じじぃの「逆浸透膜(RO)・放射能汚染!トコトンやさしい水処理の本」

時論公論 「サムスン 水処理ビジネス参入へ」 (追加) 2012年9月13日 NHK
日本が高い技術を持つ水処理のビジネスに韓国最大の企業グループ「サムスングループ」が参入することが明らかになりました。
来週、正式に発表される予定で、今後、成長が見込まれる環境の分野でも、日本と韓国のメーカーどうしの競争が激しくなりそうです。
韓国最大の企業グループ「サムスングループ」が参入するのは、水処理の中でも最も重要な技術とされる排水や下水を浄化する「水処理膜」です。
サムスン」は、子会社を通じて韓国南部のヨスに水処理膜の工場を建設し、早ければ来年4月に製品の供給を始める計画です。
サムスン」は、水ビジネスの強化を図る韓国政府の支援を受けて、開発から3年で事業化にこぎつけたもので、来週、韓国のプサンで開かれる展示会で参入を正式に発表します。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/131385.html
日経スペシャル「ガイアの夜明け 2011年4月19日放送 テレビ東京
原発に立ち向かう〜ニッポンの技術と家族の絆〜
【案内人】江口洋介 【ナレーター】蟹江敬三
大阪・吹田市にあるニューメディカ・テック。逆浸透膜(RO)を使った浄水器メーカーである。
宮城県仙台市の病院と多賀城市の保育園に、この逆浸透膜を使った浄水器の無料貸し出しを行った。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
ニューメディカテック株式会社、逆浸透膜浄水器、高性能浄水機、安心、安全な浄水器
http://www.nmt.or.jp/
逆浸透膜とは?
動物や植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、水溶液から水の分子だけを選択的に浸透させ、他の溶解物は通しません。この「浸透」メカニズムを応用した人口の薄膜の開発と共に、1950年代のアメリカで、海水を淡水化させる研究として始められ、1960年代から70年代にかけて開発された浄水システムを「逆浸透膜浄水システム」と言います。
http://www.eco-systems.jp/mechanism.html
海水を真水に変える逆浸透膜が一気上昇 〜半導体で培った技術が環境に向かう〜 2009年3月27日 セミコンポータル
この逆浸透膜は1960年代にケネディ大統領の命令により米国で開発が始まった。当然のことながら、米国メーカーが先行したが、半導体製造用超純水用途で力をつけた日本メーカーがぐんぐん伸び、いまや世界シェアは50%はあるという。海水淡水化用逆浸透膜のシェアは日東電工がトップであり、ダウケミカル、東レ東洋紡としのぎを削っている。他の用途を含む逆浸透膜全体では、ダウケミカルが31%、日東電工が28%、東レが15%、東洋紡が5%のシェアとなっている。
https://www.semiconportal.com/archive/blog/insiders/izumiya/post-207.html
寺岡精工/純水造水装置の放射性物質除去能力を測定 2011年04月06日 流通ニュース
寺岡精工は3月31日、逆浸透膜ろ過を用いた純水造水装置「ECOA」の放射性物質除去能力について発表した。
ECOAは水道水をろ過して純水を造水する装置。3月26日から、福島県飯舘村役場の協力を得て放射性物質を含んだ同役場の水道水を原水としたECOAのろ過能力測定を実施した。
3月28日に原水とろ過した水を株式会社化研・水戸研究所に持ち込み測定を実施した。原水の放射性ヨウ素が350〜600Bq/kgで、放射性セシウムは10〜32Bq/kgであったが、ろ過した水からは放射性物質は検出されなかった。
ただ、あくまで測定結果は検出最低値以下であってゼロとなったとは言い切れないという。
同社は、「ろ過水の飲用の可否については、行政機関の発表を踏まえて判断していただきたい。当局が判断する原水の飲用可否に準じてECOAの使用可否判断をしてもらいたい」としている。
http://www.ryutsuu.biz/commodity/d040502.html
放射性物質 ヨウ素セシウムストロンチウム 2011-03-15 ソネガのニュース
比較的影響が小さいものから大きなものまで様々な放射性物質が存在する。特に人体への影響が大きいのが、ヨウ素セシウムストロンチウムだ。
http://sonega101.blog.so-net.ne.jp/2011-03-15-1
『トコトンやさしい水処理の本』 オルガノ/編集 日刊工業新聞社 2009年発行
逆浸透膜(RO) (一部抜粋しています)
逆浸透(RO:Reverse Osmosis)膜は、海水から飲用水をつくる(海水淡水化)ために発展してきた技術です。RO膜を使って海水からイオン成分(食塩など)を除いて、真水を得ることができます。
非常に緻密な膜で、水分子以外のイオンや有機物が通り抜けることができない膜のことを半透膜と呼びます。半透膜で仕切られた2つの部屋に濃い食塩水と薄い食塩水が入っているときに、2つの部屋の食塩濃度を同じにする力が働いて、薄い食塩水の部屋から濃い食塩水の部屋に向かって水が移動していきます。水が移動したことで、濃い食塩水の部屋の水位が薄い食塩水の部屋の水位よりも高くなります。この水位の差を与える力を浸透圧と呼んでいます。
次に、半透膜で仕切られた仕切られた2つの部屋に濃い食塩水と薄い食塩水を入れて、濃い食塩水の部屋から力を加えて薄い食塩水の部屋へ水を移動させようとします。このときに浸透圧よりも大きな力を濃い食塩水の部屋にかけることができれば、薄い食塩水の部屋に水の移動が始まります。この現象を逆浸透と呼んでいます。
RO膜に供給された水の浸透圧よりも大きな圧力をかけることで、水以外の成分が除去された処理水を得ることができます。原水の濃度が高くなると浸透圧が大きくなるので、より高圧でRO膜へ給水する必要があります。海水淡水化の場合は、およそ60気圧の圧力が必要になります。RO膜は、高圧に耐える耐圧容器の中に入れて使われます。
RO膜による水処理では、供給水が膜を透過した処理水(透過水)と膜を透過しなかった濃縮水とに分けられます。濃縮水では、原水に入っていた水以外の成分が高濃度に濃縮されます。RO膜を水処理に適応させるようになって、イオン類の除去だけでなく、水中に溶けている低分子の有機物の除去が容易になり、純粋の水質が大きく向上しました。

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どうでもいい、じじぃの日記。
福島第一原発事故で漏れた放射性物質は水道水にも流れ込むのだろうか?
放射性物質ヨウ素甲状腺に、セシウムは筋肉に、ストロンチウムは骨に蓄積され、放射線を出し続けるのだという。
先日、図書館から『トコトンやさしい水処理の本』という本を借りてきた。
「汚れた水」を「きれいな水」にする方法がいろいろ書かれているが、その1つの方法として「逆浸透膜(RO)」のことが書かれている。
水道水の場合は浄水場でまず、活性炭を用いて特定の物質を選択的に分離、除去し、さらにMF膜を通してウイルスなどを除去し、さらにイオン交換樹脂を通して水を電気的に中性にしている。
水道水でも粒子の荒い放射性物質などは除去されるそうだが、粒子の細かい放射性物質は検出されるそうだ。
逆浸透膜は主に海水から飲用水をつくるフィルターなのだが、このフィルターただものではないのだ。
この逆浸透膜を使った水からは放射能は検出されないのだ。
海水淡水化用逆浸透膜のシェアでは、ダウケミカルが31%、日東電工が28%、東レが15%、東洋紡が5%のシェアとなっていて、日本の世界シェアは50%だ。
日本もなかなか捨てたもんじゃない。