じじぃの「未解決ファイル_293_陽子崩壊」

陽子崩壊とは 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5dk4bkYb9rI
陽子崩壊 (www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp HPより)

時空を超えて 「時間の正体は何なのか?」 2017年2月3日 NHK Eテレ
【案内人】モーガン・フリーマン
「時間」は宇宙の歴史を考察する上で最も根源的な謎と考えられている。
その起源は、138億年前にビッグバンが起こった38万年後、「宇宙の晴れ上がり」が起こり、光が宇宙を自由に動けるようになった時という説がある。「光の速度は不変」なので、時間を図る尺度になるという考えに基づく。また、時間は連続せずに次々と発生しているという説、「熱」が時間を生じさせるという説もある。
量子物理学によれば、空っぽの空間にもエネルギーのゆらぎが起こります。つまり無から有が生じる可能性があるということです。例えばウランなどの放射性元素を考えて下さい。何も変化しないように見えますが、次の瞬間にも原子核が自ら崩壊し新たに放射線を出すかもしれません。
時空そのものにも同じような性質があるのではないかと考えています。空間に量子ゆらぎが存在することは既に分かっています。
http://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2017-02-03/31/5026/1988014/
一、十、百、千、万、億、兆、京・・・こっから先何でしたっけ? 2007/11/6 Yahoo!知恵袋
回答
垓(がい)、 秭(し)、穣(じょう)、溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)、恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)、無量大数(むりょうたいすう) 1068
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1113360006
『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』 吉田伸夫/著 ブルーバックス 2017年発行
虚空へ飛び立つ素粒子――宇宙暦1正(1040)年まで (一部抜粋しています)
宇宙史は天体の歴史として語られることが多い。しかし、宇宙の始まりから終わりまで見ていくと、天体が活躍するのは中間の一時期にすぎず、初期の短い期間と後半の半無限の機関には、天体は存在しない。この時期を含むすべての歴史を展望するためには、天体ではなく、物質の歴史として宇宙史を捉え直す必要がある。
20世紀初頭まで、物質は、化学反応の際にも変化しない原子(あるいは、イオンと電子のような基本粒子)から構成されると考えられていた。この考えが敷衍(ふえん)され、原子は、いかなる方法によっても分割や改変ができない永遠不滅の構成要素だと思われたこともあった。もし、こうした物質観が正しいとすると、宇宙には、はじめから終わりまで一貫して同数の原子が存在することになり、物質の生成・消滅を論じる余地はない。
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原子の放射性崩壊と同じように、天体内部で陽子や中性子の崩壊が起きると、放射線が放射され、陽子・中性子の個数が減少する。その減り方のスピードは、半減期によって表わされる。ここでは、陽子崩壊に限って見ていくことにしよう。
陽子がどのように崩壊するかは理論によって異なるが、ある理論では、陽子は、パイ0中間子を放出して陽電子に変わる。パイ0中間子は、湯川秀樹原子核内部で陽子・中性子を結合させる素粒子として提唱した中間子(パイ中間子)の一種で、短時間で2個の光子に変化する。また、陽子が変化してできた陽電子は、周囲の電子と対消滅を起こして、やはり光子を放出する。天体内部での陽子崩壊によってできた光子は、周囲の物体に吸収されて熱となるわけで、陽子崩壊が起きると、原子核から陽子が1個消滅し、その内部エネルギーに相当する熱が周囲を温めることになる。
陽子崩壊の半減期が何年かは、わかっていない。1垓年の1兆倍(=1満年)以上だが、いくつかの理論によれば、1垓年の1京倍(=10の36乗年=1澗年)程度ではないかと推測される。この時間が過ぎると、物質を構成する陽子(および中性子)の半分が壊れ、質量も半分になってしまう。2の10回掛けると1024になるので、半減期の10倍の期間(半減期1澗年の陽子では10澗年)が過ぎると質量は1000分の1に減り、以後、10澗年ごとにさらに1000分の1に減る。こうして、物質はどんどん失われていく。
原子核は、陽子と中性子が何個かずつ結合したものである。例えば、通常の酸素原子核は、陽子8個と中性子8個が結合しているが。このうちの1個の陽子が崩壊して陽電子とパイ0中間子になった後、光子となって飛び去っていくと、残るのは、陽子7個と中性子8個からなる窒素である(最も豊富な窒素14の同素体である窒素15)。
このように、陽子や中性子が崩壊すると、しだいに、原子核を構成する粒子の個数が減っていく。陽子と中性子の個数がアンバランスになると、ベータ崩壊などの各反応が起きることもあるが、原子核の質量が一方的に減るという傾向は変わらない。最終段階は、陽子1個の水素原子核になった状態で、質量は、ほとんど水素だけから構成される。水素原子核で陽子崩壊が起こると、後には何も残らない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2月3日、NHK Eテレ 時空を超えて モーガン・フリーマン 「時間の正体は何なのか?」を観た。
そのとき、こんなことを言っていた。
「時間、空間とは何なのか? 時間も空間も、ビッグバンから始まったという説がある。時間は幻に過ぎないのだともいう。あるのは、エネルギーの尺度エントロピーと、量子ゆらぎだともいう」
エントロピーは、水にインクを垂らすと広がるように、エントロピーは必ず増大する方向に向かう。
「最終段階は、陽子1個の水素原子核になった状態で、質量は、ほとんど水素だけから構成される。水素原子核で陽子崩壊が起こると、後には何も残らない」
それならば、なぜ、地球を含む現在の宇宙が存在するのだろうか。