じじぃの「世界のシェールガス地図・オイルサンド・いろいろな地図!世界の水事情」

安価な天然ガスで走る車 ガソリン高騰で人気上昇(12/03/05) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cLnE33apZBA
シェール・ガス革命:日本は米の6倍の天然ガス価格【藤井厳喜】AJER 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=0cVmwt_uSOs
Water map 画像
http://aftermathblog.files.wordpress.com/2006/09/water-stress-map.jpg
水資源を考慮した世界地図 画像
http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2008/2008honbun/image/i3c310010.png
Oil Map 画像
http://lh5.ggpht.com/kongcuopic/Rz-59P-l8sI/AAAAAAAABMw/HE5t_lw1EXY/%25E7%259F%25B3%25E6%25B2%25B9%25E5%259C%25B0%25E5%259B%25BE.jpg
World Shale Gas Resources

シェールガスなど輸出は米経済にプラス” (追加) 2012年12月6日 NHKニュース
アメリカのエネルギー省は、5日、アメリカで「シェールガス」と呼ばれる天然ガスの生産が増大していることについて、「シェールガスを含む天然ガスを輸出すれば、アメリカ経済にとってプラスになる」とする報告書を発表し、今後、日本などへの輸出が認められるのかどうか注目されています。
アメリカでは天然ガスの一種「シェールガス」の生産が急激に増加し、国内でガス価格が大幅に下落する一方、採掘業者などからは海外への輸出を求める声が高まっています。
これについて、アメリカのエネルギー省は5日、シェールガスを含む天然ガスの輸出を新たに認めた場合の経済への影響に関する報告書を発表しました。
それによりますと、天然ガスの輸出を増やせば、ガス価格は上昇するものの、輸出によるGDP国内総生産の押し上げなど、全体としてはアメリカ経済にプラスになると指摘しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121206/k10013995141000.html
時論公論 「天然ガスシフトと日本の課題」 2012年7月13日 NHK
【解説委員】石川一洋
天然ガスシフトと日本の課題について解説。日本がほぼ全て輸入に頼っている天然ガスは2011年度 電力の40%以上占めるようになりました。
アメリカはシェール革命によって、ロシアを抜いて、天然ガスの最大産出国になりました。
日本における天然ガスの価格は高騰し続けています。2012年、日本 16.6ドル、アメリカ 2.52ドルでアメリカとの価格差は6倍にもなります。
天然ガスの輸入によって、日本の貿易収支は31年ぶりに赤字になりました。
もうひとつ問題点はパイプラインです。日本ではパイプラインが施設されておらず、液化天然ガスLNG)で輸入してもパイプラインで地方都市に送ることができないのです。
その点、韓国は全国にパイプライン網が敷かれ、効率的にパイプラインで天然ガスを地方都市に送ることができています。日本も天然ガスを買って、効率よく地方都市に送るためには、パイプライン網を作ることが必要でしょう。
http://www.hikaritv.net/search/video/request/00/video_detail/crid%3Ddm9kL3p6enp6enp6enpfMDBoNG1hbjA3aQ%3D%3D.html
日経スペシャル 未来世紀ジパング 〜沸騰現場の経済学〜 2012年6月18日 テレビ東京
●カナダでゴールドラッシュ!?"黒い金"が世界を変える
ガソリン価格、電気料金・・・日本の生活に大きな影響を及ぼす原油。これまで中東頼みだった原油だが、いま世界で変化が起きている。その舞台はカナダ。実はカナダ、サウジアラビアに次ぐ世界2位の原油埋蔵量(確認埋蔵量)を誇る原油大国なのだ。その武器となっているのが「オイルサンド」という原油を含んだ砂だ。採掘技術の向上と2003年以降の急激な原油価格上昇でオイルサンドからの原油採掘でも採算が取れるようになり、産油量が増え注目を集めている。地元の町は"ゴールドラッシュ"ならぬ"オイルサンドラッシュ"に沸き、オイルサンドは「黒い金」と呼ばれている。オイルサンドの登場で、原油の可採年数は現在の46年から150年以上に延びると言われている。
世界のエネルギー地図を塗り替えると言われている「黒い金」。日本の未来にどんな影響が?
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20120618/
緊急生放送! 「池上彰のエネルギーを考えるSP」 2011年9月18日 テレビ東京
【司会】池上彰大江麻理子 【ゲスト】パックン、松本伊代菊川怜
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エネルギー資源の可採年数 (2007年)
石油     42年
天然ガス  60年
石炭    133年
大江さん、「資源の枯渇とか心配されていますが、石炭はまだ133年分あるんです」
池上さん、「先ほどのように日本の技術は大したものでしょ。で、CO2の排出というものがあるんですけど、その問題を解決できれば、新しいエネルギーに移行するまでの間、つなぎとして十分可能というわけです。そしてそのCO2がどうしても出てしまう効率の悪い国があるんですが、日本の技術をアメリカ、中国とか、使うようになればCO2の排出が少なく効率も良くなってくるんです」
http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamiakira/
『世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日』 橋本淳司/著 PHP研究所 2009年発行
水道技術大国の死角 (一部抜粋しています)
2007年、ドバイの街の噴水から惜しげもなく水が出ている光景を見たときは、本当に驚きました。かって砂漠だった場所は、全自動スプリングクラーで24時間、水を供給した結果、みどりが青々と茂るようになりました。石油高騰によるオイルマネーによってつくられた水が「湯水のごとく」使われていました。
さらに驚いたのは、高いコストをかけて海水を淡水化し、水道水が豊富にあるにもかかわらず、多くの人がボトル水を飲んでいたことです。スーパーマーケットのボトル水売り場の面積は広く、相当数の銘柄が並んでいますが、最も多いのは「マサフィー」というボトル水でした。マサフィーの水源は、UAEアラブ首長国連邦)にそびえる標高1000メートルのマサフィー山麓の地中深く眠る巨大な地下水脈です。
ドバイにはカネが集まり、そして水が集まっていました。オイルマネーは海の水を真水に変え、砂漠を緑にしていました。人々は高価な水道水を飲まず、さらに高価なボトル水を飲んでいました。この光景に違和感を覚えました。
中東の産油・産ガスでは、海水淡水化技術によって水をつくるための投資が、インフラ整備の基幹プロジェクトとなっています。常に水不足に直面する来たアフリカや一部の北米地域でも、海水淡水化技術に対し熱い視線が注がれるようになりました。
海水淡水化とは海水を処理して淡水をつくる技術です。「水の惑星」に存在する水の97.5%は海水で、人間が使える淡水はわずか2.5%しかありません。ですが、海水に含まれる物質(約3.5%の塩分)を取り除くことができれば、淡水として利用できるようになります。
海水淡水化のキーテクノロジーの1つが逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane以下、RO膜)による分離技術です。RO膜は原子力潜水艦のなかでの飲料水確保、スペースシャトルでの生活排水をリサイクルして飲み水にする場合などに活用されます。また浄水処理のほか、半導体や液晶ディスプレイなど電子部品に使う超純水や下水の再利用にも使用されます。
RO膜市場はここ数年、毎年10%ずつ拡大し、2006年には6000億円に達しました。シェア1位は、米ダウ・ケミカル社で3割強ですが、それに続くのが日本の日東電工グループ、東レ東洋紡などで、この分野における日本勢のシェアは約7割になります。
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日本企業の強みはナノテクノロジーを武器とした水処理膜の高機能化です。
ただし利用には大量のエネルギーが必要です。世界が化石燃料への依存を減らす方向へと進むなかで、限りある資源に頼るプラントの存在は微妙です。淡水化の大がかりな利用によって、真水不足という環境問題の代わりに化石燃料の燃焼という別の環境問題が深刻化することになります。
そのため、用途はある程度限られ、水問題を根本から解決する技術にはなっていません。この技術を広く利用するためには、化石燃料に代わって集中型太陽光発電を利用することなどが検討されていますが、まだ実用段階ではありません。
また、廃ブライン(飽和食塩水)処理の問題も残っています。因果関係は立証されていませんが、大量の廃ブラインが投棄されたアラビア湾岸で、養殖真珠が育たなくなったり、漁獲高が減るなどの減少が起きています。
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日本企業は水ビジネスのうち、水そのものを製造する過程で欠かせない役割を果たしています。ですが上下水道の管理・運営の経験はありません。日本はよくも悪くも「職人の国」で、よい製品をつくることは得意ですが、それを使うための市場をつくることのは無頓着です。たとえば「環境技術世界一」を標榜しながら、それを使うことはありません。太陽光電池の技術は世界一ですが、その普及率は低いのです。
ウォーター・バロンをはじめとする世界の水企業は、日本企業がもつ海水淡水化技術、飲料水や工業用水を人工的につくり出す造水技術に熱い視線を向けています。「日本の技術なしではプラントの設計ができない」という声も多く聞きます。
他社の技術が必要なとき、彼らはこれまでどんな手を打ってきたでしょうか。GEのケースを思い出してください。GEは、膜関連材料会社を皮切りに、水処理薬品会社、水処理膜会社と次々に買収し、「水の総合デパート」と自ら標榜するようになりました。
彼らはM&Aを得意としています。すでに日本企業に対する買収攻勢が強まりはじめています。ウォーター・バロンは株式の時価総額で圧倒的に優位な立場にあり、近い将来、買収攻勢が表面化する可能性があります。

