じじぃの「ボトルネック現象・5万年前の世界!人類進化の秘密がわかる本」

人類が絶滅寸前に…! 7万年前の想像を絶する出来事 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cSxdKDThycU
Becoming Human - Episode 3 - Last Human Standing 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HAaM1XHXPdc
ブローカ野 (言語を司る部位)

現代的行動 ウィキペディアWikipedia)より
現代的行動、行動的現代性とは人類学、考古学などで使われる言葉で、現生人類とその祖先に特有であり、他の現生霊長類や絶滅したヒト科の生物が持っていなかった行動のことを指す。現代的行動はホモ・サピエンスが象徴的思考への依存を高め、文化的な創造性を示しはじめたことを意味している。これらの行動の進化は、言語の進化と関連していると考えられることが多い。
現代的行動の起源について、大きくふたつの理論がある。ひとつはおよそ5万年前に、自然言語の発生を可能とするような脳の構造の再構築か、あるいは大きな遺伝的変化によって突然起きたと考える。この理論は大飛躍、大躍進、旧石器時代革命などと呼ばれる。もう一つの理論では、単一の技術的、認知的な革命は起きず、万年単位での漸進的な遺伝的変化、知識・技術・文化の蓄積が原因であると考える。
【飛躍説】
この理論はアフリカかヨーロッパで5万年から4万年前頃に心と行動の飛躍的な進化が起きたと主張する。そして5万年以前に生きていた人類はネアンデルタール人ホモ・エレクトスのような絶滅したヒトと同様に原始的で、行動上は見分けがつかなかったと主張する。この理論の支持者は根拠に5万年以降に増える複雑な人工物、壁画や骨角器などを根拠とする。彼らは5万年以前の化石記録にはそのような人工物はなく、それはそれ以前の人類がそのような人工物を作る認知的な能力を持っていなかったからだと主張する。

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『人類進化の秘密がわかる本』 科学雑学研究倶楽部/編 学研出版 2016年発行
先祖が切り抜けた絶滅の危機とは? (一部抜粋しています)
現生人類以外の人類はすべて絶滅しており、ホモ・サピエンスが唯一の生き残りです。祖先が生存競争に勝つことができたから、今日の人類の繁栄があるといえます。
しかし、そんなたくましいホモ・サピエンスでも、過去には絶滅の危機に遭遇したことがあるかもしれないのです。
1994年、人類学者のメリーエレンルボロは、異なる大陸にいるふたりの人間のミトコンドリアDNAを比較しました。ふたりに血縁関係はありません。その一方で、アフリカの同じ山にいる2頭のゴリラのミトコンドリアDNAの違いも調べました。
すると意外なことに、アフリカの同じ山で暮らしているゴリラ同士よりも、異なる大陸にいる人間同士のほうが、遺伝子的に似ていました。つまり現在の人類は、全地球に広く分布しているわりには、遺伝子のバリエーションが少ないということです。人間同士は互いに似た遺伝子をもっており、ほかの哺乳類と比べても、遺伝子的な多様性は驚くほど低いのです。
最初はその理由は謎だったのですが、ひとつの仮説が浮かび上がってきました。アフリカから全世界に広がっていったホモ・サピエンスは、大移動を始める前、絶滅に陥るほどの個体数の減少に見舞われたのではないか、というものです。このように個体数が著しく減少することをボトルネック現象と呼びます。
おそらく200万年ほど前には、原人は多様な遺伝子をもっていただろうと考えられています。ところが、ホモ・サピエンスに進化する中で、ボトルネック現象が起こったのです。そして絶滅寸前の小さな集団から70億人以上にまで人口を増やしたため、遺伝子が似ているのです。
約19万5000年前、氷河期に入ったことによる気候の変動で、アフリカ中に拡散していたホモ・サピエンスは、その数を減らしていきました。
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また、約7万4000年前にはインドネシアのトバ火山が大噴火を起こし、地球的規模で気温が5度も下がったという説があります。ホモ・サピエンスの個体数の減少は、このときの寒冷化が原因ではないかと考える研究者もいます。
小さな集団となったホモ・サピエンスは、おもに南アフリカの海岸で生き延びたと考えられています。そのあたりの地域は貝類や食べられる植物が生息しており、食糧を確保することができたのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
コンビニに立ち寄ったら、『人類進化の秘密がわかる本』という本が置いてあった。
人間とウマは同じ哺乳類なのだが、ウマの場合はウマ、シマウマ、ロバといろいろ分かれているが、人間の場合は人種間で遺伝子的にほとんど同じなのだそうだ。
人間の場合、5万年前後を境に、大きく変わったらしい。
約5万年前というと、氷河期が終わりに近づき、ほぼネアンデルタール人が絶滅した。
そして、現世人類についていえば、言葉を話し始めた時期と重なるのだそうだ。
理由ははっきりしないが、約7万年前に1万人程度に減った(ボトルネック現象)1つの人間の集団がこの時期、全世界の地域に拡大していったと思われる。
じじぃが思うに、人間も進化し続けているのだろうが、この時期に現世人類の体型や脳の構造がほぼできあがったのではないだろうか。