス 2018年発行

共感性や社会性について より

ヒトには、他者の立場に立って考えることができるという能力がある。それは他者と話しているとき、「この人はいま、このように考えているはずだ」と理解する能力、あるいは、他者どうしのコミュニケーションを観察して、その人たちがどのように考えているかを理解する能力である。この能力があるから、うなだれている人の背中を見て「悲しそうだな」と感じたり、ドラマのなかの登場人物に感情移入したりすることもできる。

相手の立場に立つ能力は、ゲームなどの戦略を考えるときに、相手の出方を考えるためにも必要だし、他者に共感するためにも必要な、社会に生きるうえで必須の機能である。

もしこの能力がなかったら、小説やドラマを見てそれぞれの人の「こころ」や考え方を理解することはできないだろう。また、裁判官や陪審員になって、被害者や加害者の立場から物事を考えることもできないだろう。それはヒトという社会的な動物が、他者とのコミュニケーションを円滑におこなうために進化の過程で獲得してきた能力であり、ヒトの「こころ」を考えるときに絶対にはずせない機能といえるだろう。
側頭葉と頭頂葉の接合部(側頭頭頂接合部)に存在するとされている、この他人の「こころ」を理解する能力は、3歳以降、9歳くらいまでの間に発達していくと考えられている。また、この機能がうまく働かない障害のひとつに、自閉症スペクトラム障害ASD)として知られる病態がある。
他者への共感性ということに関連していえば、「ミラー・ニューロン」と呼ばれるユニークなニューロンの存在も知られている。
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ミラー・ニューロンは他者の行為を観察者の脳内に映し出すかのように活動しているが、そればかりではなく、同じ行為に関する他の刺激、たとえばピーナッツの殻を剥くという行為を観察しているときに活動するミラー・ニューロンが、ピーナッツの殻を剥くときに生じた音を聞いているときにも活動する。行為の途中で目隠しをしても、他者がその行為をしていることを予測できれば活動する。さらには手を使った行為だけではなく、全身の他の部位を用いた行為や、顔の動きにも反応する。こうしたミラー・ニューロンは、他者の行為の意味や意図を理解するために機能していると考えられている。
このようなニューロンが存在することからも、「共感」という機能はヒトにおいては必須のものであり、「こころ」を考えるときに不可欠な要素であるといえる。

日本VSカタール 5度目のアジアカップ制覇逃す。 (´A`。)

https://www.tv-asahi.co.jp/soccer/asiancup2019/