じじぃの「犯罪捜査に使われるプロファイリング・監視されても安心社会?ビッグデータの罠」

androidアプリ、友達発見(GPS追跡) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jv-M5bcy2rA
iPod Touchで「山手線トレインネット」を見る1/5 新橋→神田 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=z0PDkUeYoWU
世紀の瞬間&未解決事件3時間スペシャ 2014年12月28日 テレビ朝日
【MC】石原良純 【ゲスト】後藤謙次、大澤孝征、小島慶子春香クリスティーン
事件は2000年12月30日に発生、幼い2人の子どもと両親が何者かに殺害された。
警視庁の当初の見立てでは、犯人は風呂場の窓から侵入して次々と4人を殺害した。多くの遺留品などがあったものの、未解決のまま時が過ぎた。
今年12月、世田谷一家殺害事件の犯人像をプロファイルするため元FBIプロファイラーのサファリックが来日、早速警察の許可を得て現場となった住宅を検証。

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プロファイリング ウィキペディアWikipedia)より
プロファイリング(Offender profiling、criminal profiling)とは、犯罪捜査において、犯罪の性質や特徴から、行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論すること。プロファイリングそのものは犯罪捜査ばかりではないので、日本語で正確に表現するのであれば「犯罪者プロファイリング」が正しいが、通常「プロファイリング」と言うとこの犯罪者プロファイリングを指す。

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ビッグデータの罠』 岡嶋裕史/著 新潮社 2014年発行
監視されてもいい (一部抜粋しています)
罪を犯しそうな特性や行動、環境などは現時点でも概ねわかっている。その精度を高めて、入力するデータ量も増大すれば(監視社会化により、至る所にセンサーや監視カメラがある。クレジットカードの購買歴だって分析に使える)、ある人物がいつ罪を犯すのか予測できるようになる日が来る。そんなに遠い未来の話ではない。現時点ではさすがに予測に基づいた逮捕は行われていない。しかし、テロを未然に防止するためのプロファイリングは、それに近いことをしめしているし、アメリカでは性犯罪をおこした人にGPS端末を取り付ける州があり、韓国、フランスでも同様である。いずれも、性犯罪は再犯率が高いことを受けての措置である。また、英国では受刑者の皮下へのRFID(Radio Frequency IDentification:無線タグ)埋め込みが計画されたこともある。
罪を犯しそうだからといって未然逮捕をするのは人権の侵害だが、罪を犯しそうな人の監視を強化することは実際に行われており、今後さらにその網目は細かく、精度は高くなっていくことが予想される。
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テキサス州でプライバシー保護運動を行う人物について報道されたことがある。彼女は追跡機能のあるIDカードに反対していたが、自閉症スペクトラム障害DSM-V以前に広汎性発達障害と呼ばれていたもの)を持つ児童に対するGPS危機の支給には意を唱えなかった。彼女の子供は自閉症スペクトラム障害だったのである。
私の子供も自閉症スペクトラム障害である。だから、彼女の思考はトレースできると思う。乏しい医学知識を技術屋風に解釈すると、知的障害が中央処理装置に不具合を抱いているのに対して、自閉症スペクトラム障害は入出力装置に不具合を抱えているイメージである。入力と出力でトラブルが生じがちなので、突然走り出すなどの突拍子もない行動(出力)が起こることがある。自閉傾向を持つ子は総じて迷子になりやすい。そうした背景があれば、個人として追跡装置に反対していても、親としては藁にもすがる思いで受け入れるだろうことが予想される。監視への恐怖や自由の理念を、現実の利便性が上回るのである。
犯罪や障害では身近な問題として捉えることが難しいかもしれない。そういう方には山手線トレインネットとJINSミームを紹介しよう。
山手線トレインネットは、山手線の運行状況や混雑状況を知ることができるサービスである。
もともと交通機関はデータの宝庫である。交通機関そのものが各種の計測器やセンサーを備えて刻々とデータを生成し続けているし、そこに乗り合わせた人々も重要な情報源である。
たとえば電車が止まったとき。情報がないといつ運転が再開されるのかわからず、とてもイライラする瞬間を経験する。一昔前であれば、車掌のアナウンスを待つしか手の打ちようがなかった。しかし、今では電車が止まると、乗客はまずスマートフォンを見る。「ジョルダンライブ!」やツイッターなどのサービスが交通機関の遅れや停止の報告を書き込む場を用意して、みんながそれに書き込んだり読んだりしているのである。今や交通機関がアナウンスする公式リリースよりも、乗客が書き込んだ情報の方が早く、正確で、わかりやすいものになってしまった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、図書館のなかで本巡りをしていたら、岡嶋裕史著『ビッグデータの罠』という本があった。
「監視への恐怖や自由の理念を、現実の利便性が上回るのである」
最近、「イスラム国」による自爆テロのニュースがやたらと出てくるようになった。
「監視社会」は怖いが、それでも「安心社会」が優先するような気がする。