じじぃの「科学・芸術_118_ガラスの歴史」

history of glass 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FoE2g_dhr2E
smartphone Touchscreen

ラクアインシュタイン 2017年2月28日 日本テレビ
【MC】加藤浩次木村佳乃 【ロケゲスト ガラス】小池章夫様&河北麻友子、その他 【スタジオ認定員】梅沢富美男乙葉、その他
2014年から3年連続、科学分野でノーベル賞を受賞。2000年からさかのぼると、既に17人もの受賞者が! 今、ニッポンの科学はすごい!!
そこで、次期ノーベル賞も夢ではない日本の科学者たちが“熱狂的好奇心”で、科学の限界と可能性に挑む!!
科学の力で、雪山でも全然冷めないお風呂は作れるか? 科学の力で、ビルの5階から落としても割れないスマホ作れるか? 科学の力で、オードリー春日が世界最速スイマーになれるのか? 人間の操縦一切なし!最新ドローンの力だけで長距離を飛び、荷物を届けられるか?
●科学の力で、ビルの5階から落としても割れないスマホ作れるか?
団地の2階、3階、4階と、スマホを落としてもガラスが割れない。しかし、5階から落としたら割れた。念のために、試作中のドラゴントレイル・プロというガラスを付けたスマホでの落下実験では成功した。
http://www.ntv.co.jp/einstein/
『もののはじまり 雑学大全 どこを読んでも必ず誰かと話したくなる!』 なるほど倶楽部/編 だいわ文庫 2013年発行
ガラスが生まれた意外な真相 より
ガラス製品は私たちの生活には欠かせません。しかし、そのガラス製品がどのようにして生まれたのかはあまり知られていないようです。
ローマの博物学プリニウスの書いた『博物誌』には、ガラスが生まれた瞬間について興味深い記述があります。
それは、天然ソーダを商う商人たちが船でやってきたときのこと。食事をするため大鍋を支える石を砂浜で探したが見つからず、しかたなく荷物の中からソーダの塊を石の代わりにしました。
そしてソーダの塊が熱せられて浜の砂と混ざったとき、透明な液が流れ出しました。これがガラスの起源だというのです。
専門家によると、この逸話は後日作られたのではないかということですが、ガラスの起源が古代オリエント地域にあることは、発掘されたガラスからも確かといえるようです。

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『人間の歴史〈2〉』 M・イリーン、E・セガール/著、作袋一平/訳 岩波少年文庫 1986年発行
読者は、これがおなじみの場所か、とじぶんの目をうたがう より
エジプトが、そこに住んでいる人びとには、きゅうくつで、ちっぽけな家のように思われていた時代があった。海はどうにも手がつけられない壁であったし、よそものは敵であり、悪魔の子であった。
その海は、世界にひらく門のように、大きくあけはなされた。そして海の門のまえに、一つの都市が生まれて、世界の中心になった……
アレクサンドリアはまだ遠い。あたりは海の波ばかりだ。だが船乗りたちのするどい目は、はやくもはるかな灯台のタワーをみつける。タワーはしだいに水のなかからせりあがってくる。とおもううちに、そのタワーが、もっとずっと高いべつのタワーの上にのっかっているさまが、みえてくる。
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東洋からはここに香料、象牙、ダチョウの羽根、インドのハガネ、軍用のインド象などがはこばれる。ナイル川は西洋と東洋を一つにむすんだ。船が通れるひろい運河は紅海をナイルとむすびつけ、ナイルを通って船はアレクサンドリアへ、さらに地中海へとすすむ。
エジプト王プトレマイオス代だいの肖像つきの金貨、ギリシャのつぼ、色ガラスのさかずき、ビーズの首かざり、うでわは、アレクサンドリアから東へ、中国へと出ていき、それといれかわりに中国からは、海をこえ、原野をこえて、きれいなもようの絹織物がはいってくる。
その中国でもやはり人びとははたらいていた。自然とたたかい、かんがい用の水路をつくり、土地をたがやし、都市を建設し、川に橋をかけ、街道に石をしいた。
アレクサンドロス大王がその大国家をつくりあげたころ、中国では諸侯国の一つ、秦の王がほかの諸侯国の王をみんな平定して、秦の最初の皇帝、つまり始皇帝の名のりをあげた。