じじぃの「細かい内容は覚えていない名作・一杯のかけそば!誰も調べなかった100の謎」

上岡龍太郎 笑福亭鶴瓶 一杯のかけそば 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=hu9aVNiCMOE
一杯のかけそば

一杯のかけそば
この物語は、今から15年ほど前の12月31日、札幌の街にあるそば屋「北海亭」での出来事から始まる。
http://www7.ocn.ne.jp/~yoshi530/kakesoba.htm
栗良平 ウィキペディアWikipedia)より
栗 良平(くり りょうへい、1954年 - )は日本の作家である。北海道砂川市出身。
1989年、その童話『一杯のかけそば』が2月17日に開かれた衆議院予算委員会公明党大久保直彦が朗読して涙を誘ったということからブームが起こり、映画化もされた。だがその後、自称していた“北海道大学医学部卒”が虚偽だった事が発覚。また滋賀県で寸借詐欺をしたため姿を隠す。
1994年、北海道静内町で人妻を誘惑し1998年まで各地を転々とし詐欺的行為を繰り返した。滋賀県大津市の山中でテント生活を始め、さらに詐欺的行為を繰り返し大津の岩間山正法寺の次女と親しくなり寺は真言宗醍醐派からの離脱を申し出たが総本山醍醐寺は認めず、裁判となって最高裁で敗訴したという。

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ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎』 堀井憲一郎/著 文藝春秋 2013年発行
一杯のかけそば』の細かい内容は誰も覚えていない (一部抜粋しています)
あなたは『一杯のかけそば』を覚えていますか。
いまからちょうど10年前、昭和天皇崩御の年に話題になったお話。5月から6月にかけて日本中を竜巻のように席捲し、そのまま海の藻屑と消えていったあのお話ですよ。お母さん。
覚えているよね。
じゃあ。どこまで覚えているか下の表の質問に答えてもらいたい。もし全問答えられる人がいたら、すぐ週刊文春編集部に出頭してください。探してましたよ。あなた。作者でしょ。もし作者じゃないのに全部答えられたら、あ〜、そのへんの犬にでも自慢してしてください。はい。
あなたは『一杯のかけそば』をあなたは覚えていますか (25人に聞いて覚えていた割合)
①お話の冒頭はいつ、どこで、だれが、何を?   84%
②そば屋の主人はその時どう対応したか      26%
③次に親子がそば屋を訪れたのはいつか      16%
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作者は、このブームの後半で問題の多い人だ、という話になった。ちょっと病的な嘘つきという感じの人だった。でも、おれは嘘つきだとわかって、すばらしいと思ったね。いや、日常生活でも嘘をつく人は、こういう話を作れるのかなあ、と感心したのだ。世間の人は、ウソに厳しいということも、このとき知りましたけど。
また、時代によって、この話に対する反応が違う、ということもわかった。10年ぶりに10代から40代の人に読んでもらったら、30歳あたりを境にキレイに反応が分かれたのである。
上の世代には、まだ、いい話だなあ、と反応する人がいる。が、70年代生まれ以降の世代、20代10代の連中は、誰一人として、いい話だとは思わなかったのだ。たとえば「最後に医者と銀行員になるってとこが、すごくイヤな感じ、何で医者と銀行員なの?」と女子大生は言うのである。それは、ああ、成功したんだよかったね、という意味しかないと言っても、納得しないのだ。貧乏からの成功、という話が通じにくくなってるのだ。ありゃりゃ。もうおれが成功する余地はこの国には残されてないのか、ああ、なんて、そういう話じゃないですね。まあ、彼女が生まれた国はすごいお金持ちだったわけだからねぇ。はい。かけ、一丁! 作者の栗良平さんは行方不明だそうです。
                                (1999年6月10日号)

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で本巡りをしていたら、堀井憲一郎著 『ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎』というのがあった。
あなたは『一杯のかけそば』を覚えていますか。
これは大晦日に、「北海亭」という札幌の、ある蕎麦屋で起こったお話です。どの蕎麦屋にとっても、一番の書き入れ時は、大晦日です。
から始まるお話。
14年後、青年になった2人と老母が滋賀県から来る。兄は医者、弟は銀行員になっていた。
お話の最後では
「あいよ、かけ三丁!」
めでたし、めでたし。
「最後に医者と銀行員になるってとこが、すごくイヤな感じ、何で医者と銀行員なの?」
『かちかち山』は、日本の民話で老婆を残虐に殺したタヌキを老爺に代わってウサギが成敗するというお話。
悪いタヌキが乗った泥船は水をすってどんどん沈み始めます。悪いタヌキは死にました。ここで終わりになっているのが多いんですが、この『かちかち山』には残酷バージョンがあるんです。
ウサギは死んだタヌキを抱えておじいさんのところへ行きました。おじいさんはとても喜び、タヌキ汁を作りおいしそうに食べました。
一杯のかけそば』にも、残酷バージョンがあるとは言いませんが。
ところで、夏目漱石の名作 『吾輩は猫である』って、どんな内容でしたっけ?