じじぃの「日本の水技術が世界を潤す・水ビジネス・水道・浄化濾過技術!2050年の日本列島大予測」

GSE World Water Day 2014 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Ym8B74Q5ngA
水資源を考慮した世界地図

Safe Drinking Water World Map

水道水をそのまま飲める国は13ヵ国 (水を考えるプロジェクトHPより)

  

  

クローズアップ現代 「押し寄せる老朽化 水道クライシス」 (追加) 2014年10月16日 NHK
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】太田正(作新学院大学教授)
道路の陥没など、老朽化した水道管の破損が原因で起こる事故が相次いでいる。
道路陥没に限らず、破断、漏水など、水道管破損による事故は増える一方で、年に数千件に達する。水道管は法定耐用年数が40年と、道路や橋梁など他のインフラより傷みが早いため、いま一気に更新ピークを迎えているのだ。背景には、水道事業の担い手である地方自治体が新規敷設を優先し、長期的な更新計画を後回しにしてきたことがある。重くみた国は今年、自治体に対し更新計画の策定を促した。すでに全国各地で水道料金の値上げ検討が始まり、中には4割近いアップを決めた所もあり、暮らし圧迫の懸念がでている。しかし値上げだけで更新を完了することは現実的には困難だ。
岩手県自治体では「現状維持は不可能」と早々白旗を上げることで、住民に水道インフラをどう維持するかの議論に参加してもらい、優先順位をつける、料金値上げもやむおえずという結果になった。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3566.html
未来世紀ジパング 「世界に羽ばたく! ニッポンの技術(3) 世界一きれいな水を作る」 2012年9月3日 テレビ東京
【司会】シェリー、大浜平太郎テレビ東京報道局キャスター) 【沸騰ナビゲーター】 吉村和就(グローバルウォータ・ジャパン) 【ゲスト】宮崎美子、パックン、坂下千里子
日本の高度な水処理技術が、今世界の水を変えようとしている。沸騰現場の1つは、ドバイ。砂漠に囲まれているが、街のあちこちで噴水が噴き出ており、水に困っている様子はない。この裏にあるのが「逆浸透膜」と呼ばれる、日本の最先端の水技術だ。なんと日本が世界シェアの6割を占めている。この膜が、ドバイの「ある水」から不純物をろ過し、純水を作りだしていたのだ。その秘密とは…。
一方、カンボジアの首都プノンペン。日本の水技術が、ここでも奇跡を起こしていた。街を見渡すと、人々が水道の蛇口から美味しそうに水をごくごく飲んでいた。これは世界的に見ても珍しい光景だという。そんなプノンペン浄水場に日本人の姿があった。北九州市の水道局の人間だと言う。実は10年以上前から北九州市が技術協力をしているのだ。「アジアの奇跡」と呼ばれるその取り組みをカメラが追った。
●日本が誇る世界一の水技術…逆浸透膜
いまボトルウォーター市場が年間30%を超えるペースで成長している。「クリクラ」は日本全国におよそ50万件の顧客を持つ大手だが、その工場は…東京の町田にあった。一体、どこの水を使っているのか?工場の担当者に尋ねると「クリクラの原水は水道水。蛇口をひねれば出てくる水と同じ」と答えた。「クリクラ」のミネラルウォーターは人工的につくられていたのだ。それを可能にするすごい技術が逆浸透膜装置だ。髪の毛の10万分の1以下という小さな穴が開いたろ過膜なのだが、これで不純物を取り除き、純水ができるのだ。今や日本メーカーが世界シェア6割以上を占める、日本が誇る技術だ。この逆浸透膜は、海水から淡水を生み出すことも…水不足に悩む20以上の国々で活躍していた。
●日本の水道が…カンボジアに“奇跡”
一方、カンボジアの首都プノンペン。日本の水技術が奇跡を起こしていた。プノンペンの水事情はどうなっているのか…家の中を見せてもらうと、人々が水道の蛇口から美味しそうに水道水をごくごく飲んでいた。24時間きれいな水が出る、これは世界的に見ても珍しい光景だ。そんなプノンペン浄水場に日本人の姿があった。北九州市水道局・木山聡さんだ。長年に渡る内戦の影響で、最悪だったプノンペンの水道に、木山さんたちは北九州市の水道システムを導入、その管理方法をマニュアル化・徹底指導した。水道の水が気軽に飲めるようになっただけでなく、漏水率も6%という日本並みにまでなった。いまや“プノンペンの奇跡”と呼ばれるまでになった。
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20120903/
『2050年の日本列島大予測 36年後のニッポンを知れば2014年がわかる』 晋遊舎ムック 2014年発行
【第3部】2050年の日本人の[環境] 日本の水技術が世界を潤す (一部抜粋しています)
上下水道や浄化施設などのインフラ整備、そして高度な管理・メンテナンス技術は日本が自信を持って世界に輸出できる産業だ。水ビジネスでは出遅れた日本だが、さらに海水や汚水の濾過技術やプラントで2050年には逆転の可能性もある。
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2050年においてもなお増え続ける世界の人口と発展途上国の近代化で、さらなる水源不足、水質低下が見込まれる。手遅れにならないうちに改善・防止策を講じないと、世界で利用できる水資源の量を著しく減らすことになる。そこで、水質を改善したり、飲料水を運ぶインフラからミネラルウオーターなどの製造・販売まで、水ビジネスが世界で加熱している。
水ビジネス市場は、世界各国で民営化による市場拡大が起こっており、産業規模は2007年の約36兆円から2025年には約87兆円にまで成長すると経済産業省では試算している。
現状で水市場を席捲しているのは、ヨーロッパ、特にフランスの企業であるスエズヴェオリア・ウォーターだ。近年では、シンガポールや韓国の新興国企業が伸びているが、日本の企業はまだまだ。というのも、日本の水事業は公共事業としての面が強く、付随する企業も民間でありながら公的機関に近い事業のため、国際的な企業力が低かったためだ。そこで、水道や浄化関連の機器メーカーやエンジニアリング企業も一体となってグローバル市場への進出に乗り出している。
特に力を入れているのが、世界でもトップレベルの上下水道管理・整備事業だ。生活に欠かせないインフラである東京の水道管の漏洩率は世界トップの3.6%で、2位のロサンゼルスの9%よりはるかに少ない。
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もうひとつ、日本が強いのは海水の淡水化技術だ。淡水化に必要な逆浸透膜市場の日本企業シェアは世界市場の49%と圧倒的である。今後は水資源国である利点を活かし、得意分野の淡水化技術をもって、官民協力体勢で世界市場に進出していけば、世界の水不足対策に大きく貢献できることは間違いないだろう。
日本政府は2025年には民営化される水ビジネス市場のうち、約6%のシェアを獲得し、1.
8兆円規模を目標に掲げてアクションを起こしている。目標としては控えめだが、日本では「海外インフラPPP協議会」を立ち上げて東南アジアや中東での水インフラ整備に力を入れている。
日本には汚染水や海水を濾過して清浄化する高い技術がある。2050年には世界シェアの3分の1を確保できれば見通しはかなり明るいといえるだろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
少子高齢化で、日本国内では仕事が減ってきている。
2050年、日本はどうなっているのだろうか。
『2050年の日本列島大予測 36年後のニッポンを知れば2014年がわかる』という本に「日本の水技術が世界を潤す」という記事が載っていた。
「得意分野の淡水化技術をもって、官民協力体勢で世界市場に進出していけば、世界の水不足対策に大きく貢献できることは間違いないだろう」
海外進出で、地方自治体と企業との連携というのは意外と成功モデルなのかもしれない。