じじぃの「未解決ファイル_241_共感覚」

この文字、何色に見えますか?【共感覚 動画 YuTube
https://www.youtube.com/watch?v=MFfGVzTLkSA
DJ Earworm Mashup - United State of Pop 2014 (Do What You Wanna Do) 動画 YuTube
https://www.youtube.com/watch?v=BjYWwZYLYEs

書評『偉大な記憶力の物語』 大隅典子の仙台通信
岩波書店の編集部からご恵贈頂いた『偉大な記憶力の物語 ある記憶術者の精神生活』(A.R.ルリヤ著、岩波現代文庫)を読んだ。
「世界に類のないほどの記憶力を持っていた一人の人間について、30年もの長い月日をかけて」観察し分析した、いわば症例報告集大成である原著は、モスクワ大学教授、神経心理学者ルリヤにより1968年に刊行され、その著者を留学中の恩師とする天野清の訳により1983年に総合出版から刊行されていた。
それが再び岩波現代文庫として、本年10月に刊行された次第。
この「記憶術者」(本書では〈シィー〉という名前になっている)の記憶の仕方は直観像に基づき、特有の共感覚を伴い、忘却されることがないという。
http://nosumi.exblog.jp/12124896/
爆笑問題のニッポンの教養 「世界はもっとカラフルだ! 〜共感覚のフシギ〜」 2011年11月3日 NHK
【出演】爆笑問題関西学院大学理工学部教授 長田典子
共感覚」は、音楽を聴くと色が見えたり、白黒の文字や数字にそこにはない色が感じられるといった、不思議な能力だ。200人に1人が持つとされ、宮沢賢治や画家のムンクカンディンスキー、詩人アルチュール・ランボーなど古今東西の多くの芸術家も持っていたと言われている。
http://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/info/50652/
『驚異の小器官 耳の科学』 杉浦彩子/著 ブルーバックス 2014年発行
聞こえの不思議 (一部抜粋しています)
近年絶対音感には遺伝的素因が重要だということもわかってきており、絶対音感に関する遺伝子変異も解明されつつある。双子での音感調査でも「遺伝的素因+早期教育」の2つをクリアしないと成り立たない能力ということが判明している。
絶対音感が教育だけで身に付くと考えられていた時代は、様々な訓練方法が考案され、絶対音感が身に付かない音楽家たちを悩ませてきたようだ。筆者の知り合いにも絶対音感のある人がいるが、「物音がするとすぐ音階が浮かんできて困る」と言っていた。音楽に関わる人にとっては憧れの能力だが、実際は雨音もドレミの音階に聞こえてきて、しかも美病に音階がずれていると苦になってしまうやっかいな能力でもあるようだ。
音を聞いてイメージが広がる人はたくさんいるだろう。だが、中にはある音を聞くと、必ず同じ色や形が見えたり、臭いや味を感じたりする人がいる。共感覚とは、ある刺激に対して通常の感覚だけではなく、別の感覚も連動して感じられることをいう。ある文字を見ると特定の味がするなど、聴覚が関わらない共感覚もあるが、実際に見られる共感覚のほとんどは音が関わりを持っている。最も多い共感覚は音を聞くと色が見えるというものだ。
絶対音感のある人には共感覚者が多いという報告もある。共感覚者は記憶力も優れていることが多い。忘れることができず、現実と過去のイメージを混同してしまうことさえあった『偉大な記憶力の物語』の主人公として有名なシィーという男性は、聴覚・視覚・味覚・嗅覚はては触覚・温冷覚すらも併せ持った共感覚の持ち主だったようだ。
楽家には絶対音感を持つ人が多いが、共感覚を持つ人も多いらしい。ロシアの作曲家スクリャービンが有名だ。音楽家だけでなく、芸術家全般に共感覚的な素因を持ち合わせている人が多いのではないだろうか。
     ・
現代は音楽過剰の時代で、ありとあらゆる音が組み合わされて、様々なメロディーが作られている。1つのメロディーが繰り返し頭の中で回ってしまう現象を「ear worm(耳の虫)」というが、これはこの数十年の間にできた言葉である。録音技術が開発されて、音楽が過剰になる以前にはなかった現象かもしれない。
音楽は言語より多量の情報を含みうる。バイオリンでのドは「あなた」という意味で、ピアノのドは「私」という意味で……などと音楽が言語情報をも伝えるようになったら、膨大な情報を1つの曲で表せることになる。実際にバッハの音楽などではBACHという名前が暗号になっているという説もあるし、実験的な暗号音楽を作っている人々もいる。音楽によって湧き起ってくる感情、「喜び」「悲しみ」などにはある程度の共通性があるが、共感覚の人には共通性は認められず、音を聞いて連想するイメージは個人によって全く異なるとされている。しかし共感覚のセンスというのは音楽の今後の発展性の1つとしてとてもおもしろいと思う。

                            • -

どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『驚異の小器官 耳の科学』という本があった。
共感覚とは、ある刺激に対して通常の感覚だけではなく、別の感覚も連動して感じられることをいう」
共感覚をもったじじぃはスケベじじぃ、というんだろうか。