じじぃの「人の死にざま_1632_ゲオルク・ヘーゲル(哲学者)」

PHILOSOPHY: IDEALISM, KANT and HEGEL 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ktf9tJOYvyk
ドイツ観念論哲学ってどんなものですか? 2012/12/3 Yahoo!知恵袋
回答
ドイツ観念論哲学はカント以後のフィヒテシェリングヘーゲルなどの哲学を指します。
カントの『純粋理性批判』はもともと「科学論」として書かれたものでしたが、ヘーゲルなどはそれを「歴史」に置き換えて、世界史を作っている根本の動力があたかも神であるかのような哲学を唱えました。
このような、現象一元論とそれによって理性の能力を拡大することが、ドイツ観念論の特色です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1398165208
ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ」の意味を教えてください。 2012/10/30 Yahoo!知恵袋
回答
ミネルバの梟、つまり哲学は、時代が終わってから夕暮れ時に、つまり黄昏に飛び立つ、つまり哲学として形成します。
哲学者は預言者ではありませんから、未来のことは分かりません。それを論じることも出来ません。
哲学は、今あるか、過ぎ去った時代精神を、後から概念に取りまとめ、それを人に目に見える形で示すことしかできません。
ヘーゲルはそういっているのだと思います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1096458985
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル ウィキペディアWikipedia) より
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel、1770年8月27日 - 1831年11月14日)は、ドイツの哲学者である。ヨハン・ゴットリープ・フィヒテフリードリヒ・シェリングと並んで、ドイツ観念論を代表する思想家である。優れた論理性から現代の哲学研究も含め、後世にも多大な影響を与えた。観念論哲学及び弁証法的論理学における業績のほか、近代国家の理論的基礎付けなど政治哲学における業績も有名である。認識論、自然哲学、歴史哲学、美学、宗教哲学哲学史研究に至るまで、哲学のあらゆる分野を網羅的に論じた。
ドイツ観念論哲学の完成者であり、近代哲学と現代哲学の分水嶺として位置づけられることも多い。なお、同時代人に作家ゲーテ、音楽家ベートーヴェン、画家のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒがいる。ヘーゲル死後、一時期ドイツの大学の哲学教授のポストはヘーゲルの弟子(ヘーゲル学派)で占められた。1830年代から1840年代にはヘーゲル学派の中でもヘーゲル左派が興隆したが、ヘーゲル左派の思想はマルクスらによって批判的に受け継がれ、次第に勢いが衰えていった。

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『10代からの哲学図鑑』 マーカス ウィークス、スティーブン ロー/著 三省堂 2015年発行
時間って何? (一部抜粋しています)
周囲世界に目を向けた初期の哲学者たちは、一見複雑な宇宙の中で事物が時間とともに絶えず変化していることに気づきました。現実の本質を理解しようと、哲学者たちは不動のものを求め、永遠不変のものを見いだそうとしました。世界の変化は、たとえば不変の元素や原子の、結合と再結合という観点から説明がつきます。しかしヘラクレイトスは、宇宙が絶えず変化していると認めながらも、それまで永遠不変と思われていたものが、実は「流動状態」にある(流転する)のだと主張しました。川の水は絶えず流れているため、同じ水の流れに二度と足を踏み入れることができないのと同じように、私たちは別々のときに同じように世界を経験することはできません。ヘラクレイトスによれば、現実は、変化する事物そのものからではなく、時間とともに起こる過程(プロセス)から成るのです。
その後何世紀も経て、エマニュエル・カントは、私たちが経験する時間と空間の外部にある「物自体の世界」という観点から、現実を説明しました。時間と空間の世界に生きていながら、私たちは時間を直接経験することはなく、夜が明けて一日が始まるとか、砂時計の砂が流れるといった、変化する世界の中の事物からのみ、時間の感覚や印象を得るのだ、とカントは言います。しかし、ドイツの哲学者ゲオルク・ヘーゲルは、世界の中の事物が変化するせいで時間を意識するのはもちろん、私たちも自分が生きる世界の一部なのだから、私たちの意識自体も変化する主体であると主張しました。私たちは時間の経過を歴史的過程として経験し、その過程における「時代精神ツァイトガイスト)」は、新しい観念の台頭とともにいやおうなく変化するのです。