じじぃの「ロンドン・最短ルートを選ぶ能力・タクシー運転手の海馬は成長する!脳科学」

ロンドンを知り尽くすタクシー運転手の脳の特徴とは? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=F41RSH5tb0w
10 London Black Cab Facts 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FZb9zlbLFEc
london black cab map

ロンドンのタクシーは世界一?超難問タクシー試験! 今日は何の日?毎日ネタ記事
ロンドンを走るこのタクシー、一般の人から「尊敬できる!」と思われるほどです。
日本のタクシーとは、一般の人のイメージが違っているのには、どんな理由があるのでしょうか?
http://mainitinetatyou.blog.so-net.ne.jp/2014-03-09
脳科学は人格を変えられるか?』 エレーヌ・フォックス著、森内薫/訳 文藝春秋 2014年発行
タクシー運転手の海馬は成長する (一部抜粋しています)
ロンドンには2万5000以上の道路がある。年月とともにあちこちに無数の交差点や横道がつくられた結果、町全体はさながら複雑な迷路のようだ。ニューヨークのように道路と道路が垂直に交差し、どこにでも簡単にたどりつける町とはまるでちがう。けれどロンドンのどこからでもいい、名物の黒塗りタクシー(ブラックキャブ)に乗り込んだら、運転手はあなたの目的地がどこだろうと即座に最短のルートを選び、迷わずすみやかに送り届けてくれるはずだ。
こんなに卓越した位置把握能力は、だれにでも簡単に身につくものではない。2万5000の道路をひとつ残らず記憶し、頭の中で自在にルートをたどれるかどうか試す<ノリッジ(知識)>という試験を突破した者だけが、ブラックキャブを運転する免許が得られる。この試験は非常に難関で、受験者のわずか半数程度しか合格することができない。
2000年、ロンドン大学認知神経科学者のエレノア・マグワイア教授は、16人のブラックキャブの運転手の脳をfMRIでスキャンした。そして海馬の後方部が一般の人に比べて著しk肥大していることを発見した。この海馬という組織は、人間だけでなく、鳥や他の動物の脳においても位置把握に密にかかわる部分だ。実験からはさらに驚きの発見があった。海馬の肥大の度合いが、運転手のキャリアに比例していたことだ。運転歴が長いほど海馬は大きくなっていたのだ。
この結果をさらに追求するためマグワイアは、ノリッジ試験に向けて勉強中の見習い運転手の習熟度を次のような実験で検証した。ふたたびfMRIを使って、マグワイアは見習い運転手が試験の講習を受けはじめたときと、講習が終わりに近づいたときの2回、脳をスキャンした。その結果、1回目と2回目とで海馬の大きさが著しく変化した者ほど、試験突破の確率が高いという結果が出た。これは、経験によって脳の物理的組成にたしかに変化が起きることを示した、有力な証拠といえる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『脳科学は人格を変えられるか?』という本があった。
イギリス・ロンドンのタクシー運転手は頭がいいのだそうです。
「ふたたびfMRIを使って、マグワイアは見習い運転手が試験の講習を受けはじめたときと、講習が終わりに近づいたときの2回、脳をスキャンした。その結果、1回目と2回目とで海馬の大きさが著しく変化した者ほど、試験突破の確率が高いという結果が出た」
こんなにはっきりと短時間に、お脳が変るものでしょうか。