じじぃの「姿を消すカエルたち・ヤドクガエルの毒!地球まるごとふしぎ雑学」

オレンジヒキガエル

分断される熱帯雨林地域

『サピエンス全史』の著者に聞く「人類滅亡」の現実的シナリオ(ユヴァル・ノア・ハラリ) 2016.10.14 現代ビジネス
──『サピエンス全史』の第四章で「ホモ・サピエンスは、あらゆる生物のうちで、最も多くの動植物種を絶滅に追い込んだ生物史上最も危険な種だ」と書いています。
世の中には、「昔の人は、自然や動物と調和して生きていた。人類が自然の生態系を破壊するようになったのは、社会の近代化と工業化が進んでからだ」と考える人がいます。しかし、これは事実誤認です。
人類は、いつから生態系を破壊してきたのか。
このような問いも、13世紀の日本の歴史だけを研究していると、なかなか答えることができません。しかし、数千年、数万年の単位で歴史を見れば、人類による環境破壊は、19世紀より前から起きていたことは明らかです。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49911
絶滅両生類:オレンジヒキガエル 2010.08.11 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
1989年の目撃情報が最後になった、コスタリカのオレンジヒキガエル。事実上の絶滅状態だが、生存が期待されている“姿を消した両生類”として最も有名な種だろう。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/3001/
『思わず人に話したくなる 地球まるごとふしぎ雑学』 荒舩良孝/著 永岡書店 2014年発行
人間を10人を殺せるカエルがいる! より
中南米のジャングルには、コバルトブルー、赤やオレンジ、黄色と黒のまだら模様など、とても鮮やかで美しい色をしたカエルが生息している。その美しさから、熱帯雨林の宝石ともよばれているほどだ。
しかし、うかつに手を出そうとするととても危険だ。なぜなら、そのカエルの仲間はヤドクガエルとよばれており、その名の通りとても強力な毒をもっているからだ。コロンビアの先住民族であるエンベラ族の人々が、このカエルから取れる強力な毒を吹き矢の先に塗って狩りをしていたことから、ヤドクガエルという名前がつけられた。
ヤドクガエルの仲間の中で一番強力な毒をもつのがモウドクフキヤガエルで、1匹で成人10人を死に至らしめるほどの毒をもっているという。ヤドクガエルの仲間がなぜ、これほど強力な毒をもっているのかは、まだよくわかっていない。
しかし、生まれ育ったジャングルから離れた場所で飼育すると毒がなくなってしまうから、彼らがよく食べておるアリ、シロアリ、カブトムシなどを通して、植物性の毒を摂取しているのではないかと考えられている。また、最近ではヤドクガエルの毒から抽出された成分が鎮痛剤として利用できるのではないかと研究が進められている。
ヤドクガエルの仲間は、強力な毒を武器にしているために、ジャンプ力や俊敏性はあまり発達していない。そのため、鑑賞用などのために人間に乱獲されたり、生息地となるジャングルが減ってしまったりして、絶滅の危機に瀕している。

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どうでもいい、じじぃの日記。
世界各地のカエルが絶滅の危機に瀕しているのだそうだ。
コスタリカの森に生息し、「王冠の宝石」と呼ばれていたオレンジヒキガエルは、1989年に確認されたのを最後に姿を消し2004年に絶滅種となった。
カエルはともかく、アマゾンやボルネオなど熱帯雨林では人間によって生息地の分断が起き、途切れた土地が絶滅に拍車をかけているのではないか、といわれている。
ネアンデルタール人も、同じ運命をたどったのかもしれない。