じじぃの「人の死にざま_1633_ジョン・ロック(哲学者)」

 ジョン・ロック

ジョン・ロック著 「統治二論」〜政治学屈指の古典〜 日刊ベリタ
1690年に出版された「統治二論」の思想的な根拠は以下の3点である。
①王権神授説を論破したこと
②社会契約説を提唱したこと
③抵抗権を提唱したこと
ロックの抵抗権に基づいて生まれたと考えられる「立法部」にアメリカやフランスなど欧米諸国は武器と資金と秘密訓練を与えてきた。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201312221117340
ジョン・ロック ウィキペディアWikipedia) より
ジョン・ロック(John Locke、1632年8月29日 - 1704年10月28日)は、イギリスの哲学者。哲学者としては、イギリス経験論の父と呼ばれ、主著『人間悟性論』(『人間知性論』)において経験論的認識論を体系化した。また、政治哲学者としての側面も非常に有名である。『統治二論』などにおける彼の自由主義的な政治思想は名誉革命を理論的に正当化するものとなり、その中で示された社会契約や抵抗権についての考えはアメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えた。

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『10代からの哲学図鑑』 マーカス ウィークス、スティーブン ロー/著 三省堂 2015年発行
自分が自分であること (一部抜粋しています)
歳とともに変化していく私たち個人のアイデンティティーをどう考えるか、哲学者トマス・ホッブズは、ある話をもとに探求しました。ギリシャ神話のテーセウスが、長い船旅に出ます。旅の途中で船には大々的な修理が必要になり、さまざまな部品が新しいものに取り替えされていきます。その場合、もともとの船の部分はなにひとつ残ってなくても、私たちは、公開を終えたのは出発したときと同じ船だとみなすでしょう。生きていくうちに、私たちにも同じことが起こります。体の中の細胞は絶えず入れ替わり、数年後のわたしたちは身体的にまったく違うものになります。観念や思考、感情も大きく変化しますが、それでも私たちは、自分はそれまでと同じ人間だと信じて疑わないのです。
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自分が何者であるかを決めるものは、私たちの体よりも心のほうにあるようです。しかし、私たちは生きていくうえで、身体的にはもちろん、心的にも変化し、人生のさまざまな段階で違う考え方、感じ方をするようになります。若い頃にいだいた観念や意見は、年をとってから信じるようになることと、まったく異なるかもしれません。感じ方が変わるだけでなく、他人からも違う見方をされるでしょう。久しぶりに会った相手が、自分の記憶にある人物とはまるで違う考え方をしていても、昔と同一人物だと認識することができます。変わらないアイデンティティーを保っているからです。ジョン・ロックは、私たちが物理的な生物体として、たったひとつの連続した人生を送るように、私たちの心もまた連続した存在を備えていると考えました。個人のアイデンティティーには連続した意識がともない、それは記憶に根ざしたものだと考えたのです。