じじぃの「毎年1回行う嫌な日・バリウムによるレントゲン検査!クローン病」

レントゲン検査 (conexions.org HPより)

炎症性腸疾患センター(IBD外来) 東京医科歯科大学消化器内科
炎症性腸疾患(IBD)の検査法
クローン病の狭窄病変に対して内視鏡的狭窄拡張術を施行することが可能となり、この数年でクローン病の診療は進歩してきています。
一方クローン病は腸管の癒着が強い患者さんも多く、癒着がある患者さんに対しては検査が困難、またはできない場合もあります。
http://www.tmd.ac.jp/grad/gast/ibd_4.html
『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』 話題の達人倶楽部/編 青春出版社 2011年発行
バリウムの裏 そもそもなぜ飲む必要があるのか? より
胃カメラの前に飲むバリウム(Barium)は、原子番号56の元素。1774年、「酸素の発見者」として有名なスウェーデンの科学者、カール・ヴィルヘルム・シェーレによって、軟マンガン鉱から発見され、1808年にイギリスの科学者であるハンフリー・デービーによって単体として取り出された。
ハンフリー・デービーは、アルカリ金属アルカリ土類金属を多く発見したことで知られている人物。バリウムも、アルカリ土類金属の1つで、密度が大きく思いことから、ギリシャ語で「重い」を意味する言葉から、こう命名された。
じつは、バリウムは有毒な物質だということをご存じだろうか。バリウムはイオンとなって体内に入ると、吐き気や下痢、麻痺などの中毒症状が起き、死に至る場合もある。
というと、「健康診断のたびに、そんな危険なものを飲まされてるわけ?」と驚く人もいるだろうが、われわれがレントゲン検査のときに飲んでいるのは、純粋のバリウムではなく、「硫酸バリウム」である。
硫酸バリウムは非常に安定した物質で、胃酸にも溶けない。だから、胃のなかに入っているイオンにならず、飲んでも問題はない。
ちなみに、レントゲン検査で硫酸バリウムが使われるのは、バリウムが人体に含まれるどの元素よりも、多くの電子をもつからだ。
電子の多いバリウムX線を通さない。そのため、硫酸バリウムを飲んでX線撮影を行うと、消化器官などの輪郭が鮮明に映し出されるのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
じじぃは、過敏性腸症候群クローン病」で1.5ヵ月毎に、千葉・佐倉にあるT病院に通院している。
先日、T病院に行ってきた。
先生、「どうですか、調子は?」
じじぃ、「おかげさまで、便もきちんと出ています。また、市から診断者の用紙が届きました。年のせいか、去年バリウムがお尻から漏れちゃて、看護婦さんに迷惑をかけてしまいました」
先生、「あなたの場合は大腸が癒着していて、内視鏡の管が途中までしか入らず、レントゲン検査になってしまうんですよ」
もうすぐだなあ。 (-_-;;