じじぃの「イグ・ノーベル賞・バナナはなぜ滑る・糞からバニラ抽出!気になる科学」

Improbable Research Collection #129: The Best of Miss Sweetie Poo 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=xAnVNXaa5oA
イグ・ノーベル賞 「バナナは滑る」

イグ・ノーベル賞、「キスの効能」示した日本人木俣氏ら受賞 (追加) 2015年9月18日 Reuters
ユーモアがあり、かつ意義深い科学的研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が17日、米ハーバード大学で行われ、情熱的なキスが皮膚のアレルギー反応低減などの生物学的効果をもたらすと実証した、大阪府のクリニック院長、木俣肇さんらが医学賞を受賞した。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/ignobel-idJPKCN0RI09120150918
「バナナは滑る」証明 北里大教授らにイグ・ノーベル賞 日本人8年連続受賞 2014.9.19 産経ニュース
ユーモアで笑わせた後、なるほどと考えさせる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の2014年授賞式が18日、米マサチューセッツ州ケンブリッジハーバード大で開かれ、物理学賞にバナナの皮の摩擦係数を測定して実際に滑りやすいと証明した北里大の馬渕清資教授ら4人を選んだ。
日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続。人工関節の研究をしている馬渕さんは「痛みの元になる摩擦を減らす仕組みはバナナの滑りやすさと同じだが、実際に滑りやすさを測定した学術的なデータはなかった」と語った。授賞式でも実際にバナナや人工関節の模型を掲げ、研究内容を歌いながら説明し笑いを誘った。
http://www.sankei.com/world/news/140919/wor1409190022-n1.html
『気になる科学 (調べて、悩んで、考える)』 元村有希子/著 毎日新聞社 2012年12月発行
イグ・ノーベル賞 (一部抜粋しています)
科学はすごいと思う。たとえば多くの子どもが一度は抱く「なぜ空は青いんだろう?」とか「なんでおならは臭いの?」というような疑問に、明快に答えてくれる。不思議大好きな子どもたちの一部は科学者になり、最高の栄誉がノーベル賞である。
その一方で私は「イグ・ノーベル賞」もすごいと思っている。ignoble(下等な)に引っかけたネーミングだが、受賞対象はなかなか粒ぞろいなのだ。
1991年創設のこの賞に、厳密な審査基準はない。あるのは「人々を笑わせ、そして考えさせる」というユーモア精神である。毎年、ノーベル賞の発表直前、名門ハーバード大の権威ある講堂で発表と表彰式がある。本物のノーベル賞学者から金紙で作った偽物メダルが贈られ、スピーチも許される。ただし1分間を過ぎると少女が現れて「もうやめて! あきちゃった!」と叫び出す。
2012年のイグ・ノーベル賞では、「スピーチジャマ―」という装置を開発した日本人研究者2人が「音響学賞」(本物のノーベル賞にはこの賞は存在しない)を受賞した。
自分の声をわずかに遅らせて聞くと、脳が混乱してしゃべり続けられなくなるという不思議な人間の習性を活用して、空気を読まずに延々としゃべる人を黙らせる機械である。
これは一家に1台、一組織に1台必要でしょう。これを開発した研究者は製品化は考えていないそうだが、製品化して、アスクルなどのオフィス機器販売網を使って売ったらヒットすると思う。アスクルのCMでダジャレを言い続けている管理職にも効きそう?
過去の受賞例を紹介しよう。
「ウシの糞からバニラ香料成分バニリンの抽出に成功」(2007年化学賞)
日本の女性研究者の業績である。廃棄物の有効利用にと着想したという。独創的な方法によって、糞1グラムから0.05グラムのバニリンが取れるのだそうだ。表彰式では、糞由来バニリンをたっぷり使ったアイスクリームが振る舞われた。バニリンは大量合成できるので、わざわざ糞から作る必要はないのだが、独創性では群を抜いている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2014年9月、「イグ・ノーベル賞」の「神経学賞」に北里大教授 馬渕清資氏の「バナナは滑る」が選ばれた。バナナの皮を踏んだ時の滑りやすさを明らかにしたものらしい。
日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続である。
ネットで「イグ・ノーベル賞 中国人」をキーに検索したら、「神経学賞」に中国人グループの「パンの中にキリストの顔を見た時、人間の大脳はどう反応するか」が選ばれていた。トーストの焦げ跡にイエス・キリストの顔を見たとき、人の脳内では何が起こっているかを研究したものらしい。
受賞者のスピーチは1分間。その制限時間を超えると、ステージの脇にいる少女がつかつかと演壇に近づき、
「Please stop、 I am bored(もうやめて、あきちゃった)」
と、笑わせる。