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●水資源地図 2025年
水資源に恵まれた国 − オーストラリアを除く先進国
水資源に恵まれていない国 − 中国、南アフリカ、インド、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、中東、赤道の近くにある国(アフリカなど)

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●石油資源地図
中東、ベネズエラ、ロシア

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シェールガス資源地図
中国、アメリカ、アルゼンチン、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、カナダ

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天然ガス資源地図
ロシア、中東、カナダ、アメリ

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●石炭資源地図
アメリカ、ロシア、中国、オーストラリア、インド、ヨーロッパ(ドイツなど)

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どうでもいい、じじいの日記。
9/18、テレビ東京 『>緊急生放送!』という番組で「池上彰のエネルギーを考えるSP」を観た。
池上さん、大江さんがアメリカに行って「シェールガス」の取材していた。
天然ガスの中でも商業生産が難しかった『シェールガス』の開発投資が米国を中心に加速している。掘削技術が発達し、安価に生産できるようになったためだ。今のところ商業生産しているのは米国だけだが、それ以外にも豊富に存在するとされ、開発が進めば世界の天然ガス市場を一変させる可能性もある」
シェールガスは今後の世界のエネルギー地図を一変させる可能性もあるのだそうだ。
これらの地図から何が見えるのか?
面白いことに「水資源」に恵まれた国と富める国の地図を重ねると、オーストラリア、北朝鮮を除けばピッタリ、一致することだ。
問題は中国だ。
中国はいろんな資源に恵まれているが、石油資源がもうすぐ枯渇する。しかし、中国にはシェールガスの資源国であり、石炭の産出国だ。
資源に恵まれない日本。
しかし、日本は水資源には恵まれた。感謝しなくちゃ